
通院費用という問いは、薬の値段を調べただけでは答えが出ません。同じ薬を同じ用量で使っていても、その月に何回受診したかによって窓口で払う額は動いていきます。
診察料も検査料も、受け取った薬の量ではなく受診の回数に連動して積み上がります。回数を決めているのは治療の段階で、始めたばかりの時期と用量が落ち着いた時期とでは間隔がまるで違います。
総額を見積もるなら、1回あたりいくらかかるのかと、その月に何回通うのかを分けて置くのが近道です。交通費や移動に費やす時間まで数え入れると、通院という経路そのものの重さが見えてきます。
ビクトーザの通院費用は1回あたりの単価と受診回数の掛け算で決まる
月いくらという問いには、受診の回数を置かないかぎり答えが出ません。診察料も検査料も1回ごとに生じる料金であり、受け取った薬の量ではなく通った回数に比例して積み上がっていきます。
| 費用の項目 | 何に連動して生じるか | 受診が1回増えたとき |
|---|---|---|
| 診察料 | 受診した回数 | そのまま1回分が加わる |
| 検査料 | 検査を行った回数 | 検査を伴う受診なら加わる |
| 薬剤費 | 受け取った本数 | 受け取りが無ければ動かない |
| 交通費 | 往復した回数 | そのまま1往復分が加わる |
4つのうち3つまでが受診の回数に引っぱられており、薬剤費だけが別の理屈で動いています。通院費用という言葉が指しているのは、この回数に連動する側の積み上がりです。
受診1回で生じる費用をまず切り分ける
最初にやっておきたいのは、1回の受診でいくら出ていくのかを1つの数字にまとめておく作業です。診察料に、その日に行う検査の費用と往復の交通費を足せば、通院1回あたりの単価が出てきます。
この単価は、薬を何本受け取ったかとは切り離して考えられます。薬の受け取りが無い相談だけの受診であっても、診察料と交通費は同じように生じるからです。
受診の回数は薬の受け取り方に引きずられる
回数を自分の都合だけで決められるかというと、そうではありません。1回に受け取れる薬の量には医療機関ごとの運用があり、次に薬が要る時期がそのまま次の受診日を決めてしまう場面が多くあります。
1ヶ月ぶんずつ受け取る運用なら、受診は月に1回のペースで固定されます。2ヶ月ぶんをまとめて受け取れる運用に変われば診察料と交通費はその分だけ軽くなりますが、どちらの形を取れるかは体調と経過をみた医師の判断によります。
月いくらという問いに答えるための置き方
通院1回の単価が決まり、その月の受診回数が決まれば、掛け算はすぐに終わります。あとは薬剤費を足せば、その月に窓口で出ていく総額の輪郭が描けます。
厄介なのは、この受診回数が月ごとに一定ではないという点でしょう。始めた直後の月と半年たった月とでは、同じ人であっても通う頻度がまるで違ってきます。
導入期にビクトーザの通院費用が重くなるのはなぜ?
受診が集中するからです。用量を段階的に上げていく時期は体調の確認を細かく行うため、受診の間隔がふだんより詰まり、その月の診察料と交通費が重なって積み上がります。
増量の時期は受診の間隔が詰まる
ビクトーザは少ない量から始めて、体の慣れ具合をみながら段階的に量を上げていく使い方をする薬です。上げた直後は吐き気や食欲の変化が出やすい時期にあたるため、次の受診までの間隔を短く取る場面が増えます。
間隔が2週間になれば、月に2回の受診です。1回あたりの単価が変わっていなくても、回数が倍になれば通院にかかる部分の金額もそのまま倍になります。
初診の月には検査と初診料が重なる
始める前には、体の状態を確かめるための血液検査を行います。腎臓や肝臓の働き、血糖に関する値、膵臓や甲状腺にかかわる既往などを踏まえて、その薬を使ってよいかどうかを医師が判断するためです。
初診料が再診料より高く設定されている医療機関も多く、開始前の検査費と初診料が同じ月に重なると、その月だけ総額が突出します。初月の数字をそのまま毎月の目安として持ち歩くと、見積もりは過大になります。
体調が揺れると予定外の受診が入る
予定どおりに通えるとはかぎりません。吐き気や下痢が続いて食事が細くなったときや、みぞおちの強い痛みなど気になる症状が出たときは、次の予約を待たずに受診する判断が要ります。
こうした臨時の受診は見積もりに載りにくい項目ですが、導入期にはそれなりの頻度で起こります。月に1回と見込んでいたところへ1回足されるだけで、その月の通院費用は2倍に近づきます。
