10年以上にわたり、薄毛と向き合い、AGA治療を続けてこられた皆様へ。これまでの治療で「効果がない」と感じたり、今後の方向性に悩んだりしていませんか。

この記事では、長期的な治療経験を持つ方だからこそ直面する課題に焦点を当て、治療方針の見直しや、デュタステリド、高用量ミノキシジルといった新たな選択肢、そしてQOL(生活の質)を重視した考え方まで、専門的な視点から詳しく解説します。

そして、記事の最後で10年以上治療を続けてきた方向けにおすすめのAGAクリニックの価格比較表をお届けします。

目次

10年以上の薄毛と向き合ってきた方へ – 治療方針の見直しと新たな選択肢

長期間AGA治療を継続していると、治療開始当初とは異なる悩みや疑問が生じます。

特に「最近、効果が薄れてきたのでは?」という感覚は、多くの方が経験するものです。しかし、それは必ずしも治療の失敗を意味するわけではありません。

ご自身のAGAの進行ステージと、これまでの治療内容を客観的に評価し、今後の治療方針を再構築する重要な時期に来ているのかもしれません。

なぜ今、治療方針の見直しが重要なのか

AGA治療方針見直しとセカンドオピニオン相談シーン

10年以上という長い年月、治療を続けてきたからこそ、現状を正しく把握し、次の戦略を立てることが大切です。

治療効果の感じ方が変化するのは、薬への「耐性」ではなく、AGAの進行状態や年齢的な変化が影響している可能性があります。

ここで一度立ち止まり、専門医と共にこれまでの治療を振り返ることが、今後のQOL(生活の質)を大きく左右します。

長期治療で感じる「効果がない」という感覚の正体

フィナステリドなどの治療薬を長期間服用して「効果がなくなってきた」と感じる場合、医学的な意味での「耐性」ができたと考える方は多いようです。

しかし、実際にはAGA治療薬で明確な耐性が形成されるという学術的な報告はほとんどありません。

効果が実感しにくくなる主な要因は、AGA自体の自然な進行や、治療効果のピークを過ぎて安定期に入ったことなどが考えられます。

つまり、治療が効かなくなったのではなく、現状維持が治療の成果であるという見方も重要です。

AGAの進行ステージと治療の限界

AGAは進行性の脱毛症であり、そのステージによって治療への反応や期待できる効果は異なります。

治療開始が遅れ、毛母細胞の活動が完全に停止してしまった毛穴から、再び髪を生やすことは現代の医学でも困難です。

ご自身の現在の進行ステージを専門医に正確に診断してもらい、薬物治療でどこまでを目指せるのか、その「限界」を現実的に理解することが、精神的な負担を軽減し、前向きに治療を続けるための鍵となります。

専門医と相談するセカンドオピニオンの価値

現在の治療に疑問や不安を感じるなら、別の専門医の意見を聞く「セカンドオピニオン」を積極的に活用しましょう。これは、主治医を変えるということではありません。

異なる視点からのアドバイスを得ることで、現在の治療法の妥当性を再確認したり、自分では気づかなかった新たな選択肢を発見したりするきっかけになります。

特に長期治療者にとっては、客観的な評価が治療のやめどきや方針転換の重要な判断材料となります。

信頼できるクリニックの選び方

セカンドオピニオンを求めるクリニックを選ぶ際は、いくつかの点を確認することが重要です。

単に薬を処方するだけでなく、患者一人ひとりの長期的な経過を考慮し、多角的な治療提案ができるクリニックを選びましょう。

確認項目良いクリニックの傾向注意すべきクリニックの傾向
カウンセリング時間をかけて現状や悩みをヒアリングするすぐに高額な治療を勧める
治療提案複数の選択肢と各々の費用・副作用を説明する特定の治療法しか提案しない
医師の専門性AGA治療の実績や症例が豊富である専門医としての経歴が不明確

デュタステリドへの切り替え – フィナステリドから一歩進んだ治療薬

フィナステリドによる治療を長期間続けても、薄毛の進行が止まらない、あるいは更なる改善を望む場合、デュタステリドへの切り替えが有効な選択肢となります。

デュタステリドは、フィナステリドとは異なる作用を持ち、より強力にAGAの原因物質を抑制することが分かっています。

デュタステリドとフィナステリドの作用の違い

デュタステリドとフィナステリド作用メカニズム比較図

AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)です。このDHTは、5αリダクターゼという酵素の働きによって生成されます。

