薄毛や抜け毛の悩みに対し、外側からのヘアケアだけでは限界を感じていませんか。体の内側から働きかける内服薬(飲み薬)での治療は、女性の薄毛改善における重要な選択肢の一つです。

しかし、どのような薬があり、自分には何が合うのか、副作用はないのか、多くの疑問や不安があることでしょう。

この記事では、皮膚科などの医療機関で処方される女性の薄毛治療薬に焦点を当て、その種類や特徴、効果、そして注意点について、分かりやすく解説していきます。

なぜ内服薬(飲み薬)での治療が選択されるのか

薄毛対策というと、まず育毛剤やシャンプーといった外用剤(塗り薬)を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、症状の改善を目指す上で、内服薬によるアプローチが非常に有効な場合があります。

体の内側から髪の成長環境を整えるという考え方について、まずは理解を深めましょう。

外側からのケアの限界

育毛剤やスカルプケア製品は、頭皮の血行を促進したり、栄養を補給したりすることで、頭皮環境を整え、今ある髪を健康に保つ助けになり、薄毛の予防や初期段階のケアとしてはとても重要です。

しかし、薄毛の根本的な原因がホルモンバランスの乱れや体内の栄養不足、あるいは何らかの疾患にある場合、外側からのアプローチだけでは十分な効果が得られないことがあります。

髪の毛は皮膚の一部であり、成長は皮膚のさらに奥深くにある毛包という器官で行われます。

毛包内の毛母細胞が分裂して髪は作られますが、その働きは血流によって運ばれるホルモンや栄養素の状態に大きく左右されるため、表面的なケアだけでは届かない領域が存在するのです。

体の内側から髪の成長を促すという考え方

内服薬による治療は、有効成分を血流に乗せて体の中から直接毛根に届け、髪の成長を根本からサポートすることを目的とします。

口から摂取された薬の成分は、消化管で吸収され、血液を通って全身を巡り、頭皮の毛細血管から毛母細胞へと届けられます。

全身的なアプローチにより、髪の成長を妨げる男性ホルモンの働きを抑制したり、髪の主成分となるアミノ酸やビタミン、ミネラルを効率的に補給したりすることで、毛母細胞が活発に働きやすい体内環境を整えます。

内服薬と外用薬のアプローチの違い

項目内服薬(飲み薬)外用薬(塗り薬)
作用の仕方血流を介して体内から毛根に作用する頭皮に直接塗布し、毛根に浸透させる
主な目的薄毛の根本原因(ホルモン、栄養など)に働きかける頭皮の血行促進や環境改善
特徴全身的に作用し、より根本的な改善が期待できる。医師の診断と処方が必要。局所的に作用し、手軽に始められる。ドラッグストアでも購入可能。

治療には医師による正確な診断が重要

内服薬は、効果が期待できる一方で、体全体に影響を及ぼすため、副作用のリスクも伴います。また、女性の薄毛の原因は一つではありません。

加齢やホルモンバランスの乱れによるFAGA(女性男性型脱毛症)、鉄欠乏性貧血などによる栄養不足、自己免疫疾患である円形脱毛症、甲状腺機能の異常など、さまざまな可能性が考えられます。

原因によって用いるべき薬は全く異なり、鉄欠乏が原因の方にホルモンに作用する薬を処方しても効果は期待できません。

自己判断で海外から個人輸入した薬などを服用することは、効果がないばかりか、予期せぬ副作用やアレルギー反応を起こし、深刻な健康被害を招く危険性があります。

安全で効果的な治療を行うためには、まず医療機関で医師による正確な診断を受け、自分の薄毛の原因を特定することが何よりも大切です。

治療の前に知るべき女性の薄毛の主な原因

適切な内服薬を選ぶためには、まずご自身の薄毛がなぜ起きているのか、原因を知る必要があります。女性の薄毛は男性とは異なり、複数の要因が絡み合っていることが少なくありません。

びまん性脱毛症とFAGA(女性男性型脱毛症)

女性の薄毛で最も一般的なのが、特定の部位だけでなく頭部全体の髪が均等に薄くなる、びまん性脱毛症です。髪の毛一本一本が細くなり、ハリやコシが失われることで、全体のボリュームが減少します。

特に分け目や頭頂部の地肌が透けて見えるようになり、びまん性脱毛症の中でも、女性ホルモンの減少と男性ホルモンの影響が関わっているものがFAGA(女性男性型脱毛症)です。

加齢、特に更年期を迎える40代後半から50代にかけては、髪の成長を司る女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少し、相対的に男性ホルモンの影響が強まり、髪の成長期が短縮されてしまいます。

