側頭部の薄毛は、男性型脱毛症(AGA)だけでなく、さまざまな要因が複雑に絡み合って進行するケースがあります。

この記事では、側頭部の薄毛がなぜ起こるのか、その原因を詳しく解説し、ご自身でできる対策から専門クリニックで受けられる治療法までまとめます。

目次

はじめに – 側頭部の薄毛、気になりませんか?

側頭部の薄毛は自分では気づきにくいケースもありますが、ヘアスタイルが決まらなかったり、他人からの視線が気になったりする原因となる場合があります。

正面や頭頂部の薄毛に比べて話題に上ることは少ないかもしれませんが、悩んでいる方は決して少なくありません。

側頭部の薄毛による悩み

側頭部の髪は顔の輪郭を形成し、全体の印象を左右する大切な部分です。

この部分が薄くなると、実年齢より老けて見えたり、疲れた印象を与えたりする場合があります。

また、希望するヘアスタイルを楽しめなくなるなど、精神的なストレスにもつながりかねません。

早期発見・早期対策の重要性

薄毛の進行は多くの場合、ゆっくりと進みます。そのため、初期の変化に気づきにくいです。

しかし、どのような原因であれ、早期に発見し対策を行うとその後の進行を遅らせたり、改善の可能性を高めたりできます。

少しでも気になる変化を感じたら、専門医への相談を検討しましょう。

側頭部の薄毛が進行する原因

側頭部の薄毛は、一つの原因だけでなく、複数の要因が絡み合って発生するケースが一般的です。

ここでは、主な原因として考えられるものを解説します。

男性型脱毛症(AGA)の影響

男性型脱毛症(AGA)は、主に前頭部や頭頂部から薄毛が進行すると思われがちですが、側頭部に影響を及ぼす場合もあります。

AGAは、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が毛乳頭細胞の受容体と結合し、毛母細胞の増殖を抑制して毛髪の成長期を短縮させ、結果として細く短い毛髪が増えて薄毛が進行するものです。

側頭部もAGAの影響を受ける範囲に含まれるため、注意が必要です。

生活習慣の乱れと頭皮環境の悪化

不規則な生活や睡眠不足、栄養バランスの偏った食事や過度なストレスなどは頭皮の血行不良や栄養不足を引き起こし、毛髪の健やかな成長を妨げます。

特に、脂質の多い食事やビタミン・ミネラル不足は、頭皮環境を悪化させて薄毛を助長する可能性があります。

主な生活習慣の乱れ

乱れた生活習慣頭皮への影響対策のポイント
睡眠不足成長ホルモンの分泌低下、血行不良質の高い睡眠を7時間程度確保する
栄養バランスの偏り毛髪生成に必要な栄養素の不足タンパク質、ビタミン、ミネラルを意識的に摂取する
過度なストレス血管収縮による血行不良、ホルモンバランスの乱れ適度な運動や趣味でストレスを発散する

牽引性脱毛症の可能性

いつも同じ分け目で髪を結んでいたり、きつく引っ張るようなヘアスタイルを長時間続けたりすると、毛根に持続的な負担がかかり、血行が悪くなって毛が抜けやすくなります。これを牽引性脱毛症と呼びます。

特に側頭部は、ポニーテールやきつい編み込みなどで影響を受けやすい部位です。

その他の皮膚疾患や全身疾患

脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などの頭皮の炎症を伴う皮膚疾患は、かゆみやフケを引き起こし、掻きむしると毛根にダメージを与え、脱毛の原因となりやすいです。

また、甲状腺機能の異常や自己免疫疾患など、全身性の疾患が薄毛を引き起こす例も稀にあります。

側頭部の薄毛で見られる特有の症状と進行パターン

側頭部の薄毛は、他の部位の薄毛とは異なる特徴的な症状や進行パターンを示す場合があります。

ご自身の状態を把握するために、これらの特徴を理解しておきましょう。

地肌の透け感の増加

初期症状として髪全体のボリュームが減少し、特に髪が濡れたときや光が当たったときに、側頭部の地肌が以前よりも透けて見えるようになります。

髪の毛一本一本が細くなったり、密度が低下したりするのが原因です。

髪の毛の質の変化(細毛化・軟毛化)

以前と比べて、側頭部の髪の毛が細く、コシやハリがなくなってきたと感じるときも注意が必要です。

これは毛髪の成長サイクルが乱れ、十分に成長しきる前に抜け落ちてしまう「ミニチュア化」と呼ばれる現象が起きている可能性があります。

M字部分との連続性

AGAが関与している場合、前頭部の生え際(特にM字部分)の後退と連動して、側頭部の上部から薄毛が進行するケースがあります。

このパターンは、AGAの進行度合いを示す分類(ハミルトン・ノーウッド分類など)でも考慮されます。

AGA進行パターン例

進行パターン特徴側頭部への影響
O型(頭頂部型)頭頂部から円形に薄くなる進行すると側頭部にも広がる場合がある
M型(前頭部型)額の生え際がM字に後退する側頭部上部とつながりやすい
U型(前頭部~頭頂部型)前頭部から頭頂部にかけて全体的に薄くなる側頭部も影響を受けやすい

