お肌のトラブルとして代表的なものに、ニキビと脂漏性皮膚炎があります。

見た目が似ていることも多く、間違った対処をすると炎症が長引いたり悪化したりするため注意が必要です。

ここでは、これら2つの皮膚トラブルの特徴や区別の方法、さらに対処法を解説します。

目次

顔や頭皮にみられる炎症の悩み

顔や頭皮にできる赤みやかゆみ、吹き出物などは、多くの方が経験する身近なトラブルです。

肌質や生活環境によって症状や頻度にばらつきがありますが、適切なケアをしないと悪化しやすく、長期化してしまうことがあります。

ここでは、ニキビや脂漏性皮膚炎が生じやすい部位や原因を簡単に整理しながら、なぜ顔や頭皮に炎症が起こるのかを考えていきます。

顔の皮膚トラブルはなぜ起こるのか

顔には皮脂腺が多く存在し、常に皮脂が分泌されやすい環境になっています。

特にTゾーン(額から鼻筋周辺)やフェイスラインは皮脂が多く分泌されるため、ニキビなどの吹き出物ができやすいです。加えて、ホルモンバランスやストレス、食生活などの要因でも皮脂の分泌量が変化します。

皮脂が過剰に分泌すると、毛穴が詰まってアクネ菌が増殖し、ニキビの原因になります。一方、脂漏性皮膚炎の場合はマラセチア菌と呼ばれる真菌が増殖しやすい環境が整っていると考えられます。

いずれのトラブルも、肌を清潔に保つことや余分な皮脂を落としすぎない洗顔・保湿のバランスが大切です。

頭皮の皮膚トラブルが注目される理由

頭皮は髪の毛に覆われていて、一見すると炎症の有無を確認しにくい部分です。皮脂量が多い頭頂部や生え際にニキビのような赤みが出たり、皮脂が蓄積して脂漏性皮膚炎が生じたりすることがあります。

頭皮環境が乱れると、かゆみやフケなどが起こるだけでなく、頭皮の健康状態が損なわれることで抜け毛や薄毛へつながる可能性も否定できません。そのため、早めに頭皮のケアを見直すことは重要です。

炎症による生活への影響

顔や頭皮の炎症は美容面だけではなく、日常生活にも影響を与えます。

メイクでうまく隠せなかったり、頭皮のかゆみで集中力が低下したり、帽子やヘルメットの着用が苦痛に感じたりするケースもあります。

さらに、慢性的な赤みやかゆみがストレスとなり、ストレスによってさらに皮脂分泌が活発になるという悪循環も起こります。

食生活や生活習慣との関わり

皮脂トラブルの原因は、皮膚表面の環境だけにとどまりません。

  • 睡眠不足
  • ストレス過多
  • 脂肪分や糖質が過剰に多い食事
  • アルコールの飲み過ぎ

これらの要因が重なると、皮脂分泌が過剰になったり、ホルモンバランスが乱れたりしてニキビや脂漏性皮膚炎の発症リスクが高まります。

こういった皮膚トラブルの対策では、自分の日々の生活習慣を見直すことが重要です。

顔や頭皮に炎症が起こりやすい要因

要因具体例
皮脂分泌の増加過剰な糖質・脂肪摂取、ストレス、ホルモン変動など
皮膚の常在菌増殖アクネ菌、マラセチア菌の増殖
生活習慣の乱れ睡眠不足、偏った食事、アルコール過多など
外部刺激間違ったスキンケア、頭皮の摩擦

ニキビと脂漏性皮膚炎の違い

ニキビと脂漏性皮膚炎は、炎症や赤み、かゆみを伴う点で共通しますが、それぞれ原因菌や発生しやすい環境が異なります。

ニキビの特徴

ニキビは、毛穴に皮脂がたまりアクネ菌が増殖して起こる炎症です。

白ニキビや黒ニキビの段階では、目立った赤みや痛みがない場合もありますが、炎症が進むと赤ニキビや膿を伴う黄ニキビになることがあります。

また、思春期に多くみられるイメージがありますが、近年はホルモンバランスやストレスなどが原因の大人ニキビも増えています。

大人ニキビはフェイスラインや口周りにできやすく、繰り返しやすいという特徴があります。

脂漏性皮膚炎の特徴

脂漏性皮膚炎は、皮脂が多く分泌される部位で発生しやすく、マラセチア菌の増殖により皮膚が炎症を起こす症状です。

世界的な有病率は4.38%で、小児や新生児よりも成人で起こりやすいと分かっています1)。主に頭皮や額、鼻周り、耳の後ろなどに生じるケースが多く、かゆみや落屑(フケ)のような皮膚の剥がれが伴います。