髪が十分に太く長く育つ前に抜け落ち、次の髪が生えるまでの休止期が長くなるというヘアサイクルの乱れが生じ、薄毛が進行するのです。

栄養不足による脱毛

髪の毛は、ほとんどがケラチンというタンパク質でできています。

そのため、無理なダイエットや偏った食生活でタンパク質の摂取量が不足すると、髪の材料そのものが足りなくなり、健康な髪を作ることができません。

また、タンパク質を髪の毛に合成する際には、亜鉛というミネラルが酵素の働きを助ける重要な役割を果たします。さらに、頭皮に酸素と栄養を運ぶ血液の成分であるヘモグロビンを作るためには鉄分が必須です。

女性は月経により鉄分を失いやすいため、潜在的な鉄欠乏状態(フェリチン低値)にあることが少なくありません。栄養素が不足すると、髪はやせ細り、ツヤを失い、抜けやすくなってしまいます。

髪の健康に重要な栄養素

栄養素主な働き多く含まれる食品
タンパク質髪の主成分であるケラチンの材料となる肉、魚、卵、大豆製品
亜鉛タンパク質の合成を助け、毛母細胞の分裂を促す牡蠣、レバー、牛肉、ナッツ類
鉄分血液中のヘモグロビンの材料となり、頭皮への酸素供給を助けるレバー、赤身肉、ほうれん草、ひじき

甲状腺疾患などの病気が原因の場合

薄毛や抜け毛が、他の病気の一症状として現れることもあり、代表的なものが甲状腺の病気です。甲状腺ホルモンは、体の新陳代謝を活発にする働きがあり、髪の毛の成長にも深く関わっています。

甲状腺ホルモンが過剰になる甲状腺機能亢進症(バセドウ病)でも、不足する甲状腺機能低下症(橋本病など)でも、びまん性の脱毛が起こることがあります。

その他、膠原病などの自己免疫疾患や、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)といった婦人科系の疾患が背景に隠れている可能性も考えられます。

急激な抜け毛や、体全体の倦怠感、体重の増減など、他の体調不良を伴う場合は、まず原因となる病気がないかを血液検査などで調べることが重要です。

女性の薄毛治療で中心となる内服薬 スピロノラクトン

医療機関で女性のFAGA(女性男性型脱毛症)の治療を行う際、中心的な役割を果たす内服薬の一つがスピロノラクトンです。

もともとは高血圧の治療などに用いられる利尿薬ですが、男性ホルモンを抑制する作用が薄毛治療に応用されています。

スピロノラクトンの働き

スピロノラクトンは、腎臓でアルドステロンの働きを抑えることで利尿作用を示しますが、同時に、男性ホルモン(アンドロゲン)が毛乳頭細胞にある受容体と結合するのを阻害する働きも持っています。

男性ホルモンであるテストステロンは、5αリダクターゼという酵素の働きで、より強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。

DHTが毛乳頭細胞のアンドロゲン受容体に結合すると、髪の成長を抑制する信号が出され、髪の成長期が短くなるのです。

スピロノラクトンは、DHTが受容体に結合するのをブロックすることで、ヘアサイクルの乱れを是正し、抜け毛を減らして髪の成長を助ける効果が期待されます。

期待できる効果と特徴

スピロノラクトンの服用により、FAGAの主な原因である男性ホルモンの影響を内側から抑えることができます。

このことにより、抜け毛の減少、髪のハリやコシの改善、そして細くなった髪の毛が太く成長するといった効果が期待されます。特に、頭頂部や分け目の薄毛が気になる方に有効性が高いです。

効果を実感するまでには個人差がありますが、一般的には服用を開始してから最低でも6ヶ月、多くは1年程度の継続が必要です。

副作用と服用時の注意点

スピロノラクトンは利尿薬であるため、服用初期に尿量が増えたり、のどが渇いたり、脱水や血圧の低下(めまい、立ちくらみ)が起こることがあります。

また、ホルモンに作用する薬であるため、生理不順や不正出血、胸の張りや痛みなどが起こることもあります。

最も注意すべき重大な副作用として、血液中のカリウム濃度が異常に高くなる高カリウム血症があり、進行すると不整脈などを起こす危険性があります。

そのため、服用中は定期的な血液検査でカリウム値や腎機能などをチェックすることが非常に重要です。

  • 血圧低下、めまい、立ちくらみ
  • 生理不順、不正出血、乳房の張り・痛み
  • 高カリウム血症(初期症状として手足のしびれ、吐き気、脱力感など)
  • 腎機能障害