左右差の有無

薄毛の進行に左右差が見られる方もいます。

例えば、いつも同じ側を下にして寝る癖があるときはその側の血行が悪くなりやすかったり、牽引性脱毛症では髪を結ぶ際の力の入り方によって左右差が出たりすることが考えられます。

自分でできる側頭部の薄毛対策と限界

専門的な治療を受ける前に、まずは自分でできる対策から始めたいと考える方も多いでしょう。

ここでは、自宅で取り組めるケア方法とその効果、そして限界について解説します。

正しいヘアケア習慣の見直し

頭皮環境を健やかに保つためには、毎日のヘアケアが基本です。

洗浄力の強すぎるシャンプーを避け、アミノ酸系などのマイルドなものを選びましょう。

洗髪時は爪を立てず指の腹で優しくマッサージするように洗い、すすぎ残しがないように注意します。

また、ドライヤーで髪を乾かす際は頭皮に近づけすぎず、温風と冷風を使い分けると、頭皮への負担を軽減できます。

シャンプー選びのポイント

  • 洗浄成分がマイルドなもの(アミノ酸系、ベタイン系など)
  • 頭皮の刺激になる添加物が少ないもの
  • 保湿成分が配合されているもの

食生活の改善と栄養バランス

髪の主成分はケラチンというタンパク質です。そのため、良質なタンパク質(肉、魚、大豆製品、卵など)の十分な摂取が大切です。

また、髪の成長をサポートするビタミン(特にビタミンB群、C、E)やミネラル(特に亜鉛、鉄分)もバランス良く摂るように心がけましょう。

髪に良いとされる栄養素

栄養素主な働き多く含む食品
タンパク質髪の主成分肉、魚、卵、大豆製品
亜鉛タンパク質の合成を助ける牡蠣、レバー、牛肉
ビタミンB群頭皮の新陳代謝を促す豚肉、マグロ、レバー

頭皮マッサージによる血行促進

頭皮マッサージは、硬くなった頭皮をほぐし、血行を促進する効果が期待できます。指の腹を使って側頭部を中心に、気持ち良いと感じる強さで優しく揉みほぐしましょう。

ただし、強く擦りすぎると頭皮を傷つける可能性があるので注意が必要です。

市販の育毛剤を使用する際に合わせて行うのも良いでしょう。

市販の育毛剤や発毛剤の利用と注意点

ドラッグストアなどで手軽に購入できる育毛剤や発毛剤もあります。

育毛剤は主に頭皮環境を整えて抜け毛を予防する目的で使用され、発毛剤は毛母細胞に働きかけて発毛を促す効果が期待できる医薬品です。

ただし、発毛剤に含まれるミノキシジルなどは誰にでも効果があるわけではなく、副作用のリスクも考慮する必要があります。

使用前に薬剤師に相談するか、医療機関で処方してもらうほうが安全です。

専門クリニックで行う側頭部の薄毛治療とは

セルフケアだけでは改善が見られないときや、より積極的な治療を望む方は、専門クリニックの受診を検討しましょう。

クリニックでは医師による正確な診断のもと、医学的根拠に基づいた治療を受けられます。

まずは専門医による正確な診断

薄毛の原因は多岐にわたるため、まずは専門医によるカウンセリングと診察が重要です。

マイクロスコープで頭皮の状態を詳細に確認したり、血液検査で全身状態を把握したりしながら、個々の症状や原因に合わせた治療計画を立てます。

AGAであるか、他の脱毛症が隠れていないかなどを見極めます。

内服薬による治療(フィナステリド・デュタステリドなど)

AGAが主な原因であると診断された場合、内服薬による治療が中心となります。

代表的な治療薬には、5αリダクターゼという酵素の働きを阻害してDHTの産生を抑制するフィナステリドやデュタステリドがあります。

これらの薬は、毛髪の成長期を正常化して抜け毛を減らし、毛髪の太さや密度を改善する効果が期待できます。

ただし、効果の現れ方には個人差があり、継続的な服用が必要です。

主なAGA治療内服薬

薬剤名作用主な副作用(稀)
フィナステリドII型5αリダクターゼ阻害性機能障害、肝機能障害
デュタステリドI型・II型5αリダクターゼ阻害性機能障害、肝機能障害、気力低下

外用薬による治療(ミノキシジルなど)

