抜け毛や薄毛に悩む男性が増えていますが、男性型脱毛症であるAGAの特徴や原因、治療方法について正しく理解しないまま放置する方も少なくありません。

AGAは放っておくと進行しやすい傾向があり、適切な対策を行うことで脱毛の進行度合いを緩やかにできる可能性があります。

当記事では、男性型脱毛症の原因から治療の選択肢、日常生活での工夫などをまとめてご紹介します。

目次

AGA(男性型脱毛症)とは?

男性特有の脱毛現象にあたるAGA(男性型脱毛症)は、頭頂部や前頭部など特定の部位で髪が薄くなる傾向があります。

一般的な抜け毛との差異や、どのようなメカニズムで起きるのかを理解することが大切です。

AGAの定義と特徴

AGA(男性型脱毛症)とは、思春期以降に発現しやすい男性ホルモンに関連する脱毛症です。

髪が前頭部から後退したり、頭頂部が薄くなったりする形で進みやすい点が特徴になります。個人差はありますが、以下の特徴が見られます。

  • 思春期以降に症状が出やすい
  • 前頭部や頭頂部の髪が薄くなりやすい
  • 家族歴(父親や祖父など)との関連がみられることもある

AGAの原因要素

原因要素内容具体例
男性ホルモンジヒドロテストステロン(DHT)の産生5αリダクターゼとの関与による脱毛
遺伝的要素親族の男性に薄毛が多いなど家系的にAGA傾向が強い例がある
生活習慣食生活の乱れ、睡眠不足、喫煙など髪の成長を妨げやすい
ストレスホルモンバランスの乱れ交感神経優位による頭皮の血行不良

このように複数の要因が重なって発症すると考えられています。

一般的な脱毛との違い

加齢や一時的な体調不良でも抜け毛は増える場合があります。通常の抜け毛や休止期脱毛症などでは、脱毛が頭全体におよんだり、一時的に進む場合が多いです。

男性型脱毛症の場合は、特定の部位(額の生え際から後退する、頭頂部が薄くなるなど)に偏りがあることが特徴です。

脱毛の種類

脱毛タイプ主な原因特徴
男性型脱毛症(AGA)男性ホルモン・遺伝など前頭部や頭頂部に局所的に脱毛が集中する
休止期脱毛症ストレスや出産など一時的に抜け毛が増える場合がある
円形脱毛症自己免疫、精神的負担円形状に髪の毛が抜けるケースが多い
加齢による脱毛毛根の衰えなど全体的にボリュームが落ちる

AGAの場合は進行しやすいという点で、早めの対処が重要です。

AGAの発症メカニズム

AGAの発症には男性ホルモンと酵素である5αリダクターゼの結合が深く関わります。

体内でテストステロンと5αリダクターゼが結合するとジヒドロテストステロン(DHT)が生成されます。DHTは毛根に対して脱毛を促す方向に働くため、髪の成長期間を短くしてしまうのです。

結果として徐々に髪が細くなり、薄毛が目立っていきます。

年齢や遺伝との関係

AGAは若年層でも発症することがあります。例えば20代前半で生え際が目立って後退してくるケースや、頭頂部の髪が抜けやすいケースもみられます。

また、父親や祖父など近親者に薄毛の人が多い家系では発症リスクが高まりやすいと考えられています。

ただし、遺伝要素だけが全てではなく、生活習慣やストレスも加わることで発症しやすくなります。

男性型脱毛症の原因

AGAの原因にはホルモンバランスや遺伝的要素だけでなく、生活習慣やストレスも大きく関連します。髪の健康を考える上で多角的に理解することがポイントです。

ホルモンバランスと脱毛の関係

男性ホルモンであるテストステロン自体が悪者ではなく、5αリダクターゼによって変換されたDHTが毛根に悪影響を及ぼします。

ホルモンバランスが乱れるとDHTの産生量が増えやすくなり、脱毛を進行させる可能性があります。

ホルモンバランスの安定が求められるため、食生活や睡眠、適度な運動なども視野に入れて整えたいところです。

ホルモンバランスを整えやすい取り組み

  • 規則正しい睡眠を心がける
  • バランスのよい食事(特にたんぱく質やビタミン、ミネラル)を意識する
  • アルコールや喫煙はなるべく控える
  • 適度な運動で血行と代謝を促す