慢性化しやすい傾向があり、悪化と緩和を繰り返す人も多いです。

顔だけでなく、頭皮に起こる場合はフケが増えるほか、強いかゆみを伴うこともあります。症状が続くと、頭皮の健康が損なわれて髪の成長にも影響が及ぶかもしれません。

主な発生部位と症状の比較

ニキビと脂漏性皮膚炎には発生しやすい部位や症状にやや違いがあります。

ニキビは毛穴が詰まりやすい場所で起こり、脂漏性皮膚炎は皮脂分泌が盛んな場所で起こりやすいという特徴が見られます。

ニキビと脂漏性皮膚炎の違い

項目ニキビ脂漏性皮膚炎
原因菌アクネ菌(Cutibacterium acnes)マラセチア菌(Malassezia)
発生しやすい部位Tゾーン(額・鼻)、フェイスライン、背中、胸元など頭皮、鼻周り、耳の後ろ、眉間、額など皮脂が多いエリア
症状赤み、痛み、膿を伴う場合もあるかゆみ、フケのような皮膚の剥がれ、湿疹状の赤み
進行・悪化の要因皮脂の過剰分泌、ホルモンバランスの乱れ、ストレスなど皮脂の過剰分泌、マラセチア菌の増殖、ストレスなど

間違った自己診断のリスク

ニキビと脂漏性皮膚炎は見た目が似ていることがあるため、自己判断で誤ったケアをすると悪化しやすいです。

ニキビと思って治療薬を使ったら刺激が強すぎて皮膚炎が増悪したり、脂漏性皮膚炎と思い込んで逆に保湿ケアを怠ってしまい乾燥を招くケースもあります。

自己判断のリスクと症状悪化

誤った判断起こりうる悪化
ニキビと勘違い皮脂除去成分が強い洗顔料の使用で乾燥と炎症が拡大する
脂漏性皮膚炎と勘違い合わない保湿剤の使用で毛穴詰まりやニキビが増える
放置する炎症部位が広がり慢性化し、治療期間が長引く

症状が長引く、かゆみが強い、頭皮や顔の広範囲に赤みが広がるなど、問題がある場合は早めに専門の医療機関で診断を受けることが大切です。

ニキビと脂漏性皮膚炎の見分け方

顔や頭皮に赤みやかゆみが出たとき、ニキビなのか脂漏性皮膚炎なのか見分けるのは難しいと感じる方が多いです。

ここでは、症状の特徴や経過から見分けるポイントを解説します。

病変の形状や色の違い

ニキビの場合は、コメド(毛穴にたまった皮脂)や白っぽい膿が見られたり、赤い丘疹がポツポツとできたりすることが多いです。

逆に脂漏性皮膚炎は、赤みが広範囲に広がり、皮膚が脂っぽくテカりやすくなる傾向がみられます。頭皮ではフケが多くなったり、かさぶた状になるケースもあります。

かゆみの有無や強さ

ニキビでは、膿を伴った赤ニキビや黄ニキビになると強い痛みや熱感を感じることがあります。

一方で脂漏性皮膚炎は、痛みというよりもかゆみが強いことが多く、触れるとヒリヒリする感覚が続くこともあります。かゆみが強くなると無意識に掻きむしってしまい、症状が悪化するケースが目立ちます。

慢性的な経過かどうか

ニキビは、一度治まったらしばらくは落ち着くケースや、思春期が過ぎると改善するケースもあります。

しかし脂漏性皮膚炎は、慢性的に繰り返すという特徴があります。季節の変わり目や、皮脂の分泌が活発になる時期に悪化しやすいと感じる方は、脂漏性皮膚炎の可能性を考えた方がよいでしょう。

家庭でのチェックポイント

次のような症状の有無を日々確認することで、ニキビと脂漏性皮膚炎を見分ける目安がつかめます。

  • 赤みの範囲が限局的か、広範囲か
  • 痛みや熱感が強いか、かゆみが強いか
  • 膿や白ニキビがあるか、フケのようなかさつきがあるか
  • 季節によって悪化しやすいか
  • 何度も同じ部位で繰り返しているか