ミノキシジル外用薬は、頭皮に直接塗布して毛母細胞を活性化させ、発毛を促進する効果があります。

血行を促進し、毛髪の成長期を延長する作用も期待されます。

内服薬と併用するとより効果を実感しやすいケースもあります。市販薬よりも高濃度のものがクリニックでは処方可能です。

ミノキシジル外用薬のポイント

  • 直接頭皮に塗布する
  • 血行促進、毛母細胞活性化
  • 初期脱毛が起こることがある

注入治療(メソセラピー・HARG療法など)

注入治療は、発毛・育毛効果のある薬剤や成長因子などを、注射や特殊な機器を用いて頭皮に直接注入する治療法です。

メソセラピーではビタミンやミノキシジル、成長因子などをブレンドした薬剤を使用します。

HARG療法は、幹細胞から抽出した成長因子(AAPE)を主成分とする薬剤を注入する治療法で、毛周期の正常化や毛母細胞の活性化を促します。

内服薬や外用薬の効果をさらに高めたい場合や、より早期の効果を期待する場合に選択肢となります。

側頭部の薄毛治療におけるクリニック選びのポイント

薄毛治療は継続が必要な場合が多く、クリニックとの相性も重要です。後悔しないクリニック選びのために、以下のポイントを参考にしましょう。

AGA・薄毛治療の専門性

薄毛治療を専門的に行っているクリニックは、診断経験や治療実績が豊富である可能性が高いです。

医師がAGAや脱毛症に関する知識や経験を十分に持っているか、最新の治療法にも対応しているかなどを確認しましょう。

ウェブサイトやカウンセリングで、治療実績や症例写真などを確認するのも一つの方法です。

カウンセリングの丁寧さと納得感

治療を始める前に医師や専門カウンセラーが親身に相談に乗ってくれるか、悩みや疑問点を解消してくれるかは非常に重要です。

治療法の選択肢やそれぞれのメリット・デメリット、費用や期間などについてわかりやすく丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。

一方的に治療をすすめるのではなく、患者さんの意向を尊重してくれる姿勢も大切です。

治療費用の透明性と総額

薄毛治療は自由診療となるため、クリニックによって費用設定が異なります。

初診料や検査料、薬剤費や施術費など、どのような費用がどれくらいかかるのか、事前に明確に提示してくれるクリニックを選びましょう。

月々の費用だけでなく、治療完了までの総額の目安も確認しておくと安心です。

費用確認のチェックポイント

確認項目内容注意点
初診・再診料診察ごとにかかる費用無料の場合もある
検査費用血液検査、頭皮診断など治療開始前に必要な場合がある
薬剤・施術費用治療内容に応じた費用月額、回数ごとの料金体系を確認

通いやすさとプライバシーへの配慮

治療は数ヶ月から年単位で継続するケースが多いため、自宅や職場から通いやすい立地であるかどうかも重要なポイントです。

また、他の患者さんと顔を合わせにくいように予約制を導入していたり、個室でカウンセリングや施術を行っていたりするなど、プライバシーへの配慮がなされているクリニックを選ぶと安心して通院できるでしょう。

気づかれにくい生活習慣のサイン

「AGAと診断されたけど、薬の効果がいまひとつ…」「生活習慣には気を使っているつもりなのに、なぜ側頭部だけ薄くなるんだろう?」そんな風に感じている方もいるのではないでしょうか。

実は、ご自身では気づきにくい日常の些細な習慣が、側頭部の頭皮環境に影響を与えている場合があります。

睡眠の質と側頭部の血流の関係

単に睡眠時間を確保するだけでなく、「睡眠の質」が側頭部の血流に影響を与える場合があります。

例えば、寝具が合わず首や肩に負担がかかっていると、側頭部への血流が滞りやすくなります。

また、寝る直前までのスマートフォンの使用は交感神経を優位にし、深い眠りを妨げて成長ホルモンの分泌を低下させる可能性があります。

これらの成長ホルモンは毛髪の成長にも関与しています。

睡眠環境チェック

  • 枕の高さは適切か
  • 寝室の温度・湿度は快適か
  • 寝る前にカフェインを摂取していないか

無意識の姿勢と頭皮の緊張

デスクワーク中に猫背になっていたり、長時間同じ体勢でいたりする方は注意が必要です。

また、スマートフォンを見る際に下を向く時間が長いと首や肩の筋肉が緊張し、それが頭皮、特に側頭部の筋膜の緊張につながるケースがあります。

頭皮が硬くなると血行が悪くなり、毛根に十分な栄養が届きにくくなります。

頭皮の緊張を招く姿勢

習慣影響改善アプローチ
長時間のデスクワーク首・肩のコリ、頭皮の血行不良適度な休憩、ストレッチ
スマートフォンの長時間利用ストレートネック、頭皮の緊張画面を見る高さを調整、利用時間を区切る
頬杖をつく癖片側の側頭部への圧迫意識して癖を直す

