髪の太さは見た目の印象を大きく左右するため、髪の毛が以前より細くなったり、ボリュームが減ったりすると、多くの方が気にされるようです。

髪の毛が細くなる原因はさまざまですが、適切な対策を行うと改善が期待できます。

この記事では髪の毛が細くなる原因を解説し、ご自身でできる日常的なケアから、医学的な根拠に基づいた効果的な治療法まで、髪の毛を太くする方法について詳しく紹介します。

髪の毛が細くなる主な原因とは

髪の毛一本一本が細くなる、いわゆる「軟毛化」には、いくつかの要因が関わっています。原因の確認は、適切な対策への第一歩となります。

加齢による影響

年齢を重ねると体には様々な変化が現れますが、髪も例外ではありません。髪の毛を作り出す毛母細胞の働きが年齢とともに低下し、ヘアサイクル(毛周期)における髪の成長期が短くなる傾向があります。

成長期が短くなると、髪が十分に太く成長する前に抜けてしまい、結果として細い髪の毛が増えるようになります。

また、血行不良も加齢に伴う変化の一つであり、頭皮への栄養供給が滞るのも髪の細さにつながる要因と考えられます。

男性ホルモンと遺伝の影響(AGA)

男性型脱毛症(AGA: Androgenetic Alopecia)は成人男性に多く見られる薄毛の状態で、髪が細くなる主な原因の一つです。

男性ホルモンの一種であるテストステロンが、特定の酵素(5αリダクターゼ)の働きによってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることから始まります。

このDHTが毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結合すると、髪の成長期が短縮されて髪が太く長く成長する前に抜け落ちてしまいます。

この過程が繰り返されるため徐々に髪の毛が細くなり、薄毛が進行します。AGAの発症しやすさには遺伝的な要因も関与していることが知られています。

AGAに関わるホルモンと酵素

要素役割・影響
テストステロン男性ホルモンの一種
5αリダクターゼテストステロンをDHTに変換する酵素
ジヒドロテストステロン(DHT)髪の成長期を短縮させ、軟毛化を引き起こす

生活習慣の乱れ

不規則な生活習慣は、髪の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。睡眠不足は、髪の成長に必要な成長ホルモンの分泌を妨げます。

また、過度なストレスは自律神経のバランスを乱し、血管を収縮させて頭皮の血行不良を引き起こすケースがあります。

偏った食生活による栄養不足も、髪の毛の主成分であるタンパク質や、髪の成長をサポートするビタミン、ミネラルが不足して健康な髪の育成を妨げる原因となります。

さらに、喫煙も血管を収縮させ、頭皮への血流を悪化させる要因です。

頭皮環境の悪化

健康な髪は、健康な頭皮から生まれます。頭皮の乾燥や過剰な皮脂分泌、フケやかゆみといった頭皮トラブルは毛穴の詰まりや炎症を引き起こし、髪の正常な成長を妨げる可能性があります。

洗浄力の強すぎるシャンプーの使用や、間違ったヘアケア、紫外線によるダメージなども頭皮環境を悪化させる要因となります。健康な髪を育むためには、頭皮を清潔に保ち、適切なケアを行うことが重要です。

髪の毛を太くするための日常的なケア

医学的な治療に頼る前に、日々の生活の中でできるケアの見直しも大切です。

正しいシャンプーの方法

毎日のシャンプーは、頭皮の汚れや余分な皮脂を落として清潔な状態を保つために重要です。しかし、洗い方が間違っていると、かえって頭皮や髪にダメージを与えてしまう可能性があります。

まず、シャンプー前にブラッシングで髪のもつれを解き、ホコリなどを浮かせると良いです。次に、ぬるま湯で髪と頭皮を十分に予洗いし、汚れの大部分を洗い流します。

シャンプーは手のひらでよく泡立ててから、指の腹を使って頭皮をマッサージするように優しく洗いましょう。爪を立ててゴシゴシ洗うのは頭皮を傷つける原因になるため避けてください。

すすぎは、シャンプー剤が残らないように、時間をかけて丁寧に行います。

頭皮マッサージの実践

頭皮マッサージは、頭皮の血行を促進して毛根への栄養供給をサポートする効果が期待できます。指の腹を使い、頭皮全体を優しく動かすようにマッサージします。

生え際や頭頂部、側頭部や後頭部などをとくに意識して行うと良いでしょう。力を入れすぎず、気持ち良いと感じる程度の圧で行うのがポイントです。

シャンプー中や入浴後の体が温まっている時に行うのがおすすめです。ただし、頭皮に炎症や傷がある場合は、マッサージを控えてください。

頭皮マッサージのポイント

  • 指の腹を使う
  • 強くこすらない
  • 気持ち良い程度の力加減
  • 頭皮全体を動かすように

適切なヘアケア製品の選択

自分の髪質や頭皮の状態に合ったヘアケア製品選びも大切です。

洗浄力が強すぎるシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで奪い、乾燥や刺激の原因となるケースがあります。アミノ酸系などのマイルドな洗浄成分のシャンプーを選ぶと良いでしょう。