ニキビと脂漏性皮膚炎を見分ける目安

症状・特徴ニキビ脂漏性皮膚炎
主な感覚痛み・熱感かゆみ・ヒリヒリ感
赤みの範囲ポツポツと点在広範囲またはべったりとした赤み
フケ・かさつきあまり生じないフケ状の剥がれが見られることが多い
繰り返しやすさ思春期やホルモン乱れの時期に多い慢性的に繰り返し、時期的な悪化もある

ニキビと脂漏性皮膚炎の原因

ニキビと脂漏性皮膚炎の大きな違いとして、アクネ菌とマラセチア菌という原因菌の違いがあります。

ただ、皮脂過多やホルモンバランスの乱れなど、共通するリスク要因も存在します。

アクネ菌とマラセチア菌の特徴

アクネ菌は主に毛穴に生息し、皮脂を栄養源として増殖します。皮脂が過剰にたまると繁殖しやすくなり、周囲に炎症をもたらします。

マラセチア菌はもともと皮膚の表面や毛穴周りに存在する常在菌の一種であり、皮脂を好む性質があります。皮脂量が増えると急激に増殖して皮膚のバリア機能を乱すことがあります。

ホルモンバランスの乱れ

思春期ニキビは、男性ホルモンの増加や女性ホルモンの変動で皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まることで起こります。大人ニキビの場合も、生理前のホルモンバランスの乱れやストレスによるホルモン変化が影響します。

脂漏性皮膚炎についても、ホルモンバランスが乱れることで皮脂分泌が活発になり、マラセチア菌の増殖を助ける要因となります。

生活習慣・食生活

ニキビと脂漏性皮膚炎を悪化させる生活習慣には共通点があります。

  • 高脂質・高糖質の食事
  • アルコールの過剰摂取
  • 喫煙
  • 睡眠不足・運動不足

これらが続くと、体の新陳代謝やホルモンバランスに影響し、皮膚トラブルが起こりやすくなります。

スキンケアや頭皮ケアの影響

強い洗顔料やシャンプーを使いすぎると、皮脂を過剰に洗い落として皮膚が乾燥し、かえって皮脂分泌が活発になることがあります。

逆に汚れを十分に落とし切れない洗浄は、皮脂や汚れの残留を招いて毛穴詰まりやマラセチア菌の増殖につながります。

頭皮ケアでは、合わないヘアケア製品を使うことで頭皮に刺激が加わり、炎症が悪化するケースもあります。

ニキビ・脂漏性皮膚炎を起こしやすいスキンケア習慣

習慣起こりやすい問題
洗顔料・シャンプーの使いすぎ皮脂を落としすぎて乾燥を招き、皮脂分泌が過剰になりやすい
洗浄力が不十分汚れや皮脂が残りやすく、菌が増殖しやすい
強い摩擦やこすり洗い皮膚のバリア機能を損ない、炎症を促進
保湿不足皮膚が乾燥し、トラブルが長引きやすい

ニキビと脂漏性皮膚炎の対処法

ニキビと脂漏性皮膚炎の対処法は、症状や原因によって異なりますが、基本的には皮膚を清潔に保ちつつ、適度な皮脂バランスを維持することが重要です。

日常的なスキンケア・頭皮ケアのポイント

ニキビや脂漏性皮膚炎があるからといって、皮脂をすべて取り去るような洗浄は逆効果です。

余分な皮脂をオフしながら、必要な潤いを残すバランスが大切になります。

  • 洗顔やシャンプーは適度な泡立ちを使って、指の腹でやさしく行う
  • 過度なスクラブやブラッシングを避ける
  • 洗顔や洗髪後はすぐに保湿ケアを行う(保湿剤や化粧水など)
  • 合わない化粧品、ヘアケア製品は中断して別の製品を試してみる

市販薬の使用

ニキビには抗炎症成分(イブプロフェンピコノールなど)が含まれた市販薬や、皮脂分泌を抑える成分を含むものがあります。

脂漏性皮膚炎の場合は、抗真菌成分(ケトコナゾールなど)配合のシャンプーやローションを使用することが選択肢の1つです。

ただし、市販薬で症状が改善しない場合や、かゆみや赤みが強い場合は早めに医療機関を受診することをおすすめします。

ニキビ・脂漏性皮膚炎向け市販薬の一例

症状主な有効成分の例形状
ニキビイブプロフェンピコノール、レゾルシンなどクリーム、ジェルなど
脂漏性皮膚炎(頭皮)ケトコナゾール、ジンクピリチオンなどシャンプー、ローション

