髪が抜けやすくなる原因として、加齢や遺伝、ストレスなどが挙げられますが、栄養状態の悪化も大きく関わっている可能性があります。
食生活の乱れやダイエットを繰り返すうちに、必要な栄養を十分に摂取できず、髪のボリュームが落ちたり抜け毛が増えたりする方もいらっしゃいます。
この記事では、栄養の不足による薄毛と抜け毛の関係について、髪を支える栄養素や、改善に向けた食事療法のポイントを解説します。
薄毛と抜け毛に影響する栄養不足とは
髪の状態は、体全体の健康状態を映し出す一面があります。栄養の不足による薄毛や抜け毛が進行する背景には、さまざまな要因が絡み合います。
まずは栄養不足がどのようにして起こるのか、そしてどのように髪へ影響を及ぼすのかを見ていきましょう。
栄養不足が起こる背景
食生活が乱れると、髪に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルなどが不足しやすくなります。
過度なダイエットなどで極端に摂取量を減らす場合も栄養が十分に届かず、髪の成長を妨げるリスクが高まります。
忙しさから手軽なファストフードやインスタント食品が中心になることもあり、栄養バランスが偏ってしまうのも一因です。
栄養不足と薄毛・抜け毛の関係
体内で髪をつくる細胞は、常に活発に分裂を繰り返しています。十分な栄養が補給されなければ分裂サイクルが乱れ、髪の成長が停滞したり休止期が延びたりして抜け毛が増加します。
栄養不足による抜け毛は一時的なものにとどまらず、長期間続くと髪のボリュームが減少して薄毛と認識されるようになります。
食事制限と髪の健康リスク
短期集中で体重を落とすダイエットは一見効果的に見えますが、体重とともに必要な栄養素も急激に失われるおそれがあります。
特に女性は月経やホルモンバランスの影響も受けやすいため、栄養不足から生じる髪のトラブルが起こりやすいです。
栄養不足が髪に影響していると感じたら、無理のある食事制限を見直すと良いでしょう。
栄養不足によるダメージが続くとどうなるか
髪は成長期・退行期・休止期を繰り返しますが、栄養不足で成長期が短くなり、髪が太く長く育たずに抜けやすくなるときがあります。
栄養不足が長引くと、髪のコシやハリが失われ、全体的に薄毛が進んで見えるようになります。
栄養の不足からくる抜け毛が回復に向かうためには、まずは食事内容を改善し、必要な栄養素をしっかり摂取することがポイントです。
栄養不足と髪の変化
栄養状態 | 髪の変化 | 備考 |
---|---|---|
十分 | コシ・ハリがあり抜けにくい | 全身の健康バランスが整っている状態 |
やや不足 | 髪が細くなり始める、抜け毛が増える | 食事バランスが偏り始めた段階 |
不足 | 明らかな薄毛、抜け毛の量が増加 | 成長期が短縮し、髪が十分に育たない状態 |
極端な不足 | 全体的にボリュームが乏しくなる | 健康リスクも高まる。専門的な治療の検討が必要 |
栄養不足が髪へ及ぼすメカニズム
髪は血液を介して届けられる栄養素によって成長を維持しています。逆に言えば、体内を巡る栄養が欠乏していると髪は後回しになりがちです。
ここではどのようにして栄養不足が髪へ影響を及ぼすのか、そのメカニズムを掘り下げます。
髪の成長サイクルと栄養の関係
髪は成長期・退行期・休止期のサイクルを経ながら、一定の長さまで伸びると自然に抜けていきます。
このうち最も長いのは成長期で、髪がしっかり伸びるためのエネルギーとタンパク質、ビタミン、ミネラルなどが必要です。
栄養不足が深刻化すると成長期が極端に短くなり、髪の密度が低下する要因となります。
血行不良との相乗作用
血液が滞ると、髪に栄養を運ぶ経路が円滑に働きません。ストレスや睡眠不足、喫煙習慣などで血行が悪くなる場合もありますが、栄養の不足で血液の質自体が低下するケースもあります。