フィナステリドが主にⅡ型の5αリダクターゼを阻害するのに対し、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方を阻害します。この違いが、効果の差となって現れます。

DHT抑制効果の比較

デュタステリドは、フィナステリドよりも広範囲に作用するため、血中のDHT濃度をより強力に低下させる効果が報告されています。

これにより、フィナステリドでは効果が不十分だった方でも、改善が見られる可能性があります。

項目デュタステリド(ザガーロ)フィナステリド(プロペシア)
阻害する酵素5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型5αリダクターゼⅡ型
DHT抑制効果より強力強力
国内承認2015年2005年

切り替えを検討すべきタイミングと費用

フィナステリドを1年以上継続しても効果に満足できない場合や、薄毛の進行が続いていると感じる場合が、デュタステリドへの切り替えを検討する一つの目安です。

ただし、自己判断での切り替えは危険です。必ず専門医に相談し、ご自身の状態に適しているか、副作用のリスクはどうかを十分に確認した上で判断しましょう。

費用面では、ジェネリック医薬品の登場により、以前よりも負担は軽減されていますが、フィナステリドに比べて高くなる傾向があります。

ミノキシジルタブレット5mgの本格投与 – 内服治療の基本用量と効果

ミノキシジル5mg内服後の発毛タイムライン

AGA治療において、フィナステリドやデュタステリドが「守り」の治療薬なら、ミノキシジルは「攻め」の治療薬と位置づけられます。

特に内服薬であるミノキシジルタブレット(ミノタブ)は、外用薬よりも高い発毛効果が期待でき、多くのクリニックで処方されています。ここでは、標準的な用量である5mgの効果について解説します。

ミノキシジル内服薬の役割

ミノキシジルは血管を拡張させ、血流を促進する作用があります。これにより、毛根にある毛母細胞が活性化され、発毛が促されると考えられています。

もともとは高血圧の治療薬として開発された経緯があり、その作用機序から、既存の毛髪を太く長く育てるだけでなく、休止期にある毛根を刺激して新たな発毛を促す効果も期待できます。

「守り」と「攻め」の治療薬

治療薬の種類主な作用位置づけ
フィナステリド/デュタステリドAGAの進行を抑制する守りの治療
ミノキシジル発毛を促進する攻めの治療

5mg投与で期待できる効果と期間

ミノキシジルタブレット5mgは、多くのAGA専門クリニックで処方される標準的な用量です。服用を開始してから3ヶ月から6ヶ月ほどで、初期脱毛を経て徐々に効果を実感し始める方が多いです。

産毛のような細い毛が生え始め、次第に太く長い毛髪へと成長していきます。効果のピークは服用開始後1年から2年程度で見られることが一般的ですが、個人差が非常に大きい薬でもあります。

効果不十分な場合の10mg増量 – リスクと効果のバランス

ミノキシジル5mgから10mgへの増量フローチャート

ミノキシジルタブレット5mgを一定期間継続しても、期待したほどの効果が得られない場合、専門医の判断のもとで10mgへの増量が検討されることがあります。

しかし、用量を増やせば効果が高まる可能性がある一方で、副作用のリスクも増大します。増量を決断する前に、そのリスクと効果を天秤にかけ、慎重に判断することが重要です。

増量を検討する前の確認事項

安易な増量は避けるべきです。まずは現在の治療が本当に「効果がない」のかを客観的に評価する必要があります。

服用期間は十分か、フィナステリドなど他の治療薬は併用しているか、生活習慣に問題はないかなど、多角的な視点から現状を見直しましょう。

専門医による進行度の再評価

増量を考える前に、まずは専門医による診察を受け、現在の頭皮や毛髪の状態をマイクロスコープなどで詳細に確認してもらうことが大切です。

AGAの進行ステージや毛根の状態によっては、増量しても効果が見込めないケースもあります。セカンドオピニオンを求め、別の医師の意見を聞くのも良いでしょう。

10mgへの増量に伴う副作用のリスク

ミノキシジルの用量を増やすと、血圧低下や心臓への負担、むくみ、多毛症といった副作用の発現率が高まる可能性があります。

特に、もともと血圧に問題がある方や、心臓に持病がある方は、増量に対して極めて慎重な判断が求められます。

増量判断のためのチェックリスト

  • 5mgの用量で6ヶ月以上継続したか
  • 専門医による増量の提案があったか
  • 副作用のリスクについて十分な説明を受けたか
  • 定期的な健康診断や血圧測定を行っているか