食生活の「隠れた」偏り

バランスの取れた食事を心がけているつもりでも、特定の栄養素が不足していたり、逆に過剰摂取になっていたりする方も見受けられます。

例えば、外食や加工食品が多いと、知らず知らずのうちに塩分や脂質を摂りすぎている場合があります。

これらは頭皮の皮脂バランスを崩したり、血流を悪化させたりする可能性があります。

また、甘いものの摂りすぎは糖化を招き、頭皮の老化を早めることも指摘されています。

精神的ストレスとホルモンバランス

ストレスは万病のもとと言われるように、薄毛にも深く関わっています。

特に慢性的なストレスは自律神経のバランスを乱し、血管を収縮させて頭皮の血行を悪化させます。

また、ストレスホルモンであるコルチゾールの過剰な分泌は、男性ホルモンのバランスにも影響を与え、AGAを進行させる一因となる場合もあります。

側頭部の薄毛治療にかかる費用と期間の目安

薄毛治療を検討するうえで、費用と期間は多くの方が気になる点でしょう。ここでは、一般的な目安について解説します。

治療法別の費用相場

薄毛治療は自由診療のため、保険適用外となります。クリニックや治療内容によって費用は変動します。

主な治療法の費用目安(月額)

治療法費用目安(月額)備考
内服薬(フィナステリドなど)5,000円~15,000円ジェネリック医薬品の有無で変動
外用薬(ミノキシジルなど)7,000円~20,000円濃度や量によって変動
注入治療(メソセラピーなど)30,000円~100,000円施術範囲や薬剤の種類、回数による

この他に、初診料や検査料が別途かかる場合があります。また、複数の治療を組み合わせる際は、総額が高くなるときもあります。

治療効果が現れるまでの期間

薄毛治療の効果を実感できるまでの期間には個人差がありますが、一般的には3ヶ月から6ヶ月程度で初期の変化を感じ始める方が多いです。

ヘアサイクル(毛周期)の関係上、目に見える効果が出るまでにはある程度の時間が必要です。

変化具体例期間
初期変化抜け毛の減少など治療開始後1~3ヶ月
効果実感産毛、毛質の改善など治療開始後3~6ヶ月
明らかな改善毛量増加など治療開始後6ヶ月~1年

治療を開始してすぐに劇的な変化が現れるわけではない点を理解し、根気強く治療を継続していきましょう。

治療の継続期間について

AGA治療の場合、治療をやめると再び薄毛が進行する可能性があるため、効果を維持するためには治療を継続する必要があります。

どの程度の期間治療を続けるか、どの状態をゴールとするかについては、医師とよく相談しながら決定していきます。

生活習慣の改善など、根本的な原因への働きかけも並行して行うのが望ましいです。

満足度と治療のゴール設定

治療のゴールは人それぞれです。

「抜け毛が減れば満足」「以前のようなボリュームを取り戻したい」など、ご自身がどの程度の改善を望むのかを明確にし、医師と共有しましょう。

現実的な目標を設定し、それに向けて治療計画を立てると治療へのモチベーション維持にもつながります。

側頭部の薄毛に関するよくある質問

さいごに、側頭部の薄毛に関して患者さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q
側頭部の薄毛は遺伝しますか?
A

AGA(男性型脱毛症)が原因である場合、遺伝的要因が関与すると知られています。特に母方の家系に薄毛の方がいる場合、影響を受けやすいという報告もあります。

しかし、遺伝だけが全てではなく、生活習慣や環境要因も複雑に関係します。

遺伝的素因があっても、早期からの対策で進行を遅らせることは可能です。

Q
女性でも側頭部が薄くなることはありますか?
A

女性でも側頭部が薄くなる可能性があります。

女性の薄毛は「びまん性脱毛症」といって、頭部全体の髪が薄くなる方が多いですが、牽引性脱毛症や加齢、ホルモンバランスの乱れや過度なダイエットなどにより側頭部が目立って薄くなるケースもあります。

女性の薄毛治療も専門クリニックで相談できます。

Q
治療薬に副作用はありますか?
A

AGA治療薬であるフィナステリドやデュタステリドには、稀に性機能障害(性欲減退、勃起機能不全など)や肝機能障害などの副作用が報告されています。

ミノキシジル外用薬では頭皮のかゆみやかぶれ、初期脱毛などが起こるケースがあります。

副作用の頻度は高くありませんが、治療開始前に医師から十分な説明を受け、何か異変を感じたときは速やかに相談しましょう。

Q
治療を途中でやめたらどうなりますか?
A

AGA治療薬の効果は、服用を継続している間持続します。

服用を中止すると抑制されていたDHTの産生が再び活発になり、薄毛が再度進行する可能性があります。

自己判断で中断せず、医師の指示に従うことが重要です。治療のゴールや休薬については、医師とよく相談して決定しましょう。

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