日々の生活の中で「髪が抜ける量が増えたかもしれない」と気になった経験はないでしょうか。1日の抜け毛の量は個人差がありますが、その変化が薄毛の始まりを示すことがあります。
抜け毛の増加や頭皮の状態が気になるときには、正しい知識を身につけることが重要です。
本記事では、1日に抜ける髪の毛の本数の目安や、抜け毛が増える原因、予防・対策方法について詳しく解説します。
「1日に抜ける髪の毛の本数」の基礎知識
髪の毛は成長期・退行期・休止期を経て、自然と生え替わるサイクルをくり返します。このサイクルによって生じる抜け毛は誰にでもありますが、過剰に増えると薄毛の兆候となる可能性があります。
ヘアサイクルの基本と寿命
髪の毛は一定の期間成長し、その後に退行期、休止期を迎えます。
平均すると髪の毛の寿命は約2〜6年とされ、この期間を終えると自然に抜け落ちます。ヘアサイクルは個人差が大きく、遺伝や年齢、ホルモンバランスなどが影響します。
髪の成長期が短くなると、新しく生えてくる髪が十分に成長しないまま抜けてしまいます。また、休止期が長引くと、髪の総量が減って地肌が目立ちやすくなります。
抜け毛の量の目安
1日に抜ける髪の毛は平均して50〜100本程度といわれます。この範囲内ならば生理的な範囲と考えられ、過度な心配は不要です。
一方、明らかに1日に抜ける髪の毛の量が増えている、自宅の床や枕に目立つ量の髪が落ちているなど、以前より抜け毛が気になる場合は注意が必要です。
抜け毛の量とヘアサイクルの関係
項目 | 内容 |
---|---|
成長期 | 2〜6年ほど続き、髪の長さと太さを決定する |
退行期 | 成長が止まり、髪の毛が抜ける準備を始める |
休止期 | 毛根が活動を休み、抜け毛として自然に落ちる段階 |
1日の抜け毛の量の目安 | 約50〜100本 |
抜け毛を見分けるときのチェックポイント
髪を洗ったあとに排水溝に溜まる毛の本数や、ブラッシングしたときに抜ける本数、朝起きたとき枕元に残っている抜け毛の量などを日々観察すると変化に気付きやすいです。
これらを定期的にチェックし、抜け毛が増えているようであれば何らかの要因が関係しているかもしれません。
自己チェックと専門家の診断
抜け毛の量が以前より増えた、髪が細くなったなど、少しでも異変を感じたら自己チェックにとどまらず、医師や毛髪診断士などの専門家に相談することが大切です。
自分では判断が難しい場合でも、専門家が頭皮の状態やヘアサイクルを考慮し、適切なアドバイスを行います。
1日の抜け毛の本数が増える原因
抜け毛は自然な生理現象ですが、何らかの要因によって急増することがあります。食生活の乱れや睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな生活習慣の影響を受ける可能性があります。
食事バランスの乱れ
髪の毛の成長にはタンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要です。
過度なダイエットや偏った食生活が続くと、頭皮や毛根に十分な栄養が届かず、髪が細くなる、ハリを失う、抜け毛が増えるといった状態に陥りやすくなります。
特にタンパク質が不足すると髪の成長に直結して影響が出やすいため、食事の見直しは重要です。
栄養素と髪の関係
栄養素 | 役割 | 主な食材例 |
---|---|---|
タンパク質 | 髪の主成分ケラチンの生成に必須 | 肉、魚、大豆製品、卵 |
ビタミンB群 | 細胞の代謝を促し、健やかな毛髪を保つ | レバー、豚肉、納豆 |
ミネラル(亜鉛など) | ケラチンの合成をサポート | 牡蠣、牛肉、ナッツ類 |
ビタミンC | コラーゲン生成を助け、血行を促進 | 柑橘類、ピーマン、いちご |
睡眠不足とストレス
睡眠不足や慢性的なストレスはホルモンバランスを崩し、頭皮の血行を悪化させる要因になります。髪の毛の成長期が短くなったり、休止期に入りやすくなったりすることで、1日に抜ける髪の毛の本数が増えやすくなるのです。
ストレスが高い状態が長期間続くと頭皮環境の悪化を招き、抜け毛の進行を加速させるリスクも高まります。
睡眠不足が続くと起こりやすい変化
- 自律神経の乱れによる頭皮の血行低下
- 成長ホルモンの分泌低下による毛髪の成長阻害
- 食欲不振や暴飲暴食などによる栄養バランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れ
男性ホルモン(テストステロン)や女性ホルモン(エストロゲン)の分泌バランスが乱れると、薄毛や抜け毛の原因になりやすいです。