- 用量を上げた直後の体調確認
- 開始前の血液検査とその結果説明
- 消化器の症状が強く出たときの臨時受診
- 短い間隔での薬の受け取り
並べてみると、導入期に受診が増える理由はどれも治療の中身に根ざしています。費用を理由に間引ける性質のものではないと分かれば、その分を最初から見込んで組んでおくほうが現実的です。
維持期に入るとビクトーザの通院費用はどこまで下がる
受診の回数が減る分だけ下がります。用量が固まって体調も落ち着けば、受診の間隔は1ヶ月から2ヶ月ほどへ延びていき、1年を通した通院費用の平均は導入期より軽くなっていくでしょう。
用量が固まると受診の間隔が延びる
増量が終わり、体調の波も小さくなってくると、細かく確認する必要は薄れていきます。そこからは経過をみる受診が中心になり、間隔を延ばす判断がしやすくなります。
間隔がどこまで延びるかは、持病の有無や併用している薬、体調の安定ぐあいによって変わります。同じ薬を同じ量で使っていても、人によって年間の受診回数には開きが出ます。
1回の単価は下がらず回数だけが減る
維持期に入っても、診察料そのものが安くなるわけではありません。動くのは回数のほうだけで、1回あたりの単価は基本的に据え置かれたまま続きます。
そのため、月あたりに割り戻した通院費用は階段状に下がります。毎月から2ヶ月に1回へ移れば、通院にかかる部分は単純計算で半分に落ちる形です。
間隔は空けるほど得になるとはかぎらない
受診を減らせばその月の支出は軽くなりますが、医療費の全体で見ると話はそう単純ではありません。海外には、受診の間隔と予定外の入院の起こりやすさを結びつけた報告があります。
オーストラリアのニューサウスウェールズ州で45歳以上の糖尿病既往のある27,409人を調べた研究では、かかりつけ医への受診が規則的な上位5分の1の群で予定外の入院や救急受診が19.9%だったのに対し、最も不規則な群では23.5%でした。
この報告が示しているのは、回数の多さよりも間隔が均等かどうかが効いてくるという点でしょう。似た傾向は、より大きな集団を対象にした解析でも確かめられています。
米国の高齢者医療保険の504,471人を対象とした解析では、規則的で継続性の高い受診パターンの群はリスク調整後の医療費が16.61%低く(95%信頼区間 -16.73%から-16.48%)、救急受診や入院も少ないという結果でした。
日本の2型糖尿病患者996人を追った解析では、過去に通院を中断した経験のある人はその後も中断しやすく、ハザード比は3.59(95%信頼区間 2.25から5.71)と報告されました。
間隔をどこまで延ばすかは、費用の軽さだけでなく続けやすさとあわせて医師と決めていく部分といえます。いったん途切れると戻りにくくなる面があるからです。
| 時期 | 受診の間隔の傾向 | 通院費用の見え方 |
|---|---|---|
| 開始前から初月 | 検査と説明で受診が重なる | その月だけ突出しやすい |
| 増量の途中 | 2週間から1ヶ月ごと | 月によって上下する |
| 用量が固まったあと | 1ヶ月から2ヶ月ごと | 月あたりでは軽くなる |
3つの時期を分けて置けば、年間の総額はかなり近い形で描けます。1つの月の金額を12倍する数え方から離れるだけで、見積もりの精度は大きく変わってきます。
検査の間隔がビクトーザの通院費用に段差を作る
検査は毎回の受診に付くわけではないため、行った月だけ総額が跳ね上がります。この段差を平らにならしてしまうと、実際の支払いと見積もりがずれる原因になります。
| 検査の位置づけ | 行うおおまかな時期 | 費用としての性質 |
|---|---|---|
| 開始前の検査 | 使い始める前に1回 | 初月に集中して生じる |
| 継続中の定期検査 | 数ヶ月から1年ごと | 行った月だけ加わる |
| 症状に応じた検査 | 体調の変化があったとき | 見込みを立てにくい |
3つのうち見積もりに載せやすいのは上の2つで、いちばん下は予備として置いておく性質のものです。まずは開始前と継続中を分けるところから始めます。
開始前の検査と継続中の検査は性質が違う
開始前の検査は、その薬を使ってよいかどうかを判断するために行うものです。腎臓や肝臓の働き、血糖に関する値などを確かめ、注意して使うべき事情がないかを見ています。