遺伝的要素の影響

家族に薄毛の方が多い場合、遺伝的にAGAを発症しやすい体質を受け継いでいる可能性があります。

これは、男性ホルモン受容体の感受性や5αリダクターゼの活性度が高いことなどと関連します。

ただし、遺伝要素があったとしても必ず発症するわけではありません。適切なヘアケアや治療を組み合わせると、進行を緩やかにすることが期待できます。

生活習慣がもたらすリスク

乱れた生活習慣は頭皮環境を悪化させ、AGAを進行させる要因にもなります。

例えば睡眠不足や栄養バランスの偏りは髪の成長サイクルを乱す一因です。

さらに運動不足や過度な飲酒・喫煙は血行を悪化させ、頭皮への酸素供給と栄養補給の妨げになります。

生活習慣を見直すポイント

  • 睡眠時間は6~7時間を目安に確保する
  • タンパク質やビタミン、ミネラルをバランス良く摂取する
  • 適度な運動習慣を取り入れる(ウォーキングや軽い筋トレなど)
  • 過度のアルコール摂取や喫煙は控える

ストレスとの関連性

ストレスを抱えると自律神経に影響が出て、頭皮の血行が悪くなると考えられます。

さらにストレスホルモンの増加がホルモンバランスを乱し、DHTの産生に影響する場合もあります。

精神的負担が大きいときには血管が収縮しやすく、毛根への栄養が届きにくくなるため注意が必要です。

AGAの進行パターン

男性型脱毛症(AGA)では、発症の仕方や進行する部位にいくつかパターンがあります。

自分の脱毛がどのタイプかを把握すると早期対策が行いやすくなります。

前頭部からの進行例

一般的に“おでこが広くなる”と表現される進行パターンです。生え際が少しずつ後退して額の面積が広くなり、進行すると前髪の密度が著しく低下する傾向があります。

鏡を見た際に生え際が後退したと感じた場合は、早めに対処を検討するとよいでしょう。

前頭部が後退しやすい方

チェック項目該当しやすいタイプ
家族(父方や母方の祖父など)に額の生え際が後退している人が多い遺伝傾向が疑われる可能性あり
おでこの形が広がってきたAGAによる前頭部進行の典型的症状
前髪が細くなった、ハリがなくなった進行初期のサインかもしれない

頭頂部からの進行例

頭頂部のつむじ付近から髪の密度が低下し、地肌が透けて見えやすくなるタイプです。自分で鏡を見ても気づきにくいため、周囲から指摘されてようやく気付く方が多いです。

頭頂部は頭皮の血行不良が起こりやすい部位とも言われているため、日々のケアを怠らないよう心がけるとよいでしょう。

進行パターンを分類する利点

AGAの進行パターンを把握すると、自分がどの段階にいるかを認識しやすくなります。

治療の選択肢を決めるうえでも参考になりますし、クリニックでの診察時にも適切なアドバイスを受けやすくなります。

前頭部からの後退なのか、頭頂部からの薄毛なのかによって有効とされる治療方法やケアの重点が変わることがあります。

AGAの主要進行パターン

進行タイプ特徴と見た目主な治療アプローチの例
前頭部型生え際が後退して額が広くなる内服薬・外用薬・生え際への育毛治療
頭頂部型つむじ付近から髪が薄くなる内服薬・外用薬・頭皮の血行促進
混合型前頭部と頭頂部の両方が同時に進行多角的アプローチ(薬剤・メソセラピー等)

早期発見のポイント

生え際や頭頂部に少しでも異変を感じたら、早めに専門医の診察を受けることが大切です。

男性型脱毛症は進行性が高いので、適切なケアを先延ばしにすると抜け毛の量が増え、毛根自体が弱まりやすくなります。

早期に行動を起こすことで、治療の効果を得やすいと考えられます。

AGA治療の選択肢

男性型脱毛症の進行を遅らせる方法や、髪を増やすための選択肢は複数あります。自分に合った治療法を見つけるためにも、さまざまなアプローチを理解しておきたいところです。

内服薬の使用

AGAの治療薬として代表的なのが、5αリダクターゼの働きを抑える内服薬です。フィナステリドやデュタステリドなどが該当します。

男性ホルモンをDHTに変換させにくくする作用があるため、抜け毛の進行を緩やかにする効果が期待できます。

内服薬を検討する際の目安

  • AGAの進行度合いが比較的早い
  • 頭頂部、前頭部ともに抜け毛が顕著
  • 日常の忙しさから外用薬を頻繁に塗るのが難しい

外用薬の使用

頭皮に直接塗布するタイプの外用薬もAGAの治療選択肢です。

代表的なのがミノキシジルで、血行促進や毛包に働きかける力があるとされています。内服薬と併用して、より複合的にアプローチすることが多いです。

メソセラピーや育毛メソッド

クリニックによっては、頭皮に薬剤や成長因子を注入するメソセラピーを行うケースもあります。頭皮の血行を促進しつつ、有用成分を直接届ける方法として取り入れられています。