ミノキシジルタブレット高用量の副作用管理 – 心臓・血圧への影響と対策

高用量ミノキシジル副作用部位マップ

ミノキシジルタブレットを高用量(10mgなど)で服用する場合、その発毛効果への期待と同時に、副作用への十分な理解と対策が不可欠です。

特に心臓や血圧への影響は、QOLを著しく低下させる可能性があるため、専門医の指導のもとで厳格な管理が求められます。

注意すべき初期症状と対処法

高用量のミノキシジルを服用し始めた際に、特に注意したいのが体調の変化です。

以下のような症状が現れた場合は、自己判断で服用を続けず、速やかに処方を受けたクリニックの専門医に相談してください。

注意すべき副作用具体的な症状対処法
循環器系への影響動悸、息切れ、胸痛、めまい、立ちくらみ速やかに医師に相談。場合により減量・中止。
むくみ(浮腫)顔や手足がむくむ、体重が急に増加する医師に相談。塩分摂取を控えるなどの対策も。
多毛症腕、足、顔などの体毛が濃くなる発毛効果の裏返し。気になる場合は医師に相談。

定期的な検査の重要性

副作用は自覚症状として現れない場合もあります。そのため、高用量のミノキシジルを服用する場合は、定期的にクリニックで健康状態をチェックすることが極めて重要です。

これにより、副作用の早期発見と重篤化の防止につながります。

クリニックで受けるべき検査項目

安全に治療を継続するため、専門医は以下のような検査を定期的に行い、患者の健康状態をモニタリングします。

検査項目目的頻度の目安
血圧測定血圧の異常な低下がないか確認診察ごと
血液検査肝臓や腎臓への負担がないか確認3ヶ月~6ヶ月に1回
心電図検査心臓への負担や不整脈がないか確認6ヶ月~1年に1回(医師の判断による)

治療効果の現実的な期待値 – 10年経過後の毛根の状態を理解する

10年以上AGA治療を続けてきた方にとって、治療のゴールをどこに設定するかは非常に重要な問題です。

治療開始当初のように「元の状態に戻す」ことを目指すのではなく、より現実的な期待値を持つことが、精神的な安定と治療継続のモチベーションにつながります。

そのためには、長年のAGAの進行によって変化したご自身の毛根の状態を正しく理解する必要があります。

毛母細胞の活動限界と治療効果

活動毛根とミニチュア化毛根の比較

AGAが長期間にわたって進行すると、毛髪を作り出す毛母細胞の働きが徐々に弱まり、最終的には活動を停止してしまいます。

毛根が完全にミニチュア化(矮小化)し、線維化(瘢痕化)してしまうと、残念ながらミノキシジルやデュタステリドといった薬物治療で再び太い毛髪を生やすことは困難になります。

これが薬物治療の「限界」です。治療効果は、まだ活動している毛母細胞がどれだけ残っているかに大きく左右されます。

「現状維持」も重要な治療効果

長期治療者にとって、「これ以上薄毛が進行しない」状態を保つこと、すなわち「現状維持」は、紛れもない治療の成果です。

10年前と比べて髪の状態が変わらない、あるいは悪化のペースが緩やかであるなら、それはフィナステリドなどの薬が効果を発揮している証拠です。

この事実を受け入れることが、治療のやめどきを冷静に考えたり、QOL(生活の質)を重視した次の選択肢を検討したりする上での第一歩となります。

薬物治療の限界を認識する – 効果が見られない場合の判断基準

治療限界時の選択肢フローボード

考えられる薬物治療を尽くしても、どうしても満足のいく効果が得られない、あるいは副作用の問題で治療継続が難しい場合もあります。

そのような時は、薬物治療の「限界」を認め、次の選択肢へと考えを切り替えることも大切です。ここでは、治療の「やめどき」を判断するための基準について考えます。

治療効果の頭打ちを感じたときの選択肢

デュタステリドと高用量ミノキシジルを併用しても改善が見られない場合、薬物治療による発毛促進は限界に近づいている可能性があります。

この段階で検討すべき選択肢は、大きく分けて「現状を受け入れ、QOLを高める工夫をする」か、「外科的なアプローチを検討する」かの二つです。

薬物治療の限界点での選択肢

  • 現状維持を目指し、薬の量を減らす・種類を絞る
  • 薬物治療を完全にやめる
  • ウィッグ(かつら)の使用を検討する
  • 自毛植毛を検討する(ただし、後頭部の毛髪量に依存)