一方、続けているあいだの検査は、効き方と体への影響を追いかけるために行います。目的が違えば実施の間隔も違い、開始前の1回だけで済むものと、繰り返し行うものとに分かれます。
採血の間隔は持病と併用薬で動く
継続中の採血をどの間隔で行うかは、一律には決まりません。持病の有無、併用している薬、体調の変化といった条件によって、年に1回で足りる場合もあれば数ヶ月ごとに確かめる場合もあります。
診療のなかで血液検査がどれくらい使われているかは、地域や制度によって傾向が異なります。目安になるのは、実際の請求データを集計した報告でしょう。
ドイツのチューリンゲン州で2,061人の一般医の請求データを解析した報告によると、2022年の患者1人あたりの検査項目数は平均15.5件で、多いものはクレアチニン、血球算定、血糖、甲状腺刺激ホルモン、HbA1cでした。
日本の診療がそのまま同じ数になるわけではありませんが、代謝にかかわる項目が繰り返し測られる点は共通しています。自分の場合に何をどの間隔で測るのかは、開始前の相談で聞いておくと予定が組みやすくなります。
検査のある月だけ総額が跳ねる
検査を伴う受診は、同じ1回の受診でも金額の重さが違います。診察料に検査料が上乗せされるため、その月だけ通院費用が一段高い場所に移ります。
年間の見積もりを作るときは、検査の回数を先に決めてから月に割り付けると狂いません。毎月の平均に均してしまうと、実際に検査のある月に手元の予算が足りなくなる場面が出てきます。
交通費と時間もビクトーザの通院費用に含めて数える
窓口で払う金額の外側にも、通院には確実に費用が生じます。往復の交通費は受診回数にそのまま比例しますし、移動と待ち時間に費やした時間は仕事や家事から差し引かれていきます。
往復の交通費は受診回数に比例する
交通費は分かりやすい項目でありながら、見積もりから抜け落ちやすい項目でもあります。1回あたりの金額が小さいために意識に上りにくく、回数を掛けて初めて無視できない大きさに育つからです。
通院に伴う出費がどれほどになるかを実測した研究もあります。金額そのものより、内訳の立て方のほうが参考になるかもしれません。
インド南部の医療機関でがん診療の外来に通う192人を調べた報告では、1回の受診あたりの交通費の中央値が200インドルピー(四分位範囲 123から400)、移動時間の中央値は4.3時間で、92.7%が治療中の経済的な困難を訴えていました。
これは別の疾患の、しかも医療体制の異なる国での数字ですから、そのまま日本の通院に当てはめられるものではありません。それでも、通院1回ごとに移動の費用と時間が確実に積み上がるという構造は、疾患や国を問わず共通しています。
移動と待ち時間が削るのは仕事の時間
診察そのものが短くても、通院に費やす時間はそれよりずっと長くなります。移動、受付、待ち時間、会計と薬の受け取りまで含めれば、半日が消える場合も珍しくありません。
働きながら通う人にとって、この時間は有給休暇や早退という形で目に見えない支出に変わります。金額の欄には現れませんが、続けられるかどうかを左右する重さを持っています。
通いやすさが続けやすさを左右する
どの医療機関に通うかを決める場面では、価格だけが基準になっているわけではありません。中国の山東省で糖尿病のある829人に選択実験を行った調査では、自己負担額と診療の体制がもっとも強く選択を動かし、移動時間や薬の入手しやすさも選択の確率を押し上げていました。
通いにくい場所を選ぶと、費用の面で有利であっても受診が途切れやすくなります。安さの差が年間で数千円なのに対し、通えなくなったときに失うものはそれより大きいという場面もあります。
| 見えにくい負担 | 1回あたりの目安の立て方 | 年間で効いてくる度合い |
|---|---|---|
| 往復の交通費 | 実際の運賃かガソリン代 | 受診回数にそのまま比例 |
| 移動と待ち時間 | 家を出てから戻るまで | 休暇の取りやすさで変わる |
| 付き添いの負担 | 同行する人の時間 | 体調が不安定な時期に増える |
3つとも領収書には残らない項目ですが、続けられるかどうかを決める場面では窓口の金額と同じ重さで効いてきます。見積もりの欄に加えておけば、途中で想定が崩れにくくなります。
保険診療と自由診療でビクトーザの通院費用は土台から違う
使う目的によって、通院費用の決まり方は2つに分かれます。日本でビクトーザ(リラグルチド)が承認されている効能は2型糖尿病で、その治療として使うなら公的医療保険の対象です。
