サクセンダの長期使用は安全?継続利用のリスクと健康への影響を調査

サクセンダの長期使用は安全?継続利用のリスクと健康への影響を調査

サクセンダ(リラグルチド3.0mg)を長く使ったときの安全性は、56週間の試験と3年(160週)まで追いかけた試験が土台になっています。

そこから先の期間、たとえば5年10年と使い続けた人を追った質の高い研究はまだ乏しく、分かっている範囲と分かっていない範囲の境目がはっきりあります。

胆のうや膵臓、甲状腺、腎臓、心血管、筋肉、骨といった項目は、どれも増えたという報告と増えなかったという報告の両方が出ており、一つの結論に収束していません。

長期の安全を支えるのは断定的な答えではなく、何をどの間隔で確かめながら続けるかという枠組みではないでしょうか。

目次 Outline

サクセンダの長期使用はどこまで研究で確かめられているのか

研究として確かめられているのは、現時点でおおむね3年までです。56週間の試験が最も人数の多い土台にあり、そこへ3年まで延長した報告と、24試験をまとめた解析が積み重なっています。

報告追跡期間参加人数
SCALE Obesity and Prediabetes(2015年報告)56週間3,731人
同じ試験の3年報告(2017年)160週(約3年)2,254人
24試験のシステマティックレビュー(2025年)26〜162週9,937人

3,731人が参加した56週間の試験

最初の大きな土台は、2型糖尿病のない3,731人を対象に56週間かけて行われた試験です。リラグルチド3.0mgを受けた2,487人と、プラセボを受けた1,244人に分けて比べています。

参加者の平均年齢は45.1±12.0歳、平均体重は106.2±21.4kg、平均BMIは38.3±6.4で、女性が78.5%を占め、61.2%が前糖尿病の状態にありました。

56週の時点で、リラグルチド群は平均8.4±7.3kg、プラセボ群は平均2.8±6.5kgの減少でした。重篤な有害事象は6.2%と5.0%で、両群が大きく離れているわけではありません。

3年(160週)まで追いかけた試験で見えたもの

同じ試験を160週まで延長した報告では、27カ国191施設で2,254人が登録され、リラグルチド群1,505人とプラセボ群749人に割り付けられました。

160週まで残ったのは1,128人(50%)で、リラグルチド群では714人(47%)、プラセボ群では412人(55%)が途中で抜けています。半数が脱落した点は、長期のデータを読むうえで軽くない前提です。

160週時点の体重変化は-6.1%(SD 7.3)と-1.9%(6.3)で、推定治療差は-4.3%(95%CI -4.9〜-3.7、p<0.0001)でした。重篤な有害事象は15%と13%です。

3年より先を追った研究はある?

5年10年と使い続けた人をランダム化比較試験で追った報告は、現時点では見当たりません。長期の議論は、3年までのデータを手がかりに組み立てられています。

24試験9,937人をまとめた2025年のレビューでも、長期と呼べる104〜162週のデータは2試験1,262人分にとどまり、確実性は低いと評価されました。

同じレビューは24試験のうち22試験が製薬企業から資金提供を受けていた点にも触れており、読み手が知っておいてよい前提だといえます。長期の議論で繰り返し取り上げられてきたのは、次の領域です。

  • 胆のうと胆道のできごと
  • 膵臓(急性膵炎と膵がん)
  • 甲状腺のC細胞と甲状腺がん
  • 腎臓の機能とアルブミン尿
  • 心血管のできごと
  • 筋肉量と体組成
  • 骨密度

どちらか一方だけを取り上げると実際より安心にも不安にも寄ってしまうため、この順に両方の報告を並べていきます。

サクセンダを長期に使うと胆のう・胆道に何が起きると報告されているか

この領域は、増えたという報告のほうがはっきり出ています。76試験10万人超をまとめた解析で胆のう・胆道のできごとが増えたと示され、用量が高く期間が長いほど数字が大きくなりました。

76試験103,371人の解析が示した数字

2022年に報告された解析は、GLP-1受容体作動薬を用いた76件のランダム化比較試験、合計103,371人分をまとめたものです。平均年齢は57.8(6.2)歳、女性が41,868人(40.5%)を占めていました。

