髪のボリュームが減ったり、洗髪時に抜け毛が増えたりすると、原因が何なのか気になる方が多いかもしれません。

健康的な髪を保つには頭皮や毛根の仕組みを理解し、生活習慣や日々のケアを見直すことが大切です。

本記事では、髪が抜ける原因を中心に考えられる要素を幅広く取り上げ、医師の視点から予防と対策をご紹介します。

目次

髪が抜けるメカニズムの基本

髪の毛には独自の生え替わりサイクルがあります。抜け毛が増える背景には、サイクルの乱れや頭皮環境の悪化など、さまざまな要因が存在します。

まずは髪のライフサイクルや抜け毛の仕組みを理解することが大切です。

髪の成長サイクルと抜け毛の関係

髪の毛には成長期・退行期・休止期という段階があります。成長期は毛母細胞が活発に働き、髪の長さが伸びる時期です。

退行期になると毛母細胞の活動は緩やかになり、休止期には髪の成長が止まった状態が続きます。休止期を終えると古い髪が抜け落ち、新しい髪が生え始めます。

人の頭髪は常に一定の割合で抜け毛が生じますが、過度に抜ける場合は何らかの要因によって成長サイクルが乱れている可能性があります。

髪の成長サイクル

サイクル主な特徴期間の目安
成長期毛母細胞が活発2〜6年程度
退行期毛母細胞が衰える約2〜3週間
休止期成長が止まる約3〜4ヶ月

髪はこのサイクルを繰り返しながら、古い髪を押し出すように新しい髪が生えます。

髪の毛がたくさん抜けると感じるときは、休止期にある髪が増えているか、毛母細胞へのダメージが強まっているかなど、原因の切り分けが必要です。

さまざまな髪のトラブルによる影響

抜け毛の原因は1つだけでなく、頭皮環境や生活習慣に起因する複合的な要素が絡むケースが多いです。

頭皮の皮脂バランスが崩れると、毛穴が詰まって炎症を起こしやすくなり、髪に必要な栄養が行き届きにくくなります。

また強いパーマやカラー剤の使用、過度なブラッシングやドライヤーの熱も、髪や頭皮の負担になります。加えて、栄養不足や睡眠不足、喫煙や過度の飲酒なども髪の成長に悪影響を及ぼします。

髪と頭皮のトラブルを招きやすい行動

  • 強力なシャンプー剤で必要以上に皮脂を落とす
  • 1日複数回の過剰な洗髪で頭皮を乾燥させる
  • ドライヤーの熱を至近距離で長時間あてる
  • ヘアスタイリング剤を落とさないまま就寝する
  • 極端なダイエットで栄養バランスが偏る

外的刺激と内的要因の両面が髪に負担をかけると、抜け毛の増加につながりやすいです。

ストレスとの関係

精神的な負担が続くと、自律神経やホルモンバランスが乱れやすくなり、血行が悪化します。

頭皮の血流が低下すると髪の成長に必要な酸素や栄養素が毛根まで届きにくくなり、結果として髪が抜けやすくなる恐れがあります。

ストレスが大きい環境で生活している人は、頭皮ケアだけでなく、リラックス法や睡眠の質を高める工夫も意識してみましょう。

遺伝やホルモンバランスの影響

遺伝的な要因やホルモンバランスの変化は、髪が抜ける原因としてよく取り上げられます。特に男性ホルモンが影響するAGAは代表的な例です。

遺伝やホルモンの問題について理解を深め、早期に適切な取り組みを行うと対策が取りやすくなります。

AGA(男性型脱毛症)の特徴

AGAは男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることで起こる脱毛症です。

DHTは毛乳頭細胞を刺激し、髪の成長期を短縮させるため、抜け毛の増加や薄毛が進行しやすくなります。前頭部や頭頂部の髪が薄くなるパターンが多いですが、個人差もあります。