専門医と相談する「やめどき」

治療のやめどきは、自分一人で決断すべきではありません。

経済的な負担、精神的な負担、副作用のリスク、そして得られる効果を総合的に勘案し、信頼できる専門医と十分に話し合って決めることが重要です。

セカンドオピニオンも活用し、複数の専門家の意見を参考にすることで、後悔のない決断につながります。クリニックによっては、治療を終える方向でのカウンセリングを行っている場合もあります。

自毛植毛よりもウィッグという選択 – QOL向上のための現実的な提案

薬物治療の限界を感じたとき、多くの方が自毛植毛を考えます。しかし、植毛は高額な費用がかかり、ドナーとなる後頭部の毛髪が十分にないと満足な結果が得られないという限界もあります。

そこで、もう一つの有力な選択肢として「ウィッグ」を提案します。

ウィッグは、AGAの進行ステージに関わらず、望むヘアスタイルを確実に手に入れられるため、QOL(生活の質)を劇的に向上させる可能性があります。

なぜウィッグが有効な選択肢なのか

ウィッグに対して「不自然」「面倒」といったネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、現代のウィッグは技術が飛躍的に進歩し、非常に自然で快適なものが増えています。

薬物治療や植毛と比較した場合のメリットも多く存在します。

各選択肢の費用と精神的負担の比較

選択肢費用の特徴精神的な側面
薬物治療継続継続的な費用が発生(月々1~3万円程度)効果の不安、副作用の心配、やめどきの悩み
自毛植毛初期費用が非常に高額(100万円以上)手術への不安、定着率への心配、デザインの失敗リスク
ウィッグ初期費用とメンテナンス費用(数万~数十万円)周囲に気づかれる不安、日々の着脱の手間

ウィッグに対する心理的な抵抗を乗り越える

ウィッグの使用に踏み切れない最大の理由は、心理的な抵抗でしょう。「かつらだとバレたら恥ずかしい」という気持ちは自然なものです。

しかし、その一歩を踏み出すことで、日々の髪の悩みから解放され、自信を取り戻し、QOLが大きく向上する可能性があります。

まずは専門のサロンで試着してみるなど、気軽に体験することから始めてみてはいかがでしょうか。

ウィッグ選びのポイント – 自然な見た目と快適な装着感を両立する方法

ウィッグで満足のいく結果を得るためには、自分に合った製品を選ぶことが何よりも重要です。価格だけで選ぶのではなく、「自然さ」と「快適さ」という二つの軸で検討しましょう。

ここでは、ウィッグ選びで失敗しないための基本的なポイントを解説します。

素材とベースの種類

ウィッグ素材とベース種類アイコン集

ウィッグの印象を大きく左右するのが、髪の毛の素材と、頭皮に直接触れるベース(土台)部分です。それぞれの特徴を理解し、ご自身のライフスタイルや何を重視するかによって選びましょう。

髪の毛の素材比較

  • 人毛:非常に自然な見た目と手触り。ただし、手入れが必要で、経年で退色する。
  • 人工毛:手入れが簡単で、スタイルが崩れにくい。ただし、不自然な光沢が出やすいものもある。
  • ミックス毛:人毛と人工毛の良い点を組み合わせたもの。

オーダーメイドと既製品の比較

オーダーメイド vs 既製品ウィッグ比較イメージ

ウィッグには、自分の頭の形に合わせて一から作るオーダーメイドと、すでにある程度の形ができている既製品があります。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、予算や求めるクオリティに応じて選択します。

種類メリットデメリット
オーダーメイドフィット感が抜群に良い、非常に自然な仕上がり価格が高額、完成までに時間がかかる
既製品価格が手頃、購入後すぐに使用できるフィット感や自然さで劣る場合がある

ダメ元で特殊育毛剤を試してみる

「育毛剤」と聞くと「そんなもので生えるなら苦労しないよ」と思うことでしょう。長年AGA治療に取り組んできた方なら、この反応は当然です。市販の育毛剤を何本も試し、期待と失望を繰り返してきた経験をお持ちのはずです。

たしかにおっしゃるとおりですし、ここから先に述べることは「話半分」で聞いていただければ十分です。ただし、まったく根拠のない話をするわけにはいきません。まずは以下の論文を読んでください。