これらは専門的な機材や施術を必要とするため、医療機関ならではの治療法といえます。

メソセラピーと育毛メソッドの比較

治療法方法期待できるメリット通院頻度
メソセラピー成長因子やビタミンなどを頭皮に直接注入成分をダイレクトに毛根に届けやすい数週間~数か月に1回
育毛メソッド低出力レーザーや頭皮マッサージ器などを利用自宅ケアとも組み合わせやすい個人差がある

植毛などの外科的治療

外科的に毛根を移植する治療は、自毛を薄毛部分に移す自毛植毛が中心です。自毛を用いるため、定着すれば自然な仕上がりが期待できます。

ただし、手術費用やダウンタイム(治療後に普通の生活に戻るまでの期間)などの考慮点があり、クリニックでのカウンセリングが不可欠です。

AGA治療薬の種類と特徴

AGAで用いられる薬剤には内服薬から外用薬まで多岐にわたります。ここでは、代表的なものとその特徴を取り上げます。

フィナステリド系薬剤

5αリダクターゼの働きを抑制する薬で、抜け毛の進行を緩やかにする効果が期待できます。内服タイプが一般的です。

前頭部と頭頂部のいずれにも効果を及ぼす可能性があるため、広範囲の薄毛に対応しやすいです。

服用をやめると再び進行が始まるといわれているため、継続した服用を心がけましょう。

フィナステリド系薬剤の特徴

項目内容
主成分フィナステリド
作用メカニズム5αリダクターゼ抑制によるDHTの産生減少
用法・用量1日1回の服用が多い
注意点女性には使用不可、継続服用がポイント

デュタステリド系薬剤

フィナステリドと同様に5αリダクターゼの抑制作用がありますが、タイプ1・タイプ2の両方に働きかける特徴があります。

そのため、フィナステリドで十分な手応えを感じられなかった方や、より幅広いアプローチができる方法を望む方が検討する場合があります。

ミノキシジル外用薬

市販されている育毛剤の成分としても知られており、頭皮の血行促進が期待できるとされています。

内服タイプも存在しますが、外用タイプがポピュラーです。

初期脱毛と呼ばれる一時的に抜け毛が増える現象が起きる場合があり、驚く方もいますが、その後に発毛が促されると考えられています。

ミノキシジル外用薬の使用上の注意

  • 1日2回程度(朝・夜)を目安に頭皮に塗布する
  • 適切な量を守る(使いすぎは頭皮トラブルの原因になりやすい)
  • 一時的に抜け毛が増えたように感じても、数週間様子を見る
  • 皮膚が過敏な方は医師に相談する

その他の医療用薬剤

特定の栄養素が不足している方へのサプリメント処方や頭皮環境を整える薬剤を併用するケースもあります。

血液検査などで栄養バランスやホルモン状態を確認しながら、個々の身体状態に合わせた処方を行うことが重要です。

AGA治療の副作用と注意点

どのような治療にもメリットとリスクがあります。AGAの治療薬は比較的安全性が高いとされていますが、副作用や注意点を把握した上で正しく治療を進めていく必要があります。

内服薬の副作用事例

フィナステリドやデュタステリドなどを服用している間に、性欲減退や勃起機能の低下を訴えるケースが報告されています。

ただし、全員に起こるわけではなく、ごく一部に限られるようです。

他にも肝機能に影響を与える可能性があるため、定期的な血液検査を受けて状態を把握することが好ましいです。

内服薬で考えられる副作用と対処

副作用の内容発生頻度(目安)対処法・対策
性欲減退・勃起機能の低下ごく稀服用を継続しつつ様子を見る。深刻な場合は医師に相談
肝機能の数値変化定期的に血液検査を受ける
胃腸の不調人による食後に服用する、症状が続く場合は受診

外用薬での注意事項

頭皮に直接塗るミノキシジルなどの外用薬は、使用量や塗布方法を守らないと皮膚トラブルにつながることがあります。

頭皮が赤くかぶれたり、かゆみを伴ったりするときは、一度医師や薬剤師に相談したほうが安心です。

健康状態との兼ね合い

心疾患や肝疾患など基礎疾患がある場合、AGA治療薬の使用には注意が必要です。

内服薬が代謝される過程で肝臓に負担がかかることや、血圧への影響が考慮される場合もあります。

自己判断での服用や中断は避け、必ず医師の指示を仰ぎながら治療を続けることが重要です。

治療前に知っておきたいこと

AGA治療は長期的な取り組みになります。内服や外用薬は効果を実感するまで数か月単位での継続が求められるからです。

途中でやめてしまうと、治療前の状態に戻るおそれがあります。

薬剤や施術の費用、通院頻度なども含め、事前にしっかり確認しておくと安心です。

日常生活で心がけたい対策

AGA(男性型脱毛症)は治療薬やクリニックでの施術だけでなく、日常生活の改善によって頭皮環境をサポートできます。ちょっとした生活習慣を見直すと、髪の健康につながることが多いです。