男性ではテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換される過程が、頭頂部や前頭部の髪の成長に影響を与える可能性があります。女性の場合は、加齢や産後のホルモン変化によって抜け毛が一時的に増えることもあります。
合わないヘアケアや外的要因
過度なカラーリングやパーマ、過度のヘアアイロン使用などが髪や頭皮に負担をかけ、抜け毛のリスクを高めるケースがあります。
また、紫外線の強い環境に長時間いるなども、頭皮や毛髪にダメージを与えます。
外的要因 | 影響 |
---|---|
紫外線 | 髪や頭皮にダメージを与え、乾燥や切れ毛を増やす |
カラーリング・パーマ | 薬剤の刺激により髪や頭皮に負担 |
きつい帽子やヘアスタイル | 頭皮の血行不良を引き起こす場合がある |
間違ったシャンプー方法 | 過度な洗浄で頭皮を乾燥させ、トラブルの原因となる |
外的刺激が蓄積すると、髪のキューティクルが破損し、切れ毛や抜け毛が増える恐れがあります。
薄毛かどうかを判断する目安
薄毛は何らかの原因によって髪の生え替わりのサイクルが乱れ、髪の密度が低下して頭皮が目立つ状態です。しかし、個人差があるため「どの程度で薄毛と判断するのか」がわかりにくいことも事実です。
そこで、抜け毛だけでなく、頭皮の状態や髪のコシなどの指標を踏まえて総合的に判断することが大切です。
抜け毛の部位から見る特徴
男性型脱毛症(AGA)では生え際や頭頂部から抜け毛が進む場合が多いです。一方で、びまん性脱毛症などは分け目や頭頂部全体で髪が薄くなることが特徴です。
自分の抜け毛が特定の部位に集中しているのか、それとも頭全体に及んでいるのかを観察することで、髪の悩みの種類を推測できます。
脱毛の種類と部位
種類 | 主な脱毛部位 | 特徴 |
---|---|---|
AGA(男性型脱毛症) | 生え際、頭頂部 | 前頭部が後退、つむじ付近が薄くなる |
びまん性脱毛症 | 頭頂部全体 | 全体的に薄くなる、女性に多い |
円形脱毛症 | 特定の円形部位 | 急激に円形状に脱毛、ストレスなどが関与 |
髪の太さやハリの変化
髪が細くなったり、ハリやコシがなくなったりすると、頭髪全体がボリューム不足に見えやすくなります。
加齢による変化やホルモンの影響、栄養不足など、さまざまな要因が重なって髪質に影響を与えます。以前はふんわりしていた髪がペタッとしてきた、髪が絡まりやすくなったなどの変化に気付いたら要注意です。
地肌の透け具合
地肌の透け方が気になるときは、生え際や分け目をチェックすると参考になります。髪の密度が低下すると、生え際や分け目が広がり、頭皮が見えやすくなる傾向があります。
もともと髪の色が薄い方や地肌の色が白い方は、少しの変化でも透け具合が目立ちやすいので、日頃のチェックが大切です。
定期的な写真撮影
髪の変化は緩やかに進行するケースが多いため、月単位や数カ月単位で写真を撮影して比較すると、薄毛の進行度合いをより客観的に把握できます。
正面だけでなく、横と後ろ、頭頂部も撮影し、角度や照明の条件をできるだけそろえて撮影すると差異がわかりやすいです。
写真撮影を続けるメリット
- 日々の小さな変化を見逃しにくい
- 治療やケアの成果を客観的に比較できる
- モチベーション維持につながる
抜け毛対策としての生活習慣の見直し方法
抜け毛や薄毛の気配を感じたとき、まずは日常生活の見直しが効果的です。食事や睡眠、ストレス管理などは髪の状態に大きく影響するため、セルフケアの第一歩として意識するとよいでしょう。
バランスの取れた食生活
髪の健康を保つためには、タンパク質を中心にビタミンやミネラルをバランスよく摂ることが重要です。
外食やコンビニ食に偏りがちな方は、野菜や果物、良質なタンパク質を意識して取り入れてください。また、過度なダイエットは髪だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
髪のために意識したい食材
食材 | 栄養素 | 説明 |
---|---|---|
魚(サーモン、さばなど) | 良質なタンパク質、オメガ3脂肪酸 | 頭皮の血行を保ち、毛根を健やかに維持しやすい |
大豆製品(豆腐、納豆など) | タンパク質、イソフラボン | ホルモンバランスのサポートに有用 |
緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリーなど) | ビタミン、ミネラル | 抗酸化作用や血行促進を期待できる |
ナッツ類(アーモンド、くるみなど) | 亜鉛、ビタミンE | 髪の成長をサポートし、頭皮環境を整える |
質の良い睡眠を確保する
