洗髪の最中や洗髪後に多くの髪の毛が抜けているように感じると、不安が膨らむかもしれません。
実際に排水口を見て多くの髪の毛が落ちていると、これが普通の量なのか、それとも髪のボリュームが減ってきている証拠なのかと考えてしまう方が多いようです。
シャンプーの方法や髪の乾かし方、さらに頭皮の状態が抜け毛を左右することはよくありますが、単純に「髪を洗わないこと」が抜け毛を抑える手段になるわけではありません。
本記事では女性が抱えやすい洗髪時の抜け毛の原因や対策を解説し、健やかな頭皮環境を保つためのアドバイスを豊富にご紹介します。
洗髪時に抜け毛が増える理由
髪の毛が抜けやすくなる原因はいろいろありますが、特に洗髪時に抜け毛が目立つことは多いです。
まずは抜け毛が発生するメカニズムを知り、どのような背景があるのか理解を深めるとケアの方向性が見えてきます。
髪の成長サイクルと抜け毛の関係
女性の髪にも成長と退行、そして休止の段階があり、これらをまとめてヘアサイクルと呼び、成長期には髪が太く長く伸び、退行期になると毛根が衰え始め、休止期を経て自然に抜け落ちます。
洗髪時に抜ける毛は、ちょうど休止期を迎えている毛が多いです。髪を洗う場面で自然に抜ける分には異常ではないのですが、あまりに多いと感じた場合はヘアサイクルが乱れている可能性があります。
ヘアサイクルの目安
ヘアサイクルの段階 | 期間の目安 | 特徴 |
---|---|---|
成長期 | 約2~6年 | 髪が太く長く伸びる時期 |
退行期 | 約2~3週間 | 毛根が衰え始め、髪の成長が停止 |
休止期 | 約3~4か月 | 毛根が抜ける準備をする |
脱毛 | 休止期の終わり | 自然に抜け、次の新しい髪が生え始める |
このように髪の寿命がきて抜ける場合と、何らかの原因で早期に抜けやすくなっている場合は区別が必要です。
頭皮環境が悪化するときの兆候
頭皮の環境が乱れると、髪を支える力が弱くなり、抜け毛が増える傾向があり、頭皮が赤く炎症を起こしていたり、フケが大量に出たり、かゆみが続く状態は髪の成長に悪影響を与えます。
過度な皮脂分泌でベタついていたり、逆に乾燥しすぎていたりと、どちらも問題になりやすいです。
対象となりやすい髪の特徴
髪の細い女性や長い髪を保っている女性は、洗髪時に抜け毛が目立ちやすく、長い髪が排水口に絡まると量が多く見えるため、実際よりも抜け毛が増えたように感じることもあります。
またパーマやカラーリングを頻繁に行い、髪が傷んで切れやすくなっている場合も、洗髪中に切れ毛が混ざり「抜け毛が多い」と誤解しがちです。
洗髪後の抜け毛計測の目安
シャンプー後、1回に抜ける髪の本数はおおむね50本~70本ほどといわれますが、個人差が大きいです。
一時的な増減は健康状態やストレスなどにも左右されるため、数日間連続で明らかに増えていると感じたら早めに頭皮の状態を確認することをおすすめします。
女性特有の抜け毛の悩み
女性の抜け毛は男性とは異なる傾向があり、ホルモンバランスや生活習慣など多角的な要因が絡む場合が多いです。女性ならではの悩みを把握し、自分に合ったケアを見つけると安心感が生まれます。
ホルモンバランスと抜け毛
女性ホルモンのエストロゲンは髪の成長をサポートする働きを持ちますが、加齢によるホルモン分泌量の減少や、生理不順、更年期などの影響を受けると、抜け毛が増えたり髪が細くなりやすいです。
妊娠や出産後に抜け毛が急増したという話を耳にすることも多く、これはホルモン変化が大きな要因となっています。
ホルモンバランスと抜け毛の特徴
ライフステージ | ホルモン変動 | 抜け毛の傾向 |
---|---|---|
思春期~20代前半 | ホルモンが安定しやすい | 目立った抜け毛は起きにくい |
20代後半~30代 | ストレスや生活習慣 | 一時的に増減しやすい |
妊娠~出産後 | 急激なホルモン変動 | 一時的に大量の抜け毛が発生する |
更年期以降 | エストロゲンの減少 | 抜け毛やボリューム減少が加速 |
ストレスや生活習慣の影響
ストレスを受けると自律神経やホルモンのバランスが乱れ、血行不良や食欲不振などが起きやすくなり、頭皮への栄養補給が滞ると髪の成長が妨げられ、抜け毛が増えるリスクにつながります。
また、睡眠不足や乱れた食生活は髪の成長を阻害する要因です。
年代別の抜け毛傾向