服用できない、あるいは注意が必要な方

腎機能に障害のある方や、すでに高カリウム血症と診断されている方、アジソン病の方はスピロノラクトンを服用できません。

また、妊娠中、授乳中、あるいは妊娠を計画している女性は、男性胎児の性分化に影響を及ぼす可能性があるため、絶対に服用してはいけません。

服用中に妊娠が判明した場合は、直ちに服用を中止し、医師に相談してください。

髪の栄養を補給する内服薬 パントガール

スピロノラクトンがホルモンに働きかける守りの治療薬だとすれば、髪の成長に必要な栄養素を補給し、発毛を促す攻めの治療薬として用いられるのがパントガールです。

世界で初めて女性のびまん性脱毛症への効果と安全性が認められた内服薬として知られています。

パントガールの主成分とその役割

パントガールには、健康な髪の成長に欠かせない特殊な栄養成分が、バランス良く配合されています。

中心となるのは、薬用酵母、ケラチン、アミノ酸の一種であるL-シスチン、ビタミンB群の一種であるパントテン酸カルシウムです。

成分が体内で協力し合うことで、毛根の代謝活動を細胞レベルで活発にし、強く健康な髪の毛が作られるのを内側からサポートします。

パントガールの主な有効成分

成分名主な役割
薬用酵母ビタミンB群やタンパク質、ミネラルを豊富に含み、毛根に総合的な栄養を供給する。
ケラチン髪の毛の主成分そのものであり、髪の構造を内側から強化し、ダメージに強い髪を作る。
L-シスチンケラチンを構成する重要なアミノ酸の一種で、強くしなやかな髪の形成に不可欠。
パントテン酸カルシウムビタミンB5とも呼ばれ、毛母細胞の働きを活性化させ、髪の成長を促進する。

どのような薄毛に効果が期待できるか

パントガールは、特定の原因に限定されず、女性のびまん性脱毛症全般に効果が期待できます。

FAGA(女性男性型脱毛症)の補助療法としてはもちろんのこと、栄養不足やストレス、疲労などが原因で起こる抜け毛や、髪質の低下(細くなる、もろくなる、ツヤがなくなるなど)の改善に有効です。

また、産後のホルモンバランスの変化による抜け毛(分娩後脱毛症)に悩む方にも用いられることがあります。

ホルモンに直接作用する薬ではないため、比較的幅広いタイプの女性の薄毛に対応できるのが大きな特徴です。

安全性と副作用について

パントガールの大きな特徴は、安全性の高さです。

主成分はビタミンやタンパク質、アミノ酸といった食品にも含まれる栄養素であり、重篤な副作用の報告はほとんどなく、長期にわたって安心して服用を続けることができます。

ごくまれに、軽い腹痛や吐き気、下痢などの胃腸症状が出ることがありますが、その場合も服用を続けるうちに体が慣れて治まることがほとんどです。

ただし、主成分である薬用酵母やその他の成分に対してアレルギーのある方は服用できません。

その他の内服薬 ミノキシジルタブレット

薄毛治療の内服薬として、ミノキシジルタブレット(通称ミノタブ)という薬があります。非常に強力な発毛効果を持つ一方で、取り扱いには細心の注意が必要な、いわば諸刃の剣とも言える薬です。

ミノキシジルタブレットの強力な発毛作用

ミノキシジルは、もともと治療が困難な高血圧の患者さんに使用される強力な降圧剤として開発された成分です。

血管を強力に拡張させる作用があり、その副作用として全身の多毛が認められたことから、発毛剤として応用されるようになりました。

内服薬であるミノキシジルタブレットは、外用薬(塗り薬)よりも吸収率が高く、血中から毛乳頭細胞に直接働きかけるため、非常に強力な発毛効果を示します。

女性への使用は適応外であり慎重な判断が必要

ここで非常に重要なことは、日本ではミノキシジルタブレットは薄毛治療薬として国から承認されていない、ということです。皮膚科などで処方される場合でも、それは医師の裁量による適応外使用となります。

特に女性への使用に関しては、大規模な臨床試験による安全性が確立されておらず、脱毛症の診療ガイドラインでも、利益と危険性が十分に検証されていないとして、行うべきではないと明確に記されています。

ミノキシジルタブレットの要点

項目解説
効果強力な発毛作用が期待できるが、全身の多毛も起こりやすい。
日本の承認状況薄毛治療薬としては未承認(降圧剤としても現在はほとんど使用されない)。
女性への使用診療ガイドラインでは非推奨。処方には医師の慎重な判断と厳重な管理が必要。

注意すべき副作用のリスク

ミノキシジルタブレットは、効果が強力な分、副作用のリスクも他の薬に比べて格段に高くなります。最も注意すべきは、心臓や血管系への影響です。

本来が降圧剤であるため、動悸、息切れ、胸の痛み、頻脈、そして血圧の過度な低下によるめまいや立ちくらみ、失神などが起こる可能性があります。

また、体内の水分バランスが崩れることによる手足や顔のむくみも比較的多く見られます。さらに、発毛効果は全身に及ぶため、腕や足、背中、そして顔の産毛が濃くなる多毛症も高頻度で起こります。