血行不良と栄養不足が同時に起こると、髪が抜けやすくなるリスクがさらに高まります。
血流が滞る要因
- 喫煙・過度の飲酒
- 運動不足
- 過度のストレス
- 睡眠不足
ホルモンバランスとの関連
髪の成長はホルモンと密接に関係しています。特に男性型脱毛症(AGA)はジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが深く関わりますが、栄養状態が悪いと身体全体のホルモン調整が乱れがちです。
女性の薄毛もエストロゲン(女性ホルモン)の減少や乱れと組み合わさると、抜け毛が加速するおそれがあります。
内臓への優先配分と髪の後回し
人の身体は、生命維持に関わる臓器を優先して栄養を配分します。
髪は生存に直接関わる組織ではないため、栄養が足りなくなると、まず心臓や肝臓、脳などの臓器に栄養が送られ、髪に必要な分まで行き渡らなくなります。
こうした状態が慢性化すると、髪が十分に育たないまま抜け落ちやすくなります。
髪と栄養供給の流れ
身体の優先順位 | 部位・臓器 | 主な役割 |
---|---|---|
1 | 脳、心臓、肝臓など | 生命維持、血液循環、代謝機能などを担う |
2 | その他の重要臓器・筋肉 | 体力維持や防御機能 |
3 | 皮膚・髪・爪などの付属器官 | 見た目や外部環境との防御 |
4 | 末端組織(爪先、髪の毛先など) | 生命維持との直接的な関与が低い |
髪の健康を支える栄養素
栄養不足による薄毛や抜け毛を食事から改善したいと考えるのであれば、髪に必要な栄養素を理解しておくことが大切です。
ここでは髪の健康を維持する上で重要となる栄養素と、その働きを解説します。
タンパク質
髪の主成分はケラチンというタンパク質です。そのため、タンパク質が不足すると髪の土台が弱くなり、抜けやすくなります。
肉や魚、卵、大豆製品などのタンパク質源をバランスよく摂るのが理想です。タンパク質は筋肉や内臓の維持にも使われるため、髪まで十分に行き渡らないと薄毛を引き起こす要因になります。
ビタミンB群
細胞の代謝を助ける働きをするビタミンB群は、髪の成長にも重要です。特にビタミンB2やB6はタンパク質代謝と深く関わりがあり、不足すると頭皮の脂分泌が乱れやすくなります。
レバーや納豆、乳製品などに豊富に含まれており、毎日の食事に積極的に取り入れたい栄養です。
鉄分
鉄分は血液を通して酸素を運ぶ役割を担い、髪の毛根に十分な酸素を供給する上でも大切です。
鉄分が不足すると貧血のリスクが上がり、頭皮細胞へ十分な酸素が行き渡らなくなります。
特に女性は月経などで血液が失われるため、鉄分不足による抜け毛リスクが高い傾向があります。
鉄分不足を軽減するポイント
- レバーや赤身肉、ほうれん草などを積極的に食べる
- ビタミンCと一緒に摂ると吸収率が上がる
- 過度のカフェイン摂取は控える
亜鉛
亜鉛はタンパク質の合成に関わり、髪の主成分であるケラチンの生成を助けます。不足すると髪の成長が滞り、抜け毛が増加する恐れがあります。
牡蠣などの魚介類や牛肉、ナッツ類、豆類などから摂取できますが、偏った食事では不足しがちな栄養素です。
髪のために積極的に取りたい栄養素
栄養素 | 主な働き | 多く含む食品 |
---|---|---|
タンパク質 | 髪の主成分ケラチンの原料 | 肉、魚、卵、大豆製品など |
ビタミンB群 | 代謝や細胞生成を促進し、皮脂バランスを整える | レバー、納豆、乳製品、魚、豚肉など |
鉄分 | 酸素の運搬、血行促進 | レバー、赤身肉、ほうれん草、貝類など |
亜鉛 | タンパク質の合成を助け、髪の成長をサポート | 牡蠣、牛肉、ナッツ類、豆類など |
ビタミンC | 鉄分の吸収を高め、抗酸化作用で頭皮環境を整える | 柑橘類、いちご、パプリカ、ブロッコリー |