AGAの特徴

項目内容
原因物質ジヒドロテストステロン(DHT)
進行エリア前頭部・頭頂部が中心
発症年齢の傾向20代後半〜40代にかけて多く見られる
治療の方法内服薬、外用薬、クリニックでの治療など

AGAの進行は緩やかに見えるため、気づいた時には髪の毛がたくさん抜ける状態に至っている場合があります。早めに対処するほど症状の悪化を防ぎやすいです。

女性に見られるホルモンバランスの変化

女性は加齢や出産前後のホルモン変動により、一時的に抜け毛が増えたり髪質が変わったりするときがあります。

エストロゲンは髪の成長にポジティブに働きかけるので、加齢や産後のエストロゲン低下によって髪のハリ・コシが失われやすくなる場合があります。

またピルや更年期障害の治療薬など、ホルモンに関わる薬の服用も抜け毛の原因になる可能性があります。

遺伝的要素の捉え方

両親や祖父母が早期に薄毛になった場合、自分も同じような状態に進む可能性があります。

ただし確率の問題であって、遺伝的要因があっても適切な生活習慣とケアを行えば、髪の毛を健康に保つことは不可能ではありません。

遺伝だけを悲観せず、早期の段階から予防的な取り組みを続けることが大切です。

栄養と食生活が与える影響

髪の健康を語るうえで、バランスのよい食事は非常に重要です。

タンパク質、ビタミン、ミネラルなど髪の成長に必要な栄養素をしっかり摂取すると、抜け毛の進行を抑えられます。

髪の生成に欠かせない栄養素

髪の主成分であるケラチンはタンパク質から構成されます。肉や魚、大豆製品といった良質なタンパク質源を意識して摂ると髪の健康維持に役立ちます。

また亜鉛や鉄分などのミネラル類、ビタミンB群やビタミンCなども重要です。亜鉛が不足すると髪の合成がスムーズに進まず、抜け毛が増える恐れがあります。

栄養素役割多く含む食材
タンパク質ケラチン合成の材料肉・魚・卵・大豆製品など
亜鉛タンパク質合成をサポート牡蠣・牛肉・レバーなど
鉄分毛根への酸素供給をサポートレバー・赤身の肉・ほうれん草
ビタミンB群エネルギー代謝を促し、毛母細胞の働きを助ける豚肉・納豆・アーモンドなど
ビタミンCコラーゲン生成を助け、頭皮の血行を改善しやすくする柑橘類・ピーマン・いちごなど

これらの栄養素は、単独ではなく複合的に働きます。1つの栄養素だけを大量に摂取しても全体のバランスを崩す恐れがあるため、栄養全体の調和を意識しましょう。

食生活が偏った時に起こりやすい症状

ファストフードやスナック菓子など、糖質や脂質の多い食事ばかり続くと皮脂の過剰分泌や血行不良につながります。

過度の糖質摂取は皮膚の炎症を誘発しやすく、結果として頭皮トラブルのリスクが高まります。

またダイエット目的で極端に食事量を減らすと、毛根に行き渡る栄養が大幅に不足して、抜け毛が増えるケースが見られます。

偏食による髪や頭皮トラブル

  • 頭皮がベタつきやすくなる
  • 抜け毛の量が増加しやすい
  • 髪にコシやツヤがなくなる
  • フケやかゆみが生じやすい
  • 病院での血液検査で貧血傾向が発覚する

ダイエットをしたい場合でも、髪と健康のためにタンパク質と必要なビタミン、ミネラルをバランスよく摂ることを心がけましょう。

良好な食習慣の継続がもたらす効果

栄養バランスが整った食事を続けると、頭皮や毛根に十分な栄養が行き渡りやすくなります。その結果、髪にハリとツヤが生まれるだけでなく、抜け毛の増加も抑えやすくなります。