遺伝子検査がもたらす新たな可能性

遺伝子検査付き育毛剤Pesodのカスタマイズフロー

上記論文は遺伝子検査を実施して、患者さんの頭皮や毛根の遺伝子に適合した育毛剤をAGA治療で使い続けるとどうなるかを示した実験です。

全員に素晴らしい効果が出たわけではありませんが、ワンチャン生えるのでは?と思わせてくれるに十分な根拠を示していると言えそうです。

ここから「遺伝子検査付き育毛剤Pesod(ペソッド)」を紹介していきます。

遺伝子検査付き育毛剤Pesod(ペソッド)は、遺伝子検査キット(郵送)であなたの頭皮や毛根の遺伝子情報を解析し、遺伝子傾向に適合した育毛剤をカスタマイズして処方する特殊な育毛剤です。

従来の「万人向け」育毛剤とは一線を画す、パーソナライズされたアプローチが特徴となっています。

Pesodの料金体系と特典

項目内容料金
初月料金遺伝子検査キット+育毛剤1本3,000円
2か月目以降カスタマイズ育毛剤1本6,500円
サプリメント(希望者のみ)遺伝子傾向に合わせて処方3,000円
解約条件定期縛りなし・いつでも解約可能
※育毛剤1本で約1か月分です

価格は初月が3,000円で2か月目以降は6,500円で、遺伝子検査を行うにも関わらず低価格な育毛剤となっているのは広告宣伝にお金をかけていないからです。

定期縛りはなく中途解約は可能ですので、効果を実感できない場合のリスクも最小限に抑えられています。

さらに、育毛剤と同時に髪の毛への栄養を補助するために遺伝子傾向に合ったサプリメントも処方できます。内側と外側の両方からアプローチすることで、より効果的な育毛環境を整えることができるのです。

10年以上AGA治療を続け、飲み薬はもちろんのこと色んな育毛剤を試されてきたことと思いますが、遺伝子検査は実施していませんよね?

今までの育毛剤が「効かなかった」のは、もしかするとあなたの遺伝子傾向に合っていなかっただけかもしれません。

遺伝子傾向に適合したあなただけにカスタマイズされた育毛剤を、ラストチャンスだと思って使ってみてはいかがでしょうか。

よくある質問

Q
デュタステリドに切り替えても効果がなかったら、もう打つ手はないのでしょうか?
A

デュタステリドで効果が不十分な場合でも、ミノキシジル内服薬の併用や増量といった選択肢が残されている可能性があります。

ただし、それらの治療でも改善が見られない場合は、薬物治療の限界が近いと考えられます。

その際は、専門医と相談の上で、現状維持を目指すのか、あるいはウィッグを検討するのか、ご自身のQOLを第一に考えた総合的な判断が必要になります。

Q
自毛植毛はどうでしょうか?
A

自毛植毛は、後頭部や側頭部の髪の毛を薄毛が気になる生え際や頭頂部に移植する手術です。しかし、これは髪の毛の「引っ越し」に過ぎず、頭全体の髪の総本数が増えるわけではありません。

植毛手術には以下のようなデメリットがあります。まず、ドナー部位(移植元)の髪の毛を採取するため、その部分が薄くなるリスクがあります。

また、手術費用が100万円以上かかることも珍しくなく、さらに移植した髪の毛が定着しない可能性もあります。

もし植毛を検討するとしても、生え際限定や頭頂部限定など、部分的な改善に留めるのが現実的です。

しかし、高額な費用とリスクを考慮すると、自毛植毛に踏み切るくらいならウィッグの使用を断然おすすめします。ウィッグなら手術のリスクもなく、即座に理想的な髪型を手に入れることができます。

Q
残った髪の毛に人工毛を結びつける「増毛」はいかがでしょうか?
A

増毛は一見魅力的な選択肢に思えるかもしれませんが、おすすめできない薄毛対策です。

まず、増毛の最大のデメリットは費用の高さです。

初期費用だけでなく、定期的なメンテナンスが必要となり、年間で数十万円から100万円以上かかることも珍しくありません。

さらに深刻な問題は、増毛が既存の髪の毛に与える負担です。人工毛を自毛に結びつけることで、結びつけられた毛根に常に重さがかかり続けます。本来なら抜けなかったはずの髪の毛まで抜けてしまいます。

増毛よりウィッグを断然おすすめいたします。

Q
遺伝子検査に適合した育毛剤で本当に髪の毛が生えるのでしょうか?
A

AGAに対する標準治療がフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルであることは医学的事実です。これらは科学的根拠に基づいた治療法として確立されています。