10代後半から20代前半は、髪が比較的元気で抜け毛の悩みは少ない傾向があり、30代から40代にかけて仕事や家事、育児で忙しくなる方が多く、ストレスや睡眠不足で髪の状態が不安定になりやすいです。
50代以降はホルモン変化により髪が細くなり、本数自体は変わらなくても薄く感じることが増えます。
薄毛と生え際の変化
女性の場合、男性のように頭頂部や生え際から顕著にハゲるパターンは少ないといわれますが、年齢が進むにつれ髪の分け目が広がる・生え際が後退するなど変化は起こりやすくなります。
生え際や分け目の変化はご自身では気づきにくい場合もあるため、定期的に鏡を見てチェックすることが大切です。
どのような洗髪が抜け毛リスクを高めるのか
洗髪の方法やタイミングによっては、頭皮に負担がかかり抜け毛が増えることがあり、髪を洗う回数や洗い方を見直し、頭皮や髪へ与えるダメージを減らす意識が重要です。
髪を洗うタイミングの見直し
髪を洗う時間帯によって頭皮のコンディションは大きく変わります。
夜遅くまで起きて朝シャンプーだけにしている方や、疲れて夜に洗髪を怠る方がいますが、頭皮に汗や皮脂が長時間残っていると毛穴の詰まりや雑菌の増殖を招きます。
昼間に付着した汚れや余分な皮脂は、寝る前にきちんと落としたほうが頭皮に優しいです。
シャンプー剤の成分と洗浄力
洗浄力が強すぎるシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで落とし、結果的に乾燥や過度な皮脂分泌を起こすことがあります。
逆に洗浄力が弱すぎるものを大量に使用すると、頭皮の汚れがうまく落ちず、毛穴のつまり起こして抜け毛につながる場合があり、自身の頭皮の状態や髪質に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。
シャンプー成分と特徴
種類 | 特徴 | 向いている頭皮タイプ |
---|---|---|
高級アルコール系 | 洗浄力が強く泡立ちが良い | 油分が多い方、さっぱり洗いたい方 |
アミノ酸系 | 低刺激で頭皮や髪に優しいが泡立ちは控えめ | 敏感肌、乾燥しがちな頭皮 |
ベタイン系 | マイルドでコンディショナー効果が期待できる | 普通肌、しっとり感がほしい方 |
髪を洗わないことのデメリット
「髪を洗わないで抜け毛が減るのでは」という声もありますが、髪を洗わない時間が長いほど頭皮に皮脂や汚れがたまり、毛穴が詰まって抜け毛を助長するリスクが高まります。
特に皮脂分泌が多い方や汗をかきやすい方は、不衛生な状態が続くとかゆみや炎症が発生しやすくなり、抜け毛を増やす要因になりがちです。
熱いお湯と頭皮への負担
熱すぎるお湯で髪や頭皮を洗うと、必要な油分を一気に洗い流して頭皮が乾燥しやすくなり、頭皮の乾燥はかゆみやフケの原因となり、傷ついた頭皮が抜け毛のリスクを高めます。
ぬるま湯(38℃前後)で優しく洗い流すことを意識すると、髪と頭皮を良い状態に保ちやすいです。
正しい洗髪方法と日常ケア
抜け毛予防のためには、髪を洗う工程の一つひとつを見直すことが欠かせません。シャンプー前の仕込みから洗い方、さらに洗髪後の乾かし方まで、トータルなケアを行うと頭皮環境の改善が期待できます。
シャンプー前の予洗いの重要性
髪を濡らす前にブラッシングを行い、髪のもつれや汚れをざっと落としておくとシャンプーが浸透しやすいです。
その後、ぬるま湯で頭皮と髪を2分ほどしっかり濡らし、浮いた汚れを流すことでシャンプーの泡立ちが良くなり、洗浄効果を高めます。
正しい洗髪工程
工程 | 詳細 | 期待できる効果 |
---|---|---|
ブラッシング | 髪と頭皮の表面を軽くとかす | もつれや余分な汚れを取り除く |
予洗い | ぬるま湯で2分程度念入りに流す | 頭皮と髪をしっかり潤し、汚れを浮かす |
シャンプー | 適量を手に取り泡立ててから頭皮を洗う | 皮脂や汚れを洗い流す |
すすぎ | シャンプー剤を十分に落とす | 頭皮や髪のトラブルを防ぐ |
指の腹を使ったマッサージ
洗髪時は爪を立てず、指の腹で頭皮を軽くマッサージするように洗い、円を描くようなマッサージは血行を促進し、毛穴に詰まった汚れを浮かせやすくなります。
爪を立ててゴシゴシこすると頭皮に傷がつき、炎症を引き起こす場合があるため注意が必要です。
洗い流しとすすぎ残し
シャンプーやトリートメントのすすぎ残しは、頭皮トラブルの大きな原因になり、後頭部や耳の裏側は泡が残りやすいので、しっかりお湯を当てて流しましょう。