専門医での薬物治療

ニキビが重症化して膿を伴う場合や、脂漏性皮膚炎が慢性化して改善が見られない場合、専門医での薬物治療が有効です。

ニキビには外用抗生物質や漢方薬、脂漏性皮膚炎には抗真菌薬の外用薬や内服薬などが処方されることがあります。医師が症状に合わせて薬を選び、治療の経過を確認しながら調整します。

生活習慣の改善

根本的な原因に働きかけるためには、生活習慣の見直しが欠かせません。ストレス管理や栄養バランスの整った食事、適度な睡眠と運動などの基本的なことが、肌や頭皮の状態にもよい影響を与えます。

生活習慣を整えることによって、将来的にAGA治療が必要になるリスクを下げることにもつながります。

皮膚環境が安定すれば、頭皮や髪の健康も維持しやすくなるため、髪のボリュームを気にしている方も早めの対策が肝心です。

ニキビ・脂漏性皮膚炎と薄毛との関係

ニキビや脂漏性皮膚炎が生じる部位は、頭皮やフェイスラインを含む皮脂分泌が活発なエリアです。これらの皮膚トラブルは、抜け毛や薄毛とも関連があると考えられています。

炎症が頭皮環境に及ぼす影響

脂漏性皮膚炎が頭皮に起こると、フケや皮脂汚れが増えて毛穴が詰まりやすくなります。

炎症によって頭皮の血行が悪くなると、髪の成長に必要な栄養が行き渡りにくくなり、抜け毛や薄毛の原因となる可能性があります。

ニキビも同様に、炎症部位の血行不良や毛穴の詰まりを招き、髪の毛の成長に影響することがあります。

頭皮トラブルからAGA(男性型脱毛症)へ

AGAの原因にはDHT(ジヒドロテストステロン)などのホルモン要因が大きく関与していますが、頭皮環境が悪化すると、その発症や進行を助長すると考えられています。

ニキビや脂漏性皮膚炎によって頭皮の状態が悪くなり、髪の毛の成長サイクルが乱れることで、より抜け毛が目立つようになるケースもあります。

頭皮トラブルが薄毛進行に影響する要因

  • 毛穴の詰まりによる髪の成長阻害
  • 炎症による頭皮の血行不良
  • 皮脂過多で毛根周辺がダメージを受ける
  • 慢性的なかゆみや掻きむしりによる頭皮への刺激

薄毛対策と頭皮ケアの両立

薄毛が気になり始めた方は、頭皮ケアを適切に行うことが非常に大切です。

適度な洗髪で余分な皮脂やフケを落とし、頭皮環境を整えるだけでなく、睡眠やストレス管理にも配慮する必要があります。皮膚科や専門クリニックでは、薄毛と頭皮トラブルを同時にケアする治療プランを立てることも可能です。

頭皮環境の改善につながる主な治療・ケア

方法具体的な内容
薬物療法抗炎症薬、抗菌薬、保湿薬、AGA治療薬など
生活指導食事・睡眠・ストレス管理のアドバイス
ヘアケア指導洗髪方法、ヘアケア製品の選択、マッサージなど
定期的な頭皮チェック炎症や毛穴詰まり、抜け毛の状態を定期的に確認

クリニックでの治療と受診の目安

ニキビや脂漏性皮膚炎は症状が軽い場合、セルフケアや市販薬で落ち着くこともあります。

しかし、長引く場合や再発を繰り返す場合は専門医に相談することで、より適切な治療が期待できます。

受診のタイミング

  • 市販薬や自己ケアで改善が見られない
  • 痒みや痛みが強く、日常生活に支障をきたしている
  • 頭皮や顔の広範囲に赤みが広がっている
  • フケや皮むけがひどく、抜け毛の増加を感じる
  • 同じ部位で炎症が繰り返し発生する