体重を減らす目的での使用は承認された効能から外れるため自由診療にあたり、診察料も検査料も全額が自己負担になります。
2型糖尿病の治療なら公的医療保険の対象になる
2型糖尿病の治療として医師が処方する場合、診察料も検査料も国が定めた点数にもとづいて計算されます。窓口で払うのはそこへ自己負担割合を掛けた額で、金額の土台は全国どこでも共通です。
この場合、受診1回あたりの単価はある程度まで見通しが立ちます。動くのは主に回数のほうであり、通院費用を左右するのはやはり通う頻度ということになります。
体重を減らす目的では全額が自己負担になる
肥満症や減量の効能では承認されていないため、その目的で使う場合は適応外の使用にあたり、公的医療保険は使えません。診察料も検査料も薬剤費も、すべて全額を自分で負担する形になります。
なお、同じリラグルチドを成分とするサクセンダは1日3.0mgまでを使う製剤で、日本では承認されていません。成分が同じでも用量や適応、入手の経路は別のものと考える必要があります。
自費で続ける前提に立つなら、金額の見通しと合わせて、吐き気や便秘、下痢といった消化器の症状など主な副作用の説明も、始める前に受けておくと判断がしやすくなります。
自由診療では受診1回の料金も医療機関ごとに違う
自由診療には全国一律の基準がないため、診察料や検査料の設定も医療機関の側で決まります。同じ地域であっても金額は並ばず、初診と再診の差の付け方も一様ではありません。
自己負担の重さが受診の行動を変えるという報告もあります。米国で慢性疾患のある343,137人を追った解析では、免責額の高い保険へ移った人は推奨される外来受診が3.1ポイント、年1回の検査が5.7ポイント少なくなっていました。
費用が受診の間隔を静かに広げてしまう前に、自分が続けられる水準かどうかを最初に見ておくほうが安全です。他院の掲示額を自分の見積もりに流用せず、通う予定の医療機関から直接聞き取った数字を使います。
半年ぶんのビクトーザの通院費用を見積もる手順
月単位ではなく半年単位で置くと、導入期の重さと維持期の軽さが一枚に収まります。受診回数を先に決め、検査のある月を別枠で足し、最後に幅を持たせれば見通しは十分に描けます。
| 置く行 | 半年ぶんの数え方 | 見積もりでの扱い |
|---|---|---|
| 通院1回の単価 | 診察料に往復の交通費を足す | 掛け算の土台に据える |
| 受診回数 | 増量期は月2回、維持期は月1回で置く | 単価に掛ける |
| 検査 | 開始前に1回、継続中に1回から2回 | 掛け算に混ぜず別の行へ |
| 薬剤費 | 用量に応じて変わる本数から出す | 通院費用の外側に置く |
4つの行を分けたまま持っておくと、あとから条件が変わっても直す場所が1つで済みます。まとめて1つの金額にしてしまうと、どこがずれたのか追えなくなってしまいます。
受診回数を先に置いて掛け算する
最初に決めるのは金額ではなく回数です。開始から3ヶ月目までを増量の時期として月2回、そこから先を月1回と置けば、半年で9回前後という見当が立ちます。
その回数へ、通院1回あたりの単価を掛けます。診察料と往復の交通費を含めた単価が決まっていれば、通院にかかる部分の半年分はこの掛け算だけで出てきます。
実際の間隔は医師の判断で変わるため、この回数はあくまで置きの数字です。最初の受診で今後の通院の目安を尋ねておけば、置いた数字を早い段階で実際の予定に寄せられます。
検査のある月を別枠で足す
次に、開始前の検査を1回分、継続中の検査を半年で1回から2回分として、別の行に立てます。掛け算のなかへ溶かさず別枠にしておくのは、検査の回数だけ後から動かしやすくするためです。
薬剤費は、この通院費用の外側にもう1つの行として置きます。用量によって本数が変わる項目なので、通院の回数とは別の理屈で動くと分けておくほうが後の修正が楽になります。
下限と上限の2本立てで置く
受診回数も検査の回数も、始める前から1つに定まるものではありません。順調に間隔が延びた場合と、体調に合わせて短い間隔が続いた場合の2本を並べておけば、実際の支払いはその幅の中に収まります。
自己負担の重さは、始めるかどうかだけでなく続くかどうかにも効いてきます。費用の高さが治療の入り口を狭めるという報告も出ています。