胆のう・胆道疾患をまとめた指標のリスク比は1.37(95%CI 1.23〜1.52)でした。内訳は次のとおりです。

項目リスク比95%信頼区間
胆のう・胆道疾患(全体)1.371.23〜1.52
胆石症1.271.10〜1.47
胆のう炎1.361.14〜1.62
胆道疾患1.551.08〜2.22

いずれも信頼区間の下限が1を上回っており、偶然では説明しにくい差だと読めます。ただしリスク比は何倍になったかを表す数字であって、もともとの起こりやすさを示すものではありません。

用量が高く期間が長いほど数字が大きい

同じ解析は、条件ごとに分けた比較も出しています。減量目的の13試験ではリスク比2.29(95%CI 1.64〜3.18)、糖尿病などを対象とした63試験では1.27(1.14〜1.43)で、交互作用の検定はp<.001でした。

用量で分けると、高用量が1.56(1.36〜1.78)、低用量が0.99(0.73〜1.33)で、交互作用の検定はp=.006です。

使用期間で分けた比較でも長い群が1.40(1.26〜1.56)、短い群が0.79(0.48〜1.31)と離れ、p=.03という結果でした。サクセンダは減量目的の高用量にあたるため、この数字は他人事になりません。

胆石は薬のせい?それとも急な減量のせい?

胆石は、薬がなくても急激に体重が落ちる場面で増えます。減量手術のあとや極端な低カロリー食でも同じ現象が知られており、薬の直接の作用だけで説明はつきません。

実際、リラグルチドと運動を1年間比べた試験でも、胆石症と心拍数の上昇はリラグルチド単独の群で併用群より多く観察されました。減量の速さと胆石の出やすさは切り離せない関係にあります。

そのため、この項目は薬が危ないとも薬は関係ないとも言い切れません。減り方が急な時期ほど腹部の症状に注意を向ける理由がある、という読み方が現実に即しているでしょう。

サクセンダの長期使用で膵臓をめぐる議論はどこまで来たか

膵臓については、増えたという報告と増えなかったという報告が並び、現時点で決着していません。急性膵炎と膵がんは別々の議論なので、分けて眺める必要があります。

急性膵炎は試験でどう報告されてきたか

リラグルチドを2型糖尿病の9,340人に使い、追跡期間の中央値3.8年で調べた大規模試験では、膵炎の発生率はリラグルチド群のほうが低かったものの、統計的に有意な差ではありませんでした。

24試験9,937人のレビューは、重篤な有害事象全体のリスク比を中期で1.20(95%CI 1.00〜1.43)、長期で1.20(0.98〜1.48)と算出していますが、いずれも確実性は低いという評価です。

つまり膵炎が明らかに増えるとも、まったく増えないとも言える段階に来ていません。頻度の低いできごとを検出するには、いまある試験の規模と期間では届かないためです。

膵がんの議論と観察研究の到達点

膵がんについては、米国の1億1,300万人規模の電子カルテから2型糖尿病1,651,452人を抽出した観察研究があります。2005年3月から2018年11月までの処方を対象に、15年間の追跡を調べたものです。

この研究でGLP-1受容体作動薬をインスリンと比べたとき、膵がんのハザード比は0.41(95%CI 0.33〜0.50)と低い側に出ました。胆のうがんも0.35(0.15〜0.83)という数字です。

ただし観察研究であり、比較の相手はインスリンやメトホルミンでした。減量目的でサクセンダを使う人をそのまま代表する集団ではないため、膵がんが減る薬と読み替えるのは行き過ぎでしょう。

膵がんの議論はなぜ決着しない?