これらの状態が続く場合、医療機関を受診して専門的な診断を受けると、効率的に症状をコントロールできる可能性があります。

皮膚科・美容皮膚科での治療例

専門医の診断では、ニキビや脂漏性皮膚炎の重症度や部位、患者様の体質などを総合的に判断したうえで、内服薬や外用薬、化粧品の提案などが行われます。

炎症が強い場合は、ステロイド外用薬や抗真菌薬、抗生物質などを使って短期間で症状を抑えることもあります。

また、美容皮膚科ではケミカルピーリングや光治療など、物理的手段を取り入れた治療も選択肢の1つです。

頭皮の場合はメディカルシャンプーを処方し、必要に応じて育毛剤やAGA治療薬と併用することで効果を高めるケースもあります。

クリニックで受けられる治療の流れ

初診時に問診と視診を行い、症状や生活習慣、既往歴を詳しく聞きます。さらに、必要に応じて血液検査や頭皮状態のチェックをし、ニキビなのか脂漏性皮膚炎なのかを正確に診断します。

治療の方針が決まったら、下記のような流れで改善を目指します。

  1. 外用薬や内服薬による炎症のコントロール
  2. 生活スタイルの指導(食生活や睡眠、ストレスケアなど)
  3. 頭皮ケア指導や適切なヘアケア用品の紹介
  4. 経過観察と必要に応じた治療方針の調整

受診から経過観察までのポイント

  • 初診時の問診は細かい症状や生活習慣まで伝える
  • 処方薬を決められた用法・用量で使用する
  • 治療中も疑問点があれば医師やスタッフに相談する
  • 炎症がおさまった後も定期的に状態を確認する

ニキビも脂漏性皮膚炎も再発しやすいため、症状が良くなってからも顔や皮膚の状態を日常的にチェックし、赤みやかゆみがあれば早い段階で受診することが望ましいです。

受診のメリット

専門的な診断を受けることで、原因を絞り込み、効率的に炎症を抑えられる可能性が高まります。特に薄毛や抜け毛のリスクを考えている場合は、頭皮環境を早期に整えておくことで将来的な負担を軽減できるかもしれません。

本人が気づいていない別の要因や症状が見つかる場合もあり、総合的なケアにつなげられます。

専門医で診てもらう利点

利点具体的な効果・メリット
正確な診断自己判断で間違ったケアをするリスクを減らす
適切な治療・薬の処方症状や体質に合った治療計画で炎症やかゆみを抑えやすい
頭皮環境の総合的な確認薄毛リスクや毛穴の状態を早期に把握し、必要な対策を実行できる
経過観察とフォローアップ症状の変化に応じて治療方針を柔軟に調整できる

ニキビと脂漏性皮膚炎を正しく見極めて将来の薄毛リスクに備えることが大切

ニキビと脂漏性皮膚炎は原因菌が異なり、適切な対処法も少しずつ異なります。しかし、どちらも皮脂分泌が活発な部位で起こりやすく、間違った自己ケアで悪化するリスクがある点は共通しています。

見分け方のポイントを理解し、症状や経過に合わせた正しいケアを行うことが大切です。

また、頭皮に脂漏性皮膚炎が生じている方や、ニキビが頭皮で繰り返し発生している場合は、薄毛や抜け毛のリスクも考えられます。

頭皮環境を見直し、必要に応じて医療機関で適切な治療を受けることで、将来的な髪のトラブルを予防する第一歩となります。

参考文献

1)POLASKEY, Meredith Tyree, et al. The global prevalence of seborrheic dermatitis: a systematic review and meta-analysis. JAMA dermatology, 2024, 160.8: 846-855.

AKTAŞ KARABAY, Ezgi; AKSU ÇERMAN, Aslı. Demodex folliculorum infestations in common facial dermatoses: acne vulgaris, rosacea, seborrheic dermatitis. Anais brasileiros de dermatologia, 2020, 95.2: 187-193.

GUPTA, Aditya K., et al. Seborrheic dermatitis. Dermatologic clinics, 2003, 21.3: 401-412.

KHASAWNEH, Ahmad Raed. Clinical and anamnestic features of men and women with generalized fatty form of seborrheic dermatitis of varying severity. Reports of Vinnytsia National Medical University, 2021, 25.3: 443-446.

ADALSTEINSSON, Jonas A., et al. An update on the microbiology, immunology and genetics of seborrheic dermatitis. Experimental dermatology, 2020, 29.5: 481-489.