日々の疲れをしっかりとるためには、睡眠の質を高めることが欠かせません。眠りの深い時間帯に成長ホルモンが分泌され、頭皮や髪にもプラスの効果が期待できます。
- 就寝1時間前にはブルーライトを避ける
- お風呂でしっかり体を温める
- 寝室の照明を暗めにし、室温・湿度を調整する
就寝前にはスマートフォンやパソコンの画面を長時間見続けないように心がけ、リラックスできる環境づくりを意識してください。
ストレスの軽減
過度なストレスは自律神経やホルモンバランスを乱す大きな原因です。仕事や人間関係などで疲れがたまっていると感じたら、意識的にリラックスできる時間を確保してください。
軽い運動や趣味の時間を設ける、深呼吸や瞑想を取り入れるなど、自分に合った方法でストレスケアをしましょう。
頭皮環境を整えるシャンプーと乾かし方
髪や頭皮の汚れをきちんと落とし、過度に乾燥させないように洗うことが大切です。
シャンプーの際には指の腹を使い、やさしく頭皮をマッサージしながら洗い、すすぎ残しがないようにしてください。また、洗髪後は速やかにドライヤーで髪を乾かし、濡れた状態で放置しないように心がけましょう。
洗髪時に配慮したいポイント
項目 | 理由 |
---|---|
シャンプー前にぬるま湯で予洗い | 汚れや余分な皮脂を落とし、シャンプーの泡立ちを助ける |
指の腹で優しくマッサージ | 頭皮を傷つけずに血行促進 |
しっかり洗い流す | シャンプーやトリートメントの残留を防ぐ |
早めにドライヤーで乾かす | 頭皮が蒸れやすい状態を作らないようにする |
AGAの可能性と治療の選択肢
抜け毛が増えている原因のひとつとして、男性型脱毛症(AGA)が考えられます。男性ホルモンの影響を強く受ける髪の毛は、生え際や頭頂部から薄くなりやすく、治療を始めるタイミングが遅れると進行してしまうことがあります。
AGAの特徴
AGAは男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼという酵素の働きによってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることが大きな要因とされています。
DHTは毛根を弱らせる作用があり、生え際や頭頂部の髪の成長期を短くして抜け毛を増やします。
AGAが疑われるサイン
- 生え際が後退してきた
- 頭頂部のボリュームが減ってきた
- 父親や祖父など、家系に似た症状が多い
AGA治療薬の種類
AGAの治療には内服薬や外用薬など、複数の手段があります。医師が症状や体質に合わせて処方を検討します。
内服薬としてはフィナステリドやデュタステリドが広く使われ、外用薬としてはミノキシジルが一般的です。
治療法 | 目的・特徴 | 処方形態 |
---|---|---|
フィナステリド | 5αリダクターゼの働きを抑制し、DHTの生成を抑える | 内服薬 |
デュタステリド | フィナステリドより幅広い5αリダクターゼ阻害効果を持つ | 内服薬 |
ミノキシジル | 血行促進や毛母細胞への栄養供給を助ける | 外用薬(市販品もあり) |
メソセラピー等 | 頭皮に有効成分を直接届ける | クリニックでの施術 |
AGAの治療期間と効果
AGA治療は続けることが大切です。数週間から数カ月で急に髪が増えるわけではなく、最低でも6カ月ほどは継続して経過を観察する必要があります。
頭皮の状態や個人の体質によって効果に差があり、早期に始めるほど良い結果を得やすいです。
女性にも起こる薄毛
男性型脱毛症は男性特有のイメージがありますが、女性でもホルモンバランスの乱れなどを背景に、同様のメカニズムによる脱毛症が起こる場合があります。
女性の場合は生え際よりも頭頂部全体が薄くなるケースが多く、びまん性脱毛症との鑑別も大切です。
自分でできる頭皮ケアの具体例
薄毛対策には、日常的な頭皮ケアも大切です。血行を促進し、頭皮に十分な栄養が行き渡るようにすることで、抜け毛の進行を抑えたり、新しい髪の成長を促したりする効果が期待できます。
頭皮マッサージの方法
頭皮マッサージは、シャンプー前や入浴中、ドライヤー前などに行うと効果的です。指の腹で円を描くように動かし、頭皮全体をまんべんなく刺激します。
血行を促進するだけでなく、リラックス効果もあるため、ストレス軽減にもつながります。
頭皮マッサージで意識したいポイント
ポイント | 詳細 |
---|---|
力加減 | 爪を立てずにやさしく刺激する |
時間 | 1回あたり2〜3分程度を目安に続ける |
頻度 | 毎日1回程度で十分に効果を期待できる |
適度な保湿 | 乾燥が気になる場合は保湿ローションなどを使う |