トリートメントは毛先を中心につけ、頭皮には直接つけないようにするとベタつきを抑えられます。
髪の乾かし方と頭皮ケア
洗髪後は自然乾燥ではなく、タオルドライで水分をしっかり吸収したうえでドライヤーを使用し、頭皮から乾かし、髪の根元を適度に立ち上げるように風を当てると湿気がこもりにくいです。
ドライヤーの熱が強すぎるとダメージの原因になるため、適度な距離(20cm程度)を保って乾かします。
洗髪時の抜け毛を減らすための習慣
正しい洗髪方法だけでなく、日常生活での習慣や体調管理も抜け毛の予防に関わってきます。頭皮や髪は体内環境と深くつながっているため、バランスの良い生活を意識したいところです。
食事と栄養バランス
髪はタンパク質から作られているため、肉や魚、大豆製品などの良質なタンパク質を毎日の食事に取り入れると髪の成長をサポートできます。
ビタミンやミネラル、特に亜鉛や鉄分を意識的に摂取することも大切です。偏った食事は頭皮に栄養が届きにくくなり、抜け毛を増やす要因になります。
髪の健やかな成長を助ける主な栄養素
栄養素 | 働き | 含まれる食品 |
---|---|---|
タンパク質 | 髪を構成する主要成分 | 肉、魚、卵、大豆製品 |
ビタミンB群 | 細胞の代謝やエネルギー産生を助ける | レバー、豆類、豚肉、玄米 |
亜鉛 | 髪の形成に必要な酵素の働きを補助 | 牡蠣、牛肉、ナッツ類 |
鉄分 | 血行促進や酸素運搬に関与 | レバー、ほうれん草、赤身肉 |
ビタミンE | 抗酸化作用で頭皮環境を整える | アーモンド、アボカド、うなぎ |
適度な運動とストレス解消
軽いウォーキングやヨガなどの運動は血流を促進し、頭皮へ栄養が届きやすくなります。
ストレスを溜め込むとホルモンバランスが乱れがちになるため、適度な運動や趣味に打ち込むなどしてリラックスする時間を確保すると良い影響が期待できます。
・ウォーキングやジョギングなど有酸素運動で血行を促す
・ヨガやストレッチで副交感神経を優位にする
・深呼吸や腹式呼吸で気持ちを落ち着かせる
サプリメントと有用成分
食事だけで栄養素を十分に補いにくい場合、サプリメントを活用することも選択肢となり、亜鉛や鉄分、ビタミンなどは髪の成長に重要な役割を担うため、継続的な摂取がポイントです。
ただし過剰摂取は体調不良の原因となる場合もあるので、用量を守りつつ医師や薬剤師に相談して選びましょう。
定期的な頭皮チェック
抜け毛の量は日々のコンディションや季節によって変わることがあり、頭皮のかゆみやフケ、赤みなどの異常が続くときは、皮膚科や美容皮膚科で早めに相談して原因を特定したほうが安心です。
定期的に鏡やスマホ撮影で頭皮や分け目をチェックし、気になる変化があれば早期対応に努めましょう。
シャンプー・トリートメント選びのポイント
洗髪時の抜け毛を減らすには、頭皮環境を整える洗浄アイテムの選び方が重要になります。市販品からサロン専売品まで様々なタイプがありますが、それぞれの特徴を理解した上で選ぶと失敗しにくいです。
頭皮に優しい成分
添加物や刺激の強い合成香料が少なく、低刺激な界面活性剤が使われているシャンプーは頭皮トラブルを起こしにくい傾向があります。
アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分は頭皮に優しく、必要な油分まで奪いすぎないメリットで、フケやかゆみを感じやすい方には、薬用シャンプーを試すのも一案です。
・アミノ酸系なら頭皮のバリア機能を守りやすい
・植物由来成分配合のものは刺激が少ない傾向
・香料や着色料が少ないものを選ぶと安心感が高い
市販シャンプーとサロン専売品
市販シャンプーは手に取りやすく価格も手頃ですが、洗浄力が強すぎるタイプも多いです。
一方、サロン専売品は成分にこだわりがあり、髪や頭皮に配慮した設計のものが多いですが、やや値段が高めな傾向があります。両者のバランスを比較し、自分の頭皮状態に合ったものを選ぶことが大切です。
シャンプーを選ぶ際に注目すべき要素
要素 | チェックポイント |
---|---|
洗浄成分 | アミノ酸系、ベタイン系、高級アルコール系など |
保湿成分 | ヒアルロン酸、セラミド、天然由来オイル |
防腐剤・添加物 | パラベンフリー、合成香料の有無 |
価格帯 | 市販品は数百円~、サロン専売品は数千円~ |
洗髪後の頭皮ケアアイテム