理想的な食生活は、結果として肌や爪のコンディションも良くするため、美容面でもメリットが多いです。

生活習慣と頭皮環境

髪が抜ける原因を考える時は、生活リズムや睡眠、運動といった基本的な習慣面も見逃せません。

健やかな髪を育てるためには、頭皮への血流を確保し、ホルモンバランスを良好に保つ必要があります。

睡眠と運動が髪に与える影響

質の良い睡眠を確保すると、成長ホルモンが分泌されやすくなり、髪の成長を後押しします。一方で、寝不足が続くと頭皮の新陳代謝が滞り、髪が細くなったり抜け毛が増えたりしやすくなります。

適度な運動も血流を促進して頭皮に栄養を届けやすくするため、ウォーキングや軽いジョギングなどを習慣にすると効果的です。

睡眠と運動習慣を整えるポイント

項目おすすめの実践方法
睡眠時間1日6〜7時間を目安に規則正しい就寝を心がける
寝る前の習慣スマホやPC画面を見る時間を減らす
運動の頻度週2〜3回程度の有酸素運動を継続する
運動前後のケアストレッチで血流を促し、急激な負担を回避

これらを実践すると、頭皮の環境が整いやすくなり、髪の成長をサポートする基盤を築きやすいです。

頭皮マッサージや正しい洗髪方法

頭皮マッサージは血行を促し、毛根に栄養を行き渡らせやすくする方法の1つです。入浴時やシャンプー前後に指の腹で頭皮をやさしく円を描くようにマッサージすると、心身のリラックス効果も期待できます。

洗髪では、シャンプーを使う前にお湯だけで予洗いをし、頭皮の汚れを落としてから適量のシャンプーを使うのがポイントです。

洗髪時に気をつけたいこと

  • 38〜40度くらいのぬるめのお湯を使う
  • シャンプーは指の腹を使って頭皮を洗う
  • すすぎは念入りに行い、洗剤成分を残さない
  • タオルドライは髪を押さえるように優しく行う
  • ドライヤーは髪から20cm程度離して風を送る

頭皮への過度な刺激は、かえって抜け毛を増やす要因になるため注意が必要です。

喫煙や飲酒が及ぼすリスク

喫煙は血管を収縮させ、頭皮の血行を悪化させる原因になります。毛根へ行き渡る酸素や栄養が不足し、髪の成長に悪影響が及ぶ可能性が高まります。

飲酒に関してもアルコールの過剰摂取によって肝臓の機能を疲弊させると、栄養素の代謝や分解がスムーズに行われず、髪の毛がたくさん抜ける状況に拍車をかけるときがあります。

市販アイテムとセルフケアの注意点

頭皮や髪のケアを意識すると、育毛シャンプーや育毛剤など市販のアイテムを積極的に試したくなるかもしれません。

ただし商品選びや使用方法を誤ると、期待する効果を得られないケースがあります。

育毛シャンプー・育毛剤の選び方

育毛シャンプーは、頭皮の余分な皮脂を洗い流しつつ保湿力も確保できるものが理想といえます。

刺激の強い洗浄成分は頭皮の乾燥を招く場合があるため、アミノ酸系やノンシリコン系などをチェックするとよいでしょう。

育毛剤は有効成分が多様で、頭皮の血行促進に寄与するものから、毛母細胞の活性化を目的としたものまでさまざまです。

育毛シャンプー・育毛剤の特徴

アイテム特徴注意点
育毛シャンプー頭皮環境を整える、保湿成分配合強い洗浄力のある成分は頭皮刺激に注意
育毛剤有効成分が毛母細胞や血行をサポート使い始めは目立った変化が出にくい
ノンシリコン系毛穴詰まりを起こしにくい洗い上がりがキシむ場合がある
アミノ酸系シャンプーマイルドな洗浄力で頭皮への負担が少ない洗浄力が弱く、皮脂が多い人には合わない場合がある