アロマや育毛トニックの活用
アロマオイルや育毛トニックなどを併用すると、頭皮環境を整えながらリラックスできる利点があります。メントールやカフェインなどが配合されている育毛トニックは血行促進効果を助ける場合もあります。
ただし、成分によって頭皮に合う・合わないがあるため、異常が現れたときは使用を中止してください。
育毛トニックを選ぶときの注意点
- 刺激が強すぎる成分を避ける
- 清潔な頭皮に使用する
- 保管方法を守り、使用期限内に使い切る
シャンプーブラシの活用
シャンプーブラシを使うと、指では届きにくい部分の汚れまで落としやすくなります。
ただし、強い力でゴシゴシ洗うとかえって頭皮を傷つける恐れがあるため、やさしく丁寧に使うことが大切です。シリコン素材などの柔らかいブラシを選ぶと安全に使用できます。
紫外線対策をする
紫外線は髪や頭皮にダメージを与える大きな要因です。帽子や日傘などを活用し、長時間の直射日光を避けるとともに、UVカット機能のあるヘアケア製品を使用すると効果的です。
紫外線ダメージを蓄積させないように注意することで、抜け毛の予防につながります。
紫外線対策の工夫
項目 | 内容 |
---|---|
帽子・日傘 | 直接の日光を物理的に遮断 |
UVカットスプレー | 髪専用のものを活用し、毛髪と頭皮を保護 |
ヘアオイル | 髪表面のダメージを軽減し、パサつきを防ぐ |
外出後のケア | 帰宅後にしっかり洗髪し、保湿を行う |
クリニック受診を検討するタイミング
自己ケアを続けても抜け毛が減らない、1日の抜け毛の量が明らかに多い、頭皮に何らかの異常を感じるなどの状況になった場合は、早めに専門の医師やクリニックに相談することをおすすめします。
薄毛の進行は個人差があり、初期段階での対策が効果を発揮しやすいためです。
こんな症状があったら要注意
下記の症状がみられたら薄毛が進行している可能性がありますので、クリニックの受診を検討しましょう。
- 抜け毛の本数が増えているのに加えて髪が細くなってきた
- つむじが広がったり、生え際が後退したりと目に見えて変化がある
- 頭皮がベタつく、かゆみや炎症を伴う
- 円形脱毛症のように局所的な脱毛が見られる
受診前に確認したいこと
確認ポイント | 理由 |
---|---|
抜け毛が気になり始めた時期 | いつから抜け毛が増えたかを把握すると原因を推測しやすい |
家族の薄毛状況 | 遺伝的要素があるかどうかの判断材料 |
生活スタイルの変化 | 食事や睡眠、ストレス状態の変化が影響している場合がある |
試したケア用品や市販薬 | 既に行った対策がある場合、医師に伝えるとスムーズ |
AGA専門クリニックと皮膚科の違い
抜け毛や薄毛に悩んだ場合、受診する科として「皮膚科」や「AGA専門クリニック」が選択肢に挙がります。
皮膚科でも一般的な頭皮トラブルを診てもらえますが、AGA専門クリニックでは、より詳細な診断や専門的な治療薬の提案を受けられる場合が多いです。
受診までの流れ
受診を決めたら、インターネットや電話で予約を入れ、来院するのが一般的な流れです。
初診時には医師が頭皮の状態を確認し、抜け毛の原因を総合的に判断します。治療が必要と診断されたら、内服薬や外用薬など症状に応じた治療方針を提案されます。
受診後のフォローアップ
- 定期的な通院やオンライン診療で治療効果をチェックする
- 必要に応じて治療方針の見直しを行う
- 自宅でのケア方法を再確認し、生活習慣のアドバイスを受ける
AGA治療にかかる費用の目安
AGA治療にかかる費用は、選択する治療法によって幅があります。ただ、早めに治療をスタートするほど、総額としては安く済む傾向があります。
治療内容 | 費用例 | 備考 |
---|---|---|
内服薬(フィナステリド、デュタステリド) | 月々数千円〜1万円台 | 効果は個人差あり |
外用薬(ミノキシジル) | 月々数千円 | 市販のものより処方薬の方が成分濃度が高い場合がある |
頭皮メソセラピー | 1回あたり数万円 | 複数回の施術が必要になるケースが多い |
カウンセリング料 | クリニックにより無料〜数千円 | 初回時のみの場合が多い |
「一日に抜ける髪の毛の本数が増えた気がする」「まだ髪は薄くなっていないけど毎日の抜け毛の本数が多いから将来の薄毛が心配」など少しでも髪や頭皮に不安を感じる場合は、クリニックに足を運んでみましょう。
早期に対策を始めることが抜け毛の進行を抑え、健康な髪を維持するための第一歩となります。
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