膵がんは発症までの時間が長い病気で、15年の追跡でも十分とは限りません。糖尿病そのものが膵がんの背景になる点も、解釈を難しくしています。

加えて、比較の相手がどの薬かで結論は動きます。同じ研究でメトホルミンと比べた場合、腎がんのハザード比は1.54(95%CI 1.27〜1.87)と反対向きに出ました。

この一つの数字だけで腎がんを心配する必要はありませんが、観察研究の結論が比較対象しだいで揺れる事実は、頭の片隅に置いておく価値があります。

甲状腺への影響はサクセンダの動物実験と人の長期データで違う

動物実験で見つかった所見と、人で観察された結果はそのまま重なりません。げっ歯類の甲状腺C細胞腫瘍という出発点があり、人での大規模データはそれを裏づけても否定してもいない状態です。

げっ歯類で見つかったC細胞腫瘍の所見

リラグルチドを含むGLP-1受容体作動薬では、げっ歯類へ長期に投与したときに甲状腺C細胞の腫瘍が増えた実験所見が知られています。これが薬の注意事項の出発点になりました。

ただし、げっ歯類と人ではC細胞の数もGLP-1受容体の分布も違います。動物で起きた現象を人のリスクとしてそのまま置き換える読み方は、科学的に成り立ちません。

人の大規模データが出した数字

2025年に報告された研究は、2型糖尿病の351,913人を対象に、GLP-1受容体作動薬と他の3系統の血糖降下薬を比べています。平均年齢は65.3(8.5)歳、女性が173,391人(49.3%)でした。

甲状腺がんと診断されたのは、GLP-1受容体作動薬群41,112人のうち69人(0.17%)です。他の群はDPP4阻害薬が172人(0.23%)、SGLT2阻害薬が72人(0.17%)、スルホニル尿素薬が381人(0.20%)でした。

全体のハザード比は1.24(95%CI 0.88〜1.76)で、有意な上昇には届いていません。ところが開始から1年以内に限ると1.85(1.11〜3.08)、治療を続けた人だけを見た解析では2.07(1.10〜3.95)と上がります。

論文の著者は、この早期の偏りが検査を受ける機会の増加によるかもしれないと述べており、因果関係の証明としては扱っていません。

対象分かっていること分かっていないこと
げっ歯類長期投与でC細胞腫瘍が増えた所見人に同じ現象が起きるか
人(351,913人の解析)全体のハザード比1.24(0.88〜1.76)開始1年以内の上昇が検査機会によるものか

使えない人があらかじめ決まっている

甲状腺髄様がんの既往や家族歴がある人、多発性内分泌腫瘍症2型と診断されている人は、この薬を使えません。動物実験の所見を踏まえた予防的な線引きです。

逆にいえば、その線引きの外にいる人について、人でのリスク上昇が確立しているわけではありません。健診で甲状腺の異常を指摘された経験があるなら、開始前に伝えておくと判断が早く進みます。

サクセンダを長期に使った人の腎臓と心血管はどう報告されたか

この2つは、むしろ良い側の数字が出た領域です。ただし報告のもとになった試験は2型糖尿病で心血管リスクの高い人が対象で、減量目的でサクセンダを使う人とは集団が違います。

心血管のできごとを3.8年追った試験

9,340人を対象に、追跡期間の中央値3.8年で行われた試験があります。主要な複合アウトカムは、リラグルチド群4,668人中608人(13.0%)、プラセボ群4,672人中694人(14.9%)に起きました。

ハザード比は0.87(95%CI 0.78〜0.97)で、非劣性の検定はp<0.001、優越性の検定はp=0.01です。心血管死は219人(4.7%)対278人(6.0%)で0.78(0.66〜0.93)、p=0.007でした。

全死亡も381人(8.2%)対447人(9.6%)で、ハザード比0.85(0.74〜0.97)、p=0.02という結果になりました。少なくとも心血管のできごとが増える方向のデータではありません。

腎臓のアウトカムは中央値3.84年の解析から

同じ試験で事前に決められていた腎臓の副次解析では、複合腎アウトカムがリラグルチド群4,668人中268人、プラセボ群4,672人中337人に起きています。

ハザード比は0.78(95%CI 0.67〜0.92)、p=0.003でした。差の大半は持続性の顕性アルブミン尿の新規発症によるもので、161人対215人、0.74(0.60〜0.91)、p=0.004です。

腎有害事象そのものの発生率は1,000患者年あたり15.1件と16.5件で、急性腎障害も7.1件と6.2件と、両群で近い水準にとどまりました。

そのままサクセンダに当てはめられない理由

この試験は2型糖尿病の治療として行われたもので、肥満症に対する3.0mgという使い方を検証したものではありません。参加者の背景も、心血管リスクの高い集団に偏っています。