食事から見直す薄毛・抜け毛の改善
栄養不足が原因で生じる薄毛や抜け毛は、適切な食事の改善によって回復の兆しを見せる場合があります。
ここでは栄養バランスを意識した食事の取り方や、具体的な献立のポイントを取り上げます。
バランスを意識した食事構成
主食・主菜・副菜をそろえ、ビタミンやミネラルを幅広く摂取することが大切です。
肉や魚、大豆製品などの主菜でタンパク質を確保し、野菜や海藻などの副菜でビタミン・ミネラルを補うのが基本です。
また、ご飯やパンなどの主食も、エネルギー源として必要です。
食事の区分 | 例 | 役割 |
---|---|---|
主食 | ご飯、パン、パスタなど | エネルギー源 |
主菜 | 肉、魚、卵、大豆製品など | タンパク質源 |
副菜 | 野菜類、きのこ類、海藻類など | ビタミン・ミネラル補給 |
食事例の組み立て方
1食ごとにすべてを完璧にそろえる必要はありませんが、1日のトータルで複数の栄養を偏りなく摂るように心がけましょう。
朝食では手軽な卵や牛乳、昼食では肉や魚を中心にするなど、こまめな工夫がポイントです。
夕食では野菜を多めに摂るとビタミン・ミネラルを補いやすくなります。
献立に彩りを加える意義
赤・黄・緑など彩り豊かな食材を組み合わせると、結果的に複数の栄養素を含む献立になりやすいです。
トマトやパプリカ、ブロッコリー、かぼちゃなど色味の強い野菜を取り入れると、見た目も栄養バランスも充実します。
献立を考える際のポイント
- 主菜をタンパク質源でしっかり確保
- 彩り野菜でビタミン・ミネラルを補う
- スープや味噌汁で海藻・きのこ類を取り入れる
- 過度なカロリー制限は控える
外食やコンビニを利用する場合
仕事や家事で忙しく、外食やコンビニに頼らざるを得ない場面も多いでしょう。その場合はタンパク質を意識したメニューや野菜が多く含まれるメニューを選ぶなど、小さな工夫で栄養不足を避けられます。
揚げ物ばかりを選ぶのではなく、焼き魚や豆腐サラダなども組み合わせるとよいです。
外食・コンビニ利用時のおすすめ食品
カテゴリ | 例 | 注意点 |
---|---|---|
コンビニ弁当 | 鶏肉のサラダ弁当、焼き魚弁当など | 野菜量を確認し、揚げ物の頻度を控える |
サラダ | 野菜サラダ+ゆで卵・豆類入り | タンパク質源を追加して栄養バランスを高める |
おにぎり・パン | 梅おにぎり、サンドイッチ(卵やツナなど) | 主食のみにならないよう、副菜・汁物を合わせる |
忙しい方でも実践しやすい食生活のコツ
仕事や育児などで忙しく生活が不規則になると、栄養不足のリスクが高まります。
ここでは毎日の忙しさの中でも実践しやすい工夫を取り上げ、栄養不足からくる薄毛や抜け毛のリスクを抑えるためのヒントを紹介します。
まとめ買いと作り置きの活用
週末など時間に余裕があるときに食材をまとめ買いしておき、野菜や肉、魚を下ごしらえして冷凍しておくと、平日の調理がスムーズに進みます。
作り置きの定番メニューとしては、ほうれん草やブロッコリーのおひたし、茹で卵などが挙げられます。
朝食や弁当の一品に加えるだけで栄養が補いやすくなります。
作り置きに適した食材
食材 | 加工方法 | 保存期間 |
---|---|---|
ほうれん草、ブロッコリー | 茹でて冷凍、またはおひたしにして冷蔵 | 冷蔵で2~3日、冷凍で約1週間 |
鶏ささみ、鶏むね肉 | 茹でて裂いて冷蔵、または冷凍 | 冷蔵で2~3日、冷凍で約1週間 |
茹で卵 | 殻付きのまま冷蔵 | 冷蔵で2~3日 |
サプリメントの上手な活用
食事だけでは補いきれない栄養をサプリメントでカバーするのも1つの方法です。
ただし、サプリメントはあくまで食事を補助するものという認識でいることが大切です。
鉄分や亜鉛などを効率的に摂取したい場合、医師や薬剤師に相談して選ぶと安心です。