  • 心血管系:動悸、息切れ、胸痛、頻脈、心肥大
  • 血圧関連:低血圧、めまい、立ちくらみ
  • その他:手足や顔のむくみ、体重増加、全身の多毛症

医師による処方と治療の進め方

女性の薄毛に対する内服薬治療は、医師の専門的な管理のもとで進めることが、安全と効果の両面から見て絶対条件です。

個人輸入の危険性と偽造薬のリスク

インターネット上では、海外から薄毛治療薬を安価に個人輸入できるサイトが見受けられますが、極めて危険な行為です。

海外で流通している薬には、有効成分が入っていない偽造薬や、表示されている量の半分しか含まれていないもの、不衛生な環境で製造され、有害な不純物や全く別の成分が混入している粗悪品が紛れ込んでいます。

深刻な健康被害につながるケースも後を絶ちません。薬は必ず、信頼できる医療機関で処方を受けてください。

個人輸入のリスク

リスクの種類具体的な危険性
偽造薬・粗悪品有効成分が含まれていない、あるいは有害物質が混入している可能性がある。
健康被害予期せぬ副作用やアレルギーが出ても適切な対処ができず、重篤な状態に陥る危険がある。
不適切な使用自分の症状に合わない薬を使用し、効果がないばかりか症状を悪化させる。

治療開始から効果判定までの流れ

医療機関では、まず詳細な問診と診察、必要に応じて血液検査などを行い、薄毛の原因を診断します。

診断に基づき、患者さん一人ひとりの状態、年齢、ライフスタイル、希望を考慮して、治療薬と用法用量を決定します。

治療開始後は、1〜3ヶ月ごとに通院し、頭部の写真撮影による客観的な効果の判定と、副作用の有無をチェックします。副作用のチェックでは、問診に加えて血圧測定や定期的な血液検査などが重要です。

効果が不十分な場合や、副作用が出た場合には、薬の量を調整したり、種類を変更・追加したりします。

外用薬や他の治療との組み合わせ

内服薬による治療は、他の治療法と組み合わせることで、相乗効果が期待できます。最も一般的なのは、ミノキシジル外用薬(塗り薬)との併用です。

内服薬が体の中から髪の成長環境を整え、外用薬が頭皮から直接毛根に働きかけることで、より高い発毛効果を目指します。

また、バランスの取れた食事や十分な睡眠といった生活習慣の改善も、薬の効果を最大限に引き出すためには欠かせません。

クリニックによっては、LEDの光を頭皮に照射する治療や、頭皮に直接有効成分を注入する治療などを組み合わせることもあります。

よくある質問(Q&A)

最後に、女性の薄毛治療で用いる内服薬に関して、多くの方が抱く疑問についてお答えします。

Q
薬の服用をやめたら、また元に戻ってしまいますか
A

FAGA(女性男性型脱毛症)のような進行性の脱毛症に対する内服薬治療は、薄毛の根本原因に働きかけて症状の進行を抑えている状態です。病気を完治させているわけではありません。

服用を中止すると、薬によって抑制されていた薄毛の要因が再び活性化し、数ヶ月から1年程度の時間をかけて、治療を始める前の状態に戻っていくと考えられます。

効果を維持するためには、医師の指示のもとで継続的に服用を続けることが基本です。減薬や中止を検討する際も、必ず自己判断せず、担当の医師に相談してください。

Q
妊娠中や授乳中に服用できる薬はありますか
A

スピロノラクトンやミノキシジルタブレットは、妊娠中や授乳中の女性は服用することができません。胎児や乳児への安全性が確立されておらず、悪影響を及ぼす可能性があるためです。

パントガールも、安全性が高い薬ではありますが、治療上の有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合を除き、妊娠中・授乳中の服用は原則として推奨されません。

将来的に妊娠を希望している方も含め、治療を開始する前には、必ず医師にその旨を伝えることが重要です。

Q
副作用が心配です。どのようなことに注意すれば良いですか
A

最も重要なのは、医師に指示された用法用量を厳守すること、そして定期的な診察と検査を必ず受けることです。

定期的な検査は、自覚症状のない副作用(高カリウム血症や肝機能障害など)を早期に発見するために行います。

また、服用を開始してから体調に何らかの変化、めまい、むくみ、不正出血、普段と違う倦怠感などを感じた場合は、些細なことでも、すぐに処方を受けた医療機関に相談してください。

Q
治療にはどのくらいの費用がかかりますか
A

女性の薄毛治療で用いられる内服薬は、残念ながら健康保険の適用外となり、自由診療(自費診療)となります。

薬の種類や処方される量によっても変わりますが、一般的には1ヶ月あたり1万円から3万円程度が目安となることが多いようです。

治療を始める前に、カウンセリングなどで、薬の費用だけでなく、診察料や検査料も含めた治療全体の総額について、明確な説明を受けましょう。

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