成分が同じでも、量と対象が違えば結果の当てはまり方は変わります。腎臓や心臓に良い数字が出た事実と、減量目的で長く使う人に同じ利益があるかどうかは、別の問いです。

24試験のレビューでも、主要な心血管イベントのリスク比は中期で0.86(95%CI 0.66〜1.10)、長期で0.83(0.20〜3.46)と、幅の広い推定にとどまりました。

項目リラグルチド群プラセボ群
主要複合アウトカム608人/4,668人(13.0%)694人/4,672人(14.9%)
心血管死219人(4.7%)278人(6.0%)
複合腎アウトカム268人/4,668人337人/4,672人

数字の見た目は良い方向を向いていますが、追跡は3.8年前後で止まっています。長期の安全という問いに対してこの試験が答えたのは、3〜4年の範囲で悪化の兆しは見えなかった、という限られた部分です。

サクセンダの長期使用で筋肉と骨はどう変わるのか

体重が落ちれば、脂肪だけでなく筋肉と骨も減ります。1年間の試験では、運動を組み合わせた群だけが骨密度を保ち、薬だけの群は運動群より骨密度が下がりました。

1年の試験で体組成がどう動いたか

BMI 32〜43で糖尿病のない成人が、8週間の低カロリー食で平均13.1kgを減らしたあと、195人を4つの群へ1年間割り付けた試験があります。

群の内訳は、運動のみ、リラグルチド3.0mgのみ、両方の併用、プラセボです。プラセボとの体重差は、運動群が-4.1kg(95%CI -7.8〜-0.4)、リラグルチド群が-6.8kg(-10.4〜-3.1)でした。

併用群は-9.5kg(-13.1〜-5.9)で最も大きく減っています。体脂肪率の低下は併用群が3.9ポイントで、運動群やリラグルチド群のおよそ2倍にあたりました。

骨密度は運動群と薬だけの群で差が出た

同じ試験の骨に関する副次解析では、195人の平均年齢が42.84±11.87歳、女性が124人(64%)、平均BMIが37.00±2.92でした。8週間800kcal/日の食事のあと、52週間の介入を行っています。

体重の推定平均減少量は、プラセボ群7.03kg、運動群11.19kg、リラグルチド群13.74kg、併用群16.88kgです。この差を踏まえたうえで骨密度が比較されました。

併用群はプラセボ群と比べ、股関節も腰椎も骨密度が変わりませんでした。一方リラグルチド単独群は運動群と比べ、股関節が-0.013g/cm2(95%CI -0.024〜-0.001、p=.03)と低下しています。

腰椎も-0.016g/cm2(-0.032〜-0.001、p=.04)でした。論文は同程度の体重減少にもかかわらず骨密度の動きが分かれたと述べており、そこがこの解析の見どころです。

長期に使うほど生活側の比重が上がる

薬だけで減量を続けると、体重の減り幅に対して筋肉と骨の維持が追いつきにくくなります。試験で差がついたのは薬の有無ではなく、運動を組み合わせたかどうかでした。

長く続けるつもりなら、体重計の数字だけでなく、握力や歩く速さ、体組成計の筋肉量といった指標を並行して見ておくと、変化に早く気づけます。

  • 週2回程度の筋力トレーニング
  • たんぱく質を意識した食事の配分
  • 体重と並べた筋肉量の記録
  • 骨密度検査を受けた時期の把握

どれも特別な取り組みではありませんが、長期の使用では薬の働きより先に、生活側の土台が結果を分けます。

サクセンダを長期に続けるほど大切になる定期検査

長期の安全を支えるのは一度の判断ではなく、繰り返しの確認です。何を見るかは、これまで議論になってきた項目からおおむね決まってきます。

見る項目主な内容間隔の目安
体重と体組成体重、筋肉量、腹囲1〜3か月ごと
血液検査血糖、HbA1c、肝機能、腎機能3〜6か月ごと
腹部の画像胆のうの状態症状や急な減量があるとき