食欲がわかないときの対策
ストレスや体調不良で食欲が落ちているときは、無理せず食べやすいものを少しずつ摂ることが大切です。
栄養価の高いスープやシチュー、豆腐や納豆などの大豆食品は胃腸にも比較的優しく、少量でもタンパク質やビタミン類を取り入れやすいです。
食欲がないときの工夫
- 温かい汁物やスープで体を温め、胃腸の負担を減らす
- 果物のスムージーなどでビタミンやエネルギーを補給
- 無理して量を増やさず、タンパク質や鉄分などが入った軽めのメニューを選ぶ
可能であれば家族や友人と食事を楽しむ
人と一緒に食事をすると、自然に食欲がわき、バランスのよい食事になりやすいというメリットがあります。
忙しい中でも時間をつくり、家族や友人と食卓を囲むことで心理的なストレスを軽減し、栄養不足による抜け毛リスクも抑えやすくなります。
忙しい方が意識したい食生活のポイント
項目 | コツ |
---|---|
まとめ買いと作り置き | 時間があるときに食材を下ごしらえして冷凍・冷蔵保存 |
サプリメント活用 | 食事の補助として利用し、過剰摂取は避ける |
食欲不振時の対策 | 胃に優しい食材を少量ずつ摂る |
他者との食事 | 心理的なストレス軽減や食事バランスの向上に役立つ |
栄養不足以外の薄毛・抜け毛の原因
食事の改善だけでは十分に効果が得られない場合、栄養不足以外にも薄毛や抜け毛を進行させる原因が潜んでいる可能性があります。
遺伝やホルモン要因
男性型脱毛症(AGA)は男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響が大きいとされています。
遺伝的な要因やホルモンバランスが髪の成長サイクルに影響し、栄養状態が良くても抜け毛が進行する場合があります。
女性でも加齢に伴うホルモン変化が髪に影響を与えるケースがあります。
ストレスや睡眠不足
強いストレスや慢性的な寝不足は交感神経を刺激し、血管を収縮させて血行不良を招きます。この状態が続くと栄養を十分に運べず、抜け毛が増える原因となります。
ストレスを発散する習慣や適切な睡眠時間を確保することが薄毛対策につながります。
ストレス・睡眠不足が招く悪影響
- 交感神経の過度な緊張
- 血行不良
- ホルモンバランスの乱れ
- 栄養吸収効率の低下
頭皮環境のトラブル
皮脂の過剰分泌や頭皮の炎症、フケなどがあると、髪の成長環境が悪化します。
洗浄力の強すぎるシャンプーや熱いお湯での洗髪が、頭皮にダメージを与えることもあるため注意が必要です。
正しいヘアケアを行い、頭皮を清潔かつ潤いを保つようにしましょう。
過度なヘアスタイルや外的刺激
ヘアアイロンやパーマ、カラーリングを頻繁に行うと髪や頭皮に負担がかかります。さらに、ポニーテールや編み込みなど髪を強く引っ張るスタイルが続くと、牽引性脱毛症と呼ばれる脱毛症状を引き起こすこともあります。
こうした物理的な刺激も抜け毛の原因になるため、注意が必要です。
栄養以外の原因
要因 | 具体例 | 改善策 |
---|---|---|
遺伝やホルモン | 男性型脱毛症(AGA)、加齢によるホルモン減少 | AGA治療や専門医への相談 |
ストレス・睡眠不足 | 過重労働、人間関係の悩み、夜更かしなど | ストレス発散・睡眠環境の見直し |
頭皮環境の悪化 | フケ、脂漏性皮膚炎、過度な洗髪 | 適切なヘアケア、皮膚科での治療検討 |
外的刺激 | ヘアアイロン、カラーリング、ポニーテールによる牽引 | 頻度を下げる、負担の少ないスタイルを選ぶ |
薄毛や抜け毛が進行した場合の対処法
薄毛や抜け毛が栄養不足だけでなく、遺伝やホルモンバランス、頭皮環境など複数の要因によって進行している場合、専門的な治療や対策が必要になることもあります。