また、頭皮の乾燥が気になる場合は保湿成分配合のもの、皮脂が多い場合は皮脂コントロール成分配合のものなど、悩みに合わせた製品を選びます。

コンディショナーやトリートメントは髪のダメージを補修して指通りを良くしますが、頭皮に直接つけすぎないように注意が必要です。

シャンプー選びのポイント

頭皮タイプおすすめの成分・特徴
乾燥しがちアミノ酸系洗浄成分、保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸など)
皮脂が多い石けん系洗浄成分(適度な洗浄力)、抗菌・抗炎症成分
敏感肌低刺激性、無添加(香料、着色料など)

髪の成長をサポートする栄養と食事

髪の毛は、私たちが日々摂取する栄養素から作られています。健やかで太い髪を育むためには、バランスの取れた食事が欠かせません。

髪の主成分であるタンパク質

髪の毛の約90%は、「ケラチン」というタンパク質で構成されています。そのため、良質なタンパク質の十分な摂取は、健康な髪を作るための基本となります。

タンパク質は肉類や魚介類、卵や大豆製品、乳製品などに豊富に含まれています。これらの食品をバランス良く食事に取り入れることを心がけましょう。

特に、動物性タンパク質と植物性タンパク質を偏りなく摂取するのが理想的です。

髪の合成を助ける亜鉛

亜鉛は、タンパク質を髪の毛(ケラチン)に合成する際に重要な役割を果たすミネラルです。亜鉛が不足すると、いくらタンパク質を摂取しても効率よく髪を作れません。

亜鉛は牡蠣やレバー、牛肉(赤身)やチーズ、ナッツ類などに多く含まれています。通常の食生活で極端に不足することは稀ですが、加工食品の摂取が多い方や偏食気味の場合は意識して摂取すると良いでしょう。

頭皮環境を整えるビタミン類

ビタミン類は体の調子を整えるだけでなく、頭皮環境を健やかに保ち、髪の成長をサポートする働きがあります。

ビタミンB群は、エネルギー代謝を助けて頭皮の新陳代謝を促進します。中でもビタミンB2やB6は皮脂の分泌を調整する働きがあると言われています。

ビタミンAは頭皮の潤いを保ち、乾燥を防ぐのに役立ちます。ビタミンEは血行を促進する効果があり、頭皮への栄養供給をスムーズにします。ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、頭皮の健康維持に関わります。

これらのビタミンは、緑黄色野菜や果物、レバーやナッツ類、魚介類などに多く含まれています。

髪に良いとされる主な栄養素

栄養素主な働き多く含む食品
タンパク質髪の主成分(ケラチン)の材料肉、魚、卵、大豆製品、乳製品
亜鉛タンパク質の合成を助ける牡蠣、レバー、牛肉、チーズ、ナッツ類
ビタミンB群エネルギー代謝促進、皮脂バランス調整、新陳代謝促進レバー、豚肉、青魚、卵、納豆、緑黄色野菜
ビタミンA頭皮の潤いを保つレバー、うなぎ、緑黄色野菜(人参、ほうれん草など)
ビタミンE血行促進ナッツ類、アボカド、植物油、魚介類
ビタミンCコラーゲン生成補助、抗酸化作用果物(柑橘類、キウイなど)、野菜(パプリカ、ブロッコリーなど)

バランスの取れた食事の重要性

特定の栄養素だけを偏って摂取するのではなく、様々な食品からバランス良く栄養を摂る工夫が重要です。主食、主菜、副菜を揃え、多様な食材を取り入れることを意識しましょう。

インスタント食品やファストフードは栄養バランスが偏りがちで、塩分や脂肪分が多い傾向があるため、摂りすぎには注意が必要です。健康的な食生活は、髪だけでなく全身の健康維持にもつながります。

生活習慣の見直しで髪を健やかに

髪の健康は、日々の生活習慣と密接に関わっています。睡眠や運動、ストレス管理といった要素を見直すと、髪が育ちやすい体内環境を整えられます。

質の高い睡眠の確保

睡眠中には、体の成長や修復を促す成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンは髪の毛の成長にも深く関わっており、毛母細胞の分裂を活性化させる働きがあります。

質の高い睡眠は、健康な髪を育む上で非常に重要です。就寝前のカフェイン摂取やスマートフォンの使用を控えてリラックスできる環境を整えるなど、睡眠の質を高める工夫をしましょう。