体重だけを見ない記録の取り方

体重の推移は誰でも記録しますが、長く使うなら筋肉量と腹囲を並べて残しておくと、減り方の質まで見えてきます。体重が同じでも中身が違えば、続ける判断も変わってくるでしょう。

骨密度に差が出た試験の比較も、体重の減り幅が同程度の群どうしで行われたものでした。数字が順調に見えても、中身までは体重計が教えてくれません。

血液検査で追う項目

血糖とHbA1cは、前糖尿病から2型糖尿病へ進んでいないかを見る指標です。3年の試験で糖尿病の発症が1,472人中26人(2%)と738人中46人(6%)に分かれたのは、この文脈にあたる数字でした。

肝機能と腎機能は、他の薬や生活の変化も反映するため、薬の影響だけを切り出せません。それでも継続して並べておくと、急な変動に気づきやすくなります。

膵酵素は、症状がないときに測っても解釈の難しい項目です。腹部の強い痛みが出た場面で意味を持つ検査だと考えておくとよいでしょう。

続けるかやめるかを定期的に見直す

長期の使用は一度始めたら続けるものではなく、減量の程度や副作用の出方、生活の変化を並べて一定の期間ごとに見直す前提で組み立てられます。

3年の試験で160週まで残った人が半数だったという事実は、途中で見直しが入るほうがむしろ普通だと示しています。途中でやめた経験が失敗を意味するわけではありません。

見直しの間隔をあらかじめ決めておけば、なんとなく続く状態を避けられます。主治医と次の確認時期を共有しておくのが、現実に即した進め方でしょう。

よくある質問

サクセンダは何年使ったところまで安全性が確かめられていますか?

ランダム化比較試験として報告されているのは、おおむね3年(160週)までです。56週間の試験に3年の延長報告が続き、24試験をまとめたレビューでも長期と呼べるのは104〜162週のデータでした。

それより先の期間について、質の高い比較試験は見当たりません。5年10年の使用を前提にした判断には、どうしても推定が混じります。

サクセンダを長期に使うと胆石ができやすくなりますか?

76試験103,371人をまとめた解析では、胆のう・胆道疾患のリスク比が1.37(95%CI 1.23〜1.52)、胆石症が1.27(1.10〜1.47)と報告されました。

用量が高く期間が長い群ほど数字は大きくなっています。ただし急な減量そのものが胆石を増やす要因でもあり、薬の作用だけで説明はつきません。

サクセンダの甲状腺への影響は人でも確かめられているのですか?

げっ歯類でC細胞腫瘍が増えた所見が出発点にありますが、動物の結果を人へそのまま当てはめる読み方は成り立ちません。

351,913人を対象にした研究では、甲状腺がんの全体のハザード比が1.24(95%CI 0.88〜1.76)で有意差に届きませんでした。開始1年以内では1.85(1.11〜3.08)と上昇が見え、著者は検査機会の増加による影響に触れています。

サクセンダを長く使うと筋肉や骨は減りますか?

1年間の試験では、リラグルチド単独の群が運動群と比べ、股関節の骨密度で-0.013g/cm2(95%CI -0.024〜-0.001、p=.03)、腰椎で-0.016g/cm2(-0.032〜-0.001、p=.04)と低下しました。

一方、運動を組み合わせた群はプラセボ群と比べて骨密度が変わっていません。体重の減り幅より、運動を並行したかどうかが差につながったといえます。

サクセンダを長期に使う場合、検査はどのくらいの間隔で受けるものですか?

一律の決まりはなく、体重と体組成は1〜3か月ごと、血液検査は3〜6か月ごとに確認する形が目安になります。

腹部の画像は、急に体重が落ちた時期や腹部の症状が出た場面で意味を持ちます。間隔は体調や併用薬で変わるため、主治医と決めておくと迷いが減るでしょう。

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この記事を書いた人 Wrote this article

大木 沙織 大木皮ふ科クリニック 副院長

皮膚科医/内科専門医/公認心理師 略歴:順天堂大学医学部を卒業後に済生会川口総合病院、三井記念病院で研修。国際医療福祉大学病院を経て当院副院長へ就任。 所属:日本内科学会