ここでは栄養不足によるトラブルを改善すると同時に、さらにケアや治療が必要となった際の対処法を紹介します。
AGA治療や薄毛治療の検討
男性型脱毛症(AGA)は内服薬や外用薬を使った治療方法が一般的です。
専門クリニックでのカウンセリングや血液検査を行うことで、個々の状態に合った薬の処方や治療方針を提案してもらえます。
女性の薄毛治療についても、ホルモンバランスの改善や外用薬による頭皮ケアなど、医療的な方法が活用されるケースがあります。
育毛剤や頭皮ケア製品の活用
市販の育毛剤やシャンプー、トリートメントなども一定の効果が期待できます。頭皮に栄養を与えたり、血行を促進したりする成分を含む製品を選ぶと髪の成長をサポートできます。
ただし、原因がAGAなどのホルモン要因にある場合は、やはり医療機関での治療を併用するほうが効果的です。
定期的な頭皮チェック
頭皮環境を定期的にチェックし、フケや脂漏などのトラブルが起きていないかを確認することが大切です。
炎症や赤みがある場合は皮膚科やクリニックを受診し、早期に対応するとさらなる抜け毛を防げます。
頭皮チェックで見るポイント
- 頭皮の色(赤みやかゆみ)
- フケや脂漏の有無
- 毛穴の詰まり
- 髪のコシ・ハリの変化
生活習慣の見直し
栄養バランスのとれた食事だけでなく、適度な運動や十分な睡眠も髪の成長には大切です。
ストレス管理や飲酒・喫煙の制限など、生活習慣の改善を心がけると治療効果を高められます。
髪にとって良い習慣を続けることで、薄毛や抜け毛の進行を緩やかにできる人も多いです。
進行した薄毛への取り組み
対策 | 内容 | メリット |
---|---|---|
AGA治療 | 内服薬や外用薬、メソセラピーなどを活用 | 遺伝やホルモン要因にアプローチできる |
育毛剤・シャンプー | 血行促進や頭皮環境改善成分を含む製品を使用 | 自宅で気軽にケアできる、手軽に始めやすい |
定期的な頭皮チェック | フケや炎症の有無を確認し、必要に応じて専門家に相談 | 悪化する前に早期対処が可能で、抜け毛のリスクを軽減 |
生活習慣の改善 | 適度な運動、禁煙、ストレスコントロール | 抜け毛改善だけでなく全身の健康にも良い影響 |
よくある質問
さいごに、栄養不足による薄毛や抜け毛について、日頃から多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
- 栄養不足で薄毛になった髪は回復できますか?
-
個人差はありますが、食事を見直し髪の成長に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルを摂取することで回復に向かう可能性があります。
ただし遺伝的要因やホルモンの影響が大きい場合は医療機関での治療も検討するとよいです。
- ダイエット中に抜け毛が増えています。どうしたらよいですか?
-
過度なカロリー制限や急激な体重減少は栄養不足を招き、髪を弱らせます。
ダイエット中でもタンパク質や鉄分、亜鉛などを意識的に摂取し、髪の成長をサポートしましょう。必要に応じて専門家に相談すると安心です。
- サプリメントだけで栄養不足を補うことはできますか?
-
食事の補助にはなりますが、サプリメントだけでは十分に補えない場合もあります。食物に含まれる他の栄養素や食物繊維なども大切です。
可能な限り食事からバランスよく摂り、不足分をサプリメントで補う方法をおすすめします。
- どれくらいで効果を実感できますか?
-
髪の成長サイクルは数か月単位で進みます。早い方でも3か月程度、長い場合は半年以上かけて髪の変化を実感するケースもあります。
食事や生活習慣を改善しながら、必要に応じて専門家の診察を受けるとよいでしょう。
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