シャンプーだけでなく、頭皮用のエッセンスや育毛ローションなどを使う方法もあり、頭皮マッサージと組み合わせることで血行を促し、抜け毛予防につなげることができます。
保湿成分や栄養素が含まれるタイプを選び、洗髪後の頭皮がまだ温まっているタイミングで使うと効果を感じやすいです。
シャンプーの使い分け
コンディションによっては、週に数回だけ薬用シャンプーを使い、その他の日は低刺激タイプを使うといった使い分けも有効です。
カラーリングをしている場合はカラー専用シャンプー、頭皮の皮脂が多い夏場はさっぱり系といったように、季節や髪質に応じてうまく使い分けると抜け毛を抑えやすくなります。
クリニックで相談できる治療やケア
シャンプー選びや生活習慣の改善でも抜け毛がなかなか改善しない場合は、皮膚科や美容皮膚科で専門的なアドバイスを受けると安心です。
自己流のケアでは気づけない頭皮や髪の問題が潜んでいるかもしれません。
頭皮診断とカウンセリング
クリニックでは専門の機器を使い、毛穴のつまりや頭皮の血行状態をチェックすることができ、また、写真や拡大鏡を使った頭皮診断で、抜け毛の原因を多角的に分析します。
カウンセリングでは生活習慣や既往歴をもとに、個人に合ったケア方法を提案してもらえるでしょう。
クリニックで行う頭皮チェック
チェック項目 | 目的 |
---|---|
毛穴のつまり具合 | 皮脂やフケの蓄積状況 |
頭皮の炎症や赤み | かゆみやフケの原因を探る |
毛髪の太さや密度 | ヘアサイクルの乱れを見極める |
カウンセリング内容 | 生活習慣、ストレス、睡眠時間などの確認 |
内服・外用治療の選択肢
女性の抜け毛治療には、内服薬や外用薬の選択肢があり、ビタミン剤やミネラル剤を補う内服薬、頭皮に直接作用する育毛ローション、発毛成分を含む外用薬など、症状や体質によって使い分けます。
医師が診察で毛髪の状態を確認し、必要に応じて処方を行います。
メソセラピーや注入療法
育毛メソセラピーや幹細胞由来成分を注入するなど、クリニック独自の施術が行われる場合があり、頭皮に直接栄養を届けることで髪の成長をサポートするといったアプローチです。
これらの施術は個人差があるものの、洗髪時の抜け毛軽減を期待する患者さんも少なくありません。
・頭皮に成長因子やビタミンなどを注入
・麻酔やクーリングを併用し痛みを軽減
・複数回の施術で持続的な効果を目指す
美容皮膚科での育毛ケア
美容皮膚科ではスカルプケア用の医療機器やトリートメントを提供している施設もあります。
低出力レーザーや高周波を使い頭皮の血行を促すなど、家庭ではなかなかできないケアを受けられるメリットがあります。
シャンプーやトリートメントのアドバイスだけでなく、生活指導も含め総合的にサポートしてもらうと良い結果が期待できるでしょう。
よくある質問
洗髪時の抜け毛に関する悩みは人それぞれですが、共通して多い疑問点をまとめました。クリニックを受診する前に疑問を解消しておくと、スムーズな受診につながります。
抜け毛と薄毛の目安は何本くらい?
1日に抜ける髪の本数は50~100本程度が一般的ですが、季節や体調によって増減があり、特に秋口や体調を崩した後は抜け毛が増える場合があります。
目立って量が増えたと感じるときは、数日間チェックしてみて、明らかに増えているようなら頭皮環境を確認してください。
髪が洗えない日はどうしたらいい?
仕事や外出先でどうしても洗髪できない日があるときは、頭皮に汗や皮脂が多く残ったままにならないよう、タオルやウェットシートでこまめに拭き取るのも一つの方法です。
翌日にはしっかり洗髪し、髪を清潔な状態に戻すと抜け毛リスクを減らしやすくなります。洗いすぎも良くないですが、長期間髪を洗わないことは頭皮によくありません。
シャンプーを変えたほうがいいタイミングは?
シャンプーを使った後に頭皮がかゆくなる、フケが急に増えた、髪がきしむなど異常を感じたときは、別のシャンプーを試すタイミングかもしれません。
季節の変わり目などは頭皮環境が変化するため、やや保湿力が高いもの、逆に皮脂が多いと感じればさっぱりしたものを選ぶなど、柔軟に調整すると良いです。
クリニックに行くタイミングの見極め
頭皮トラブルが長期間続き、洗髪時の抜け毛が明らかに増えていると感じたら、皮膚科や美容皮膚科で相談してください。早めに対処すると重症化を防ぎ、効果的な治療やケアを受けられる可能性が高まります。
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