使用前に成分表示を確認し、自身の頭皮状態に合ったものを選ぶと良いです。

実感が出るまでの目安

育毛シャンプーや育毛剤を使用しても、短期間で劇的な変化を得られるわけではありません。

髪の成長サイクルには時間がかかるため、少なくとも3〜6ヶ月程度は継続して試してみる必要があります。

使用している間も頭皮の清潔さや、食生活などの生活習慣を併せて見直すと、より効果を感じやすいです。

アイテム使用時に気をつけたい行動

  • 朝晩など決まったタイミングで使用する
  • 使用量や使用方法を守る
  • 痒みや湿疹などの副反応が出たら医師に相談する
  • 生活習慣が乱れている場合は同時に整える
  • 頭皮マッサージを併用すると、成分が行き渡りやすい

「使い方が難しい」と感じたときは、クリニックや専門家に相談しながら進めると安心です。

市販アイテムだけに頼りきらない意識

市販のアイテムは、あくまで頭皮環境のサポート役だと考えてみてください。

髪が抜ける原因が遺伝やホルモンバランス、強いストレスなどにある場合、アイテムだけでは根本的な解決にならない場合があります。

長期的に健康な髪を維持するには、専門の医療機関での検査やアドバイスも視野に入れるとよいでしょう。

クリニックでの診察と治療方法

抜け毛が気になり始めたら、早めに医療機関を受診することを検討してみてください。

髪と頭皮のプロである皮膚科医やAGA専門医は、症状や原因を分析しながら適切な治療プランを提案します。

AGA治療の具体例

AGA治療では、5αリダクターゼの働きを抑制する内服薬(フィナステリドやデュタステリドなど)を使用したり、頭皮に直接アプローチする外用薬(ミノキシジルなど)を併用したりする方法が一般的です。

症例によって注射やメソセラピーなどを組み合わせる場合もあります。

AGA治療の方法

治療方法特徴メリット
内服薬ジヒドロテストステロン産生の抑制抜け毛の進行を抑えやすい
外用薬血行促進や毛母細胞の活性化を狙う局所的なアプローチが可能
メソセラピー有効成分を直接頭皮に注入薬効成分をピンポイントで届ける
植毛・増毛自毛植毛や人工毛の増毛など見た目の変化が比較的早い

最初の診察では頭皮の状態や血液検査などを通して、治療方針を決定します。

カウンセリングを受けるメリット

医療機関でカウンセリングを受けると、自己判断だけではわかりにくい原因を特定しやすくなります。

専門医による頭皮チェックや血液検査、問診から得た情報をもとに、適切な治療薬や治療法を提案してもらえます。

自己流のケアで長期間頑張るよりも、原因に合わせた対策を組み立てるほうが、抜け毛の抑制や毛髪の回復を実感しやすい場合があります。

カウンセリングで相談しやすいこと

  • 抜け毛の量や頻度
  • 始まった時期や経過
  • 生活習慣やストレス度合い
  • 過去に試したセルフケアやサプリ
  • 家族の薄毛の状況

これらの情報を共有すると、医師はより正確に抜け毛の原因を分析できます。

治療継続の重要性

髪の成長には時間がかかるため、治療を始めたからといってすぐに劇的な変化が起こるわけではありません。

特にAGAなどの治療は長期戦になりがちなので、医師の指示に従って根気強く続ける姿勢が大切です。

途中で自己判断による薬の中断や変更を行うと、せっかくの効果が得られなくなる可能性があるため注意が必要です。

日常生活で意識したい予防と対策

抜け毛や薄毛が気になりだしたら、早めにできることから取り組んでみましょう。生活習慣を少し改善しただけでも頭皮環境が整いやすくなり、髪の成長を後押しできます。

ストレスケアとリラクゼーション

慢性的なストレスは自律神経の乱れや血行不良をもたらし、髪に十分な栄養が届きにくくなる場合があります。

仕事や家庭でのプレッシャーを受けやすい方は、深呼吸や瞑想、軽いストレッチなどを日常に取り入れて、心身をリフレッシュする時間を確保しましょう。

睡眠の質を高めるために寝る前のスマホ使用を控えるのも効果的です。

ストレス解消につながりやすい方法

方法具体的な例
有酸素運動ウォーキング、軽めのジョギング、サイクリング
マインドフルネス呼吸法、簡単な瞑想、ヨガなど
クリエイティブ活動絵を描く、楽器を弾く、DIY
趣味に没頭する読書、ゲーム、園芸など
人との交流友人や家族との会話、オンラインコミュニティ