毎日同じ時間に寝起きして規則正しい睡眠リズムを心がけるのも大切です。

適度な運動の習慣化

適度な運動は、全身の血行を促進する効果があります。血行が良くなると頭皮にも十分な酸素や栄養が届きやすくなり、髪の成長をサポートします。

ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動は、血行促進に加えてストレス解消にも役立ちます。無理のない範囲で、継続的に運動する習慣を取り入れましょう。

運動不足は血行不良を招き、髪の成長に必要な栄養が頭皮に行き渡りにくくなる可能性があります。

ストレスとの上手な付き合い方

過度なストレスは自律神経のバランスを乱し、血管を収縮させて頭皮の血行を悪化させる可能性があります。

また、ストレスが原因でホルモンバランスが崩れるケースもあり、髪の健康に悪影響を与えやすいです。

現代社会においてストレスを完全になくすのは難しいですが、自分に合った方法でストレスを上手に発散・管理することが大切です。

趣味に没頭する時間を作る、友人や家族と話す、リラクゼーションを取り入れる、十分な休息をとるなど、意識的にストレスケアを行いましょう。

ストレス解消法の例

  • 趣味を楽しむ(音楽鑑賞、読書、映画など)
  • 軽い運動をする(散歩、ヨガなど)
  • 入浴でリラックスする
  • 十分な睡眠をとる
  • 友人や家族と話す

禁煙と節度ある飲酒

喫煙は血管を収縮させ、全身の血行を悪化させます。頭皮の毛細血管も例外ではなく、血流が悪くなると髪の毛の成長に必要な栄養素や酸素が届きにくくなります。

これは、髪が細くなる原因の一つとなり得ます。髪の健康のためには、禁煙するのが望ましいです。

また、過度な飲酒も肝臓での栄養素の代謝を妨げたり、睡眠の質を低下させたりする可能性があるため、節度ある量を心がけましょう。

医学的な方法による髪の毛の改善

セルフケアだけでは髪の細さや薄毛の改善が見られないときや、より積極的な改善を望むときには、医学的な方法が有効です。

AGA治療薬の使用

男性型脱毛症(AGA)が原因で髪が細くなっている場合、医学的根拠に基づいた治療薬が有効な選択肢となります。

代表的な治療薬には、内服薬と外用薬があります。

内服薬

AGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する働きを持つ薬です。

代表的な成分としてフィナステリドやデュタステリドがあります。これらは、ヘアサイクルの乱れを正常化し、髪の成長期を長くするため、髪の毛を太く長く育てる効果が期待できます。

医師の処方が必要であり、効果が現れるまでには通常3ヶ月から6ヶ月程度の継続的な服用が必要です。

外用薬

頭皮に直接塗布するタイプの治療薬で、ミノキシジルが代表的な成分です。

ミノキシジルには血管を拡張させて頭皮の血行を促進する作用や、毛母細胞に直接働きかけて活性化させる作用があると考えられています。これにより髪の成長を促し、発毛効果が期待できます。

ミノキシジル外用薬は薬局やドラッグストアで購入可能なものもありますが、濃度が高いものは医師の処方が必要です。

主なAGA治療薬

種類代表的な成分作用機序期待できる効果
内服薬フィナステリドDHT生成抑制(5αリダクターゼ阻害)抜け毛抑制、毛髪の成長促進
内服薬デュタステリドDHT生成抑制(5αリダクターゼ阻害、より広範)抜け毛抑制、毛髪の成長促進
外用薬ミノキシジル頭皮血行促進、毛母細胞の活性化発毛促進、毛髪の成長促進

注入療法(メソセラピーなど)

注入療法は、髪の成長に必要な成分や薬剤を注射や特殊な機器を用いて頭皮に直接注入する治療法です。メソセラピーとも呼ばれます。

注入する成分はクリニックによって異なりますが、ミノキシジルやフィナステリド、各種ビタミンやミネラル、アミノ酸や成長因子(グロースファクター)などが用いられます。

薬剤を直接頭皮の目的の深さに届けられるため、内服薬や外用薬と併用するとより効果が期待できる場合があります。治療頻度や回数は、症状や使用する薬剤によって異なります。