しかし、当記事はAGA治療を10年以上続けても結果が出ない方々に向けて書かれています。標準治療で効果が得られない場合、同じアプローチを続けても状況は改善しません。

そのような方にとっては、今までとは異なる薄毛対策を模索することが必要になります。

遺伝子検査付き育毛剤Pesodは、個人の遺伝的特性に基づいてカスタマイズされた成分を提供するという新しいアプローチです。医薬品で結果が出ない場合、医薬部外品に望みを託すのは理にかなった選択肢の一つです。

もちろん、すべての人に効果があるとは限りませんが、長年の標準治療で改善が見られない方にとっては、試してみる価値のある選択肢だと考えています。

おすすめのAGA治療クリニック価格比較表

最も強い脱毛抑制剤であるデュタステリドと高濃度ミノキシジル内服薬を処方しているAGAクリニックの価格を比較しました。

処方薬が同じであれば脱毛抑制効果や発毛促進効果は全く同じです。よって、価格を軸にクリニックを選べばよいと思います。

各院の価格比較概要
フィットクリニック

▶ 公式サイト

月額3,750円
優れたコストパとスピード感が強みのAGAクリニック。オンライン診療を中心に展開し、全国どこからでも受診可能。海外製薬メーカーとの直接契約やオリジナル治療薬の開発によりコストを削減し、低価格を実現。診察料は無料。発毛を促進するプランも豊富で、オリジナルサプリメントを組み合わせた「スピード発毛プラン」も提供。土日祝も診察可能で、薬は最短即日発送。予算を抑えつつ、迅速に効果的な投薬治療を受けたい方に最適。
DMMオンラインクリニック

▶ 公式サイト

月額4,290円
大手DMMグループが運営する、信頼性と利便性が特徴のオンライン診療サービス。AGA治療においても、洗練されたシステムで予約から薬の受け取りまでスムーズに完結。診察料は無料で、定期配送プランを利用することで業界最安クラスの価格を実現。24時間診療受付(一部除く)に対応し、薬は最短当日に到着(都市部ではバイク便も利用可)するスピード感も強み。豊富なプランがあり、DMMポイントが貯まる・使える点もユニークなメリット。大手の安心感と高い利便性を求める方に選ばれている。
レバクリ

▶ 公式サイト

月額4,384円
オンライン診療中心のクリニックで、フィットやDMMと国内最安値級を争う。特に長期の定期配送プラン(12ヶ月・24ヶ月)は割引率が高く、費用を大幅に抑えられる。診察料は無料で、薬代と送料のみ。朝8時から深夜2時までと診療時間が長く、忙しい方でも利用しやすい体制が整う。診察から処方まで最短15分、薬は最短即日発送というスピード感も特徴。全額返金保証制度も備えている。
Oops HAIR

▶ 公式サイト

月額6,578円
20代〜30代の若年層を主なターゲットとしたクリニック。「ファッショナブルにAGAと向き合う」をコンセプトに、世界的なデザイン賞を受賞したスタイリッシュなパッケージが特徴。一見して治療薬とは分からず、周囲の目を気にせず治療できる。安全性を考慮し国内承認薬を中心に扱っているが、費用を抑えた海外製薬の選択肢もある。デザイン性や手軽さを重視し、ポジティブに治療を始めたい初心者に支持されている。
クリニックフォア

▶ 公式サイト

月額14,652円
東京都内を中心に展開する総合クリニックが提供するオンラインAGA診療。内科や皮膚科など複数の診療科を持つ医療機関のため、総合的な健康管理の観点からAGA治療を受けられる。薬は院内処方で品質管理が徹底されており、最短翌日に到着。また、診察記録はマイページで確認でき、治療経過を把握しやすいシステムになっている。やや割高ではあるものの大手医療機関ならではの信頼性が強み。
AGAヘアクリニック

▶ 公式サイト

月額16,200円
AGA治療に特化した専門クリニックとして10年以上の実績がある老舗。オンライン診療と対面診療の両方に対応し、全国に複数の拠点を構えている。独自開発の専用アプリで診察から薬の管理まで一元化でき、治療の継続をサポート。症例写真の蓄積により、治療効果を客観的に確認できるのも特徴。また、血液検査を定期的に実施し、安全性を重視した治療を行っている。長年の経験に基づいた的確なアドバイスと、きめ細かいフォロー体制で、多くの患者から高い評価を得ている。
・フィナステリド+ミノキシジル外用薬の価格比較表(価格順)
・1年間治療した場合の1か月あたりの平均価格(税込)
参考文献