ストレスケアを充実させるとホルモンバランスも安定しやすく、抜け毛のリスクを下げる効果が期待できます。

紫外線対策と頭皮の保護

紫外線は頭皮や毛根にダメージを与える要因の1つです。頭皮が日焼けすると乾燥や炎症を起こしやすくなり、抜け毛を引き起こしやすくなります。

日差しの強い時期は帽子や日傘を活用し、頭皮を保護する意識を高めてください。特に頭頂部は直接日差しを受けやすいので注意が必要です。

紫外線を強く浴びた後に行うケア

  • 帽子や日傘で直接の日差しを防ぐ
  • 帰宅後は頭皮に優しいシャンプーで余分な汚れを洗い流す
  • 保湿効果のあるトリートメントや頭皮用ローションを使う
  • 頭皮マッサージで血行を促す
  • 冷やしすぎは逆効果なので適度な温度のお湯を使う

夏場やアウトドア活動が多い方は特に意識すると、頭皮への負担が軽減されやすいです。

定期的な頭皮チェック

自分の頭皮状態を定期的にチェックする習慣をつけると、抜け毛が増え始めたタイミングやフケの増加など、ちょっとした変化にも気づきやすくなります。

頭頂部など自分では見えにくい場所も、鏡やスマートフォンのカメラを利用して確認するとよいでしょう。早期に異変を察知できれば、医師への相談もスムーズに行えます。

よくある質問

髪が抜ける原因やクリニックでの治療について、患者さんから寄せられる代表的な質問にお答えします。

日々のケアや治療を継続する中で、気になる点があれば医師に遠慮なく聞いてみることが大切です。

Q
抜け毛が1日100本以上あるのですが、すぐ受診すべきでしょうか?
A

1日に抜ける髪の本数は平均50〜100本程度が目安ですが、季節によっては100本以上抜けることもあります。

抜け毛が急激に増えた、地肌が目立つほど薄くなったなど、明らかな変化を感じた場合は早めに受診を検討してください。

自己判断が難しいときは、医師の見解を得ることで安心材料にもつながります。

Q
女性でもAGA(FAGA)は起こりますか?
A

女性の男性ホルモン量は男性に比べて少ないものの、女性でもホルモンバランスの変化によってFAGA(女性男性型脱毛症)が起こるケースがあります。

髪の分け目が広がる、頭頂部の髪が細くなるといった症状が出た場合はFAGAの可能性を考えるべきです。専門医の診断を受けると、内服薬や外用薬などの治療法を提案してもらえます。

Q
AGA治療薬の副作用が心配です。どうすればよいですか?
A

AGA治療薬で報告され

る副作用としては、性欲減退や勃起機能の低下、軽度の肝機能異常などが挙げられます。すべての人に現れるわけではありませんが、症状が気になる場合は担当医へ相談してください。

服用を続けながら定期的な血液検査を行い、副作用が顕著な場合には処方を変更したり、別の方法に切り替えたりすることも可能です。

Q
AGA薬を飲むと髪全体が濃くなりますか?
A

AGA薬の主な作用は、抜け毛を抑えたり髪の成長周期を整えたりすることです。

服用により一定期間経過すると、細く弱った髪が太くなる可能性がありますが、すべての患者さんが同じように劇的に変化するわけではありません。

治療効果には個人差がありますので、期待値を高めすぎず、医師の指導のもとで継続して経過を見守ると良いです。

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