LED・レーザー照射治療

低出力のLED(発光ダイオード)やレーザー光を頭皮に照射する治療法もあります。

特定の波長の光が、毛母細胞の活性化や頭皮の血行促進に関与すると考えられています。痛みや副作用が少ないとされる治療法で、他の治療法との併用も可能です。

家庭用の機器も販売されていますが、医療機関で使用される機器は出力や効果が異なる場合があります。効果の現れ方には個人差があります。

AGA・薄毛治療クリニックで受けられる専門的な治療

髪の毛を太くしたい、薄毛を改善したいという悩みに対して、AGA・薄毛治療を専門とするクリニックでは、より詳細な診断と個々の状態に合わせた治療を提供します。

専門医による詳細な診断

クリニックでは、まず医師による問診や視診、触診が行われます。髪や頭皮の状態や薄毛の進行度、生活習慣や既往歴などを詳しく確認します。

必要に応じてマイクロスコープを用いた頭皮の状態観察や、血液検査による全身状態やホルモン値のチェック、遺伝子検査によるAGAリスクの評価などが行われる場合もあります。

これらの詳細な診断に基づいて髪が細くなっている原因を特定し、一人ひとりに合った治療計画を立てます。

オーダーメイドの治療計画

診断結果に基づき、医師が患者さんと相談しながら治療計画を作成します。治療法はAGA治療薬(内服・外用)や注入療法、LED・レーザー治療などを単独または組み合わせて行います。

患者さんの希望や生活スタイル、予算なども考慮しながら、無理なく継続できる治療計画を提案します。治療効果を定期的に評価し、必要に応じて治療内容を見直すことも重要です。

治療法の組み合わせ例

治療法1治療法2期待される相乗効果など
内服薬(阻害系)外用薬(促進系)抜け毛抑制と発毛促進の両面からアプローチ
内服薬/外用薬注入療法薬剤の効果を高め、より早い改善を目指す
各種治療法LED/レーザー治療細胞活性化や血行促進を補助し、治療効果を高める可能性

自毛植毛手術

内服薬や外用薬、注入療法などでは十分な効果が得られない場合や、より確実に見た目の改善を希望する場合には、自毛植毛手術という選択肢もあります。

自毛植毛は、AGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部の自身の毛髪を毛根ごと薄毛の気になる部分(主に生え際や頭頂部)に移植する外科的な手術です。

移植した毛髪は、その後も生え変わり続けることが期待できます。手術方法にはいくつか種類があり、費用やダウンタイムも考慮する必要があります。

専門クリニックでは、植毛手術に関する詳しい説明やカウンセリングも行っています。

定期的な経過観察とフォローアップ

AGA・薄毛治療は効果を実感するまでに時間がかかるケースが多く、継続が重要です。専門クリニックでは治療開始後も定期的に通院し、医師が髪や頭皮の状態、治療効果や副作用の有無などをチェックします。

治療効果を高めるためのアドバイスや、生活習慣の指導、精神的なサポートなども行います。安心して治療を続けるために、疑問や不安な点をいつでも相談できる体制が整っているクリニックを選びましょう。

髪の毛を太くする方法に関するよくある質問

髪の毛を太くしたいと考える方から寄せられる、よくあるご質問にお答えします。

Q
海藻類を食べると髪は太くなりますか?
A

海藻類に含まれるミネラルや食物繊維は健康維持に役立ちますが、海藻類だけをたくさん食べても、直接的に髪が太くなるという医学的な根拠は現在のところ明確ではありません。

髪の成長にはタンパク質や亜鉛、ビタミンなど様々な栄養素が必要です。特定の食品に偏らず、バランスの取れた食事を心がけると良いでしょう。

Q
育毛シャンプーだけで髪は太くなりますか?
A

育毛シャンプーは、頭皮環境を整えて髪が育ちやすい状態を作るのを目的としています。皮脂の除去やフケ・かゆみの防止、血行促進などの効果が期待できる成分が含まれているものもあります。

しかし、シャンプーだけでAGAの進行を止めたり、積極的に髪を太くしたりする効果は限定的です。

本格的な改善を目指す場合は、医学的根拠のある治療薬の使用などを検討する必要があります。

Q
治療を始めるとすぐに効果が出ますか?
A

AGA治療薬やその他の治療法の効果の現れ方には個人差がありますが、一般的に効果を実感するまでには時間がかかります。

例えばAGA治療薬の場合、ヘアサイクルに合わせて効果が現れるため、最低でも3ヶ月から6ヶ月程度の継続が必要です。

注入療法やその他の治療も、複数回の施術が必要となる場合が多いです。焦らず、医師の指示に従って治療を継続しましょう。

Q
治療の副作用が心配です。
A

どのような治療法でも、副作用のリスクはゼロではありません。

例えばAGA治療薬では、まれに性機能に関する副作用や肝機能への影響などが報告されています。ミノキシジル外用薬では、頭皮のかゆみやかぶれなどが起こる可能性があります。

治療を開始する前には、必ず医師から効果だけでなく、起こりうる副作用について十分な説明を受けてください。

副作用が疑われる症状が現れたときは、自己判断せず、速やかに医師に相談してください。クリニックでは、副作用が出た場合の対処法についても説明しています。

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