米国で2型糖尿病と心血管疾患のある80,807人を調べた解析では、自己負担額がもっとも高い層はもっとも低い層に比べてGLP-1受容体作動薬を開始する割合が13%低いという結果でした(調整ハザード比 0.87、95%信頼区間 0.78から0.97)。
上限側の数字を先に見ておけば、途中で予想外の負担に驚く場面を減らせます。無理のある水準だと分かったなら、始める前に医師へ伝えておくほうが選べる道は広く残ります。
受診の前に確かめておく項目
見積もりに要る数字のほとんどは、受診前の問い合わせで手に入ります。金額の話は切り出しにくく感じるかもしれませんが、続けられるかどうかを静かに左右する部分です。
- 初診料と再診料、それぞれの金額と税の表示
- 開始からしばらくの受診の間隔と、落ち着いたあとの間隔
- 開始前の検査の内容と費用、継続中に行う検査の頻度
- 1回に受け取れる薬の量と、次の受診までの目安
- 予約の取り方と、受診にかかるおおよその所要時間
5つを聞き取れば、半年分の見積もりはほぼ埋まります。始める前に総額の見通しを医師と共有しておけば、途中の判断が費用だけに引っぱられずに済みます。
見積もりを立てたあとも、前提そのものが動く場面はあるという点は頭に置いておきたいところです。ビクトーザ皮下注18mgは、製造販売元であるノボ ノルディスク ファーマが2025年10月20日に発表したとおり、2026年後半に販売終了となります。
発表の時点では通常どおりの出荷が続いており、同社は2026年以降に順次切り替えていくよう案内しています。今後も同じ薬で続けるのか、別の選択へ移るのかは、処方を受けている医療機関との相談で決まる部分です。
月あたりの金額が分かっても、その条件がいつまで同じ形で続くかは別の話です。費用の見積もりという観点で言えば、薬が替われば薬剤費の行は書き直しになりますが、診察料や検査料の成り立ちまで変わるわけではありません。
通院1回の単価と回数を分けて持っておけば、条件が動いたときに書き直す行は薬剤費だけにとどまります。切り替えの相談そのものも、通院のなかで交わされるやり取りの一つです。
よくある質問
ビクトーザの通院費用は毎月同じ金額になりますか?
同じにはなりません。診察料も検査料もその月に受診した回数に応じて生じるため、受診が2回あった月と1回だった月とでは通院にかかる金額が倍ほど違ってきます。
用量を上げていく時期は間隔が詰まりやすく、落ち着いてくると間隔が延びていきます。1つの月の金額を12倍する数え方ではなく、時期を分けて数えるほうが実際に近づきます。
ビクトーザの通院はどのくらいの間隔で必要になりますか?
間隔は治療の段階によって変わります。量を段階的に上げていく時期は体調の確認を細かく行うため短くなりやすく、用量が固まって安定してくると延びていく流れが一般的です。
実際に何週間ごとになるかは、持病や併用している薬、体調の変化を踏まえて医師が判断します。最初の受診でおおよその見通しを尋ねておくと、費用の計画も立てやすくなります。
ビクトーザの通院費用に検査の費用は毎回含まれますか?
毎回ではありません。開始前には体の状態を確かめる血液検査を行いますが、そのあとの検査は数ヶ月から1年ほどの間隔で行うことが多く、受診のたびに採血するとはかぎりません。
検査を伴う受診の月だけ金額が一段高くなるため、平均に均さず別枠で数えると計画が崩れにくくなります。どの項目をどの間隔で測るのかは、開始前の相談で確かめておくと安心です。
ビクトーザの通院にかかる交通費や時間はどう見積もればよいですか?
往復の運賃やガソリン代を1回あたりの単価として置き、想定する受診回数を掛けるのが簡単です。診察料と同じように回数へ比例するので、通院1回の単価にまとめてしまう数え方もできます。
時間のほうは、家を出てから戻るまでを1回分として見込みます。働きながら通う場合は休暇の取りやすさも関わってくるため、金額と並べて確かめておきたい部分です。
ビクトーザの通院回数を減らすと総額はどう変わりますか?
診察料と交通費は回数に比例するので、受診が減ればその分だけ軽くなります。ただし薬剤費は使う量で決まるため、通院を減らしても総額がそのまま半分になるわけではありません。
受診の間隔をどこまで延ばせるかは体調と経過によって変わり、自分の判断だけで決められる部分ではありません。費用の負担が重いと感じたときは、間引く前に医師へ相談するほうが安全です。
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