食生活の改善

髪の主成分はタンパク質です。タンパク質不足に陥ると髪だけでなく、肌や爪の健康状態にも影響が出やすいです。

また、ビタミンB群や亜鉛などのミネラルも頭皮環境の維持に関わります。極端な偏食やファストフード中心の食生活から、バランスの良い献立への移行を意識することが望ましいでしょう。

髪の健康を意識した食品

食品グループ具体例摂取のポイント
タンパク質魚、肉、卵、大豆製品魚や大豆など、さまざまな種類を分散して摂取
ビタミンB群レバー、豚肉、納豆エネルギー代謝や細胞増殖をサポート
ミネラル(亜鉛)牡蠣、赤身肉、かぼちゃの種など毛母細胞の活動に関与していると言われる

血行促進を意識した頭皮ケア

頭皮の血行が滞ると、毛根への栄養供給が不足して髪が育ちにくくなります。

シャンプー時にやさしくマッサージする、入浴時に湯船にゆっくり浸かって全身の血流を高めるなど、普段の習慣でできる対策を積極的に取り入れるとよいでしょう。

血行促進を意識した行動

  • シャンプー時に指の腹で頭皮をマッサージする
  • 適温(約38~40度)の湯船に10分以上浸かる
  • 首や肩のコリをほぐすストレッチを行う

ストレス管理

精神的な緊張が続くと血行やホルモンバランスに悪影響が生じるケースがあります。

十分な休息を取ることや趣味の時間を確保することによって、ストレス軽減を意識すると髪や頭皮にも良い影響を与えやすいです。

睡眠不足が続くと自律神経のバランスが乱れ、頭皮環境を悪化させる原因のひとつになります。

クリニックとの併用で期待できる効果

日常生活を整えたうえで、専門的な治療を組み合わせると相乗効果が期待できます。

内服薬や外用薬、メソセラピーなどで毛根にアプローチしながら、普段の生活習慣を改善すると髪に必要な栄養や休息を効率的に取り入れられます。

継続すると髪のハリやコシに違いが出るケースもあるため、焦らずに続けることが肝心です。

クリニックでのAGA治療への取り組み

クリニックでは、男性型脱毛症(AGA)に悩む方のサポート体制を整えています。一人ひとりの状況に合わせた治療計画を立案し、アフターケアまで含めて総合的に支援しているところも多いです。

診察からアフターケアまでの流れ

初診時に頭皮の状態を観察し、必要に応じて血液検査などを行います。検査結果や既往歴を踏まえ、内服薬や外用薬、その他の治療法を組み合わせたプランを提案してもらえます。

治療開始後も定期的な診察を行い、効果の確認や副作用の有無をチェックします。

クリニックでの基本的な治療の流れ

治療の流れ内容
カウンセリング悩みや希望を詳しく聞き取り、基礎情報を共有
診察・検査頭皮の状態や血液検査などを通じて原因を特定
治療プランの作成内服薬・外用薬・メソセラピーなどを組み合わせ
治療の実施治療薬の処方や施術を行い、定期的な経過観察
アフターケア必要に応じて治療内容を調整し、継続をサポート

患者さんに合わせた治療計画

AGAの進行度合いや予算、生活スタイルによって治療の進め方は大きく異なります。AGAクリニックではカウンセリングを重視し、患者さんの要望をしっかり伺ったうえで治療計画を策定します。

短期間での改善をめざす方から、無理のない範囲でゆっくり取り組みたい方まで対応可能です。

安心して相談できるサポート体制

疑問点や不安なことがあればいつでも相談できるクリニックも少なくありません。

電話やオンラインでの相談に応じるところもあり、忙しくてなかなか来院できない方でも継続しやすい体制が整っているといえます。

クリニック選びで確認したいポイント

  • 医師によるカウンセリングの充実度
  • 検査や施術の実績と経験
  • 通院ペースや費用面での負担感
  • アフターケアの内容や相談窓口の有無

AGA治療は継続が大切です。早期に治療を開始できればそれだけ薄毛の進行を防ぐことが期待できますので、AGA治療を検討している方は、まずはクリニックに相談してみましょう。

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