ビクトーザからサクセンダへ切り替える時の注意点と投与量の違いを知る

ビクトーザからサクセンダへ切り替える時の注意点と投与量の違いを知る

ビクトーザからサクセンダへの切り替えは、同じリラグルチドを使いながら、投与量の設計も入手の枠組みも別のものへ移る治療の変更です。

ビクトーザは1日0.3mgから始めて最高1.8mgまで、サクセンダは0.6mgから始めて3.0mgまでと、上げ幅の刻みそのものが違います。1.8mgの続きに足していく進み方ではありません。

切り替えた後は増量をやり直すため、いったん落ち着いていた吐き気が戻る時期があります。注射器の目盛りの刻みも、1本で何日もつかも変わります。

判断するのは医師です。サクセンダは日本で承認されておらず、肥満を目的とした使用が自由診療になる点も、先に押さえておきたい前提になります。

目次 Outline

ビクトーザからサクセンダへの切り替えは医師が判断する治療の変更

切り替えるかどうかを決めるのは診察の場であり、手元の薬を入れ替えれば済む話ではありません。承認された効能も想定される用量も違う薬へ移るため、体重と血糖の経過、持病、併用薬をひととおり確かめたうえで判断します。

切り替えが話題に上がる場面

ビクトーザを2型糖尿病の治療として使ってきた方が、体重の管理も目的に加えたいと考えたときに、切り替えの相談が始まります。血糖の治療を組み替える場面と、減量を主たる目的へ据え直す場面では、進む道すじが分かれます。

GLP-1受容体作動薬どうしの切り替えについては専門家の合意文書があり、医学的な引き金として、HbA1cの目標に届かない、さらに体重を落としたい、続けにくい、いま使っている薬で不都合な反応が出ている、といった状況が挙げられています。

費用や入手のしやすさ、処方の枠組みといった医学以外の理由も現実には引き金になる、と同じ文書は整理しています。どちらの理由で動こうとしているのかを言葉にしておくと、診察での話が噛み合いやすくなるでしょう。

体重が動かないから切り替える、で決めてよいのでしょうか?

薬の種類だけが体重の停滞をつくっているわけではないので、その一点だけで決めるのは早いといえます。同じ薬を同じ量で使っても、減り方には人によってかなりの幅が出ます。

カナダの肥満外来でリラグルチドかセマグルチドを新たに始めたBMI30以上の成人483人を平均17.3か月追った報告では、総体重の減少は平均12.2%でした。

その内訳は、5%に届かなかった方が17.8%、5〜15%が48.4%、15%を超えた方が33.8%と広く散らばっています。年齢や糖尿病の有無、開始時のBMIは減り方と独立して結びついていませんでした。

医師が先に確かめる体調と持病

切り替えの可否は、いま出ている症状と背景にある持病を突き合わせたうえで決まります。診察では次のような点を順に確かめていきます。

  • これまでの体重と血糖の推移
  • 膵炎や胆石の既往
  • 甲状腺の病気と家族歴
  • 服用中の薬とサプリメント
  • 吐き気や便通の変化が出たときの様子

どれも、切り替えを急ぐか見送るかを分ける材料になります。とくに膵炎や胆のうの病歴は、増量の速さそのものを組み替える理由になりやすい情報です。

ビクトーザとサクセンダでは投与量の刻みそのものが違う

1回に増やす幅と到達点が別々に決められています。ビクトーザは0.3mg刻みで最高1.8mgまで、サクセンダは0.6mg刻みで3.0mgまでという設計で、同じ数字を同じ順序でたどるわけではありません。

ビクトーザは0.3mg刻みで最高1.8mgまで

日本の添付文書では、ビクトーザは1日1回0.3mgから始め、1週間以上の間隔をあけて0.3mgずつ増やし、0.9mgを維持用量とします。0.9mgで効果が足りない場合に限り、同じ間隔で0.3mgずつ最高1.8mgまで増やせる決まりです。

日本の2型糖尿病の成人を対象にした26週間の試験では、0.9mgを12週間続けてもHbA1cが7.0%以上だった466人を、0.9mgのまま続ける群と1.8mgへ増やす群に1対1で割り付けています。

HbA1cの変化の推定治療差は-0.40%(95%信頼区間 -0.55〜-0.24)、7.0%未満に届いた方の推定オッズ比は3.87(95%信頼区間 2.12〜7.08)で、いずれもp値は0.0001未満でした。

1.8mgは血糖の管理のために置かれた上限だと読み取れます。

サクセンダは0.6mg刻みで3.0mgまで

サクセンダは1日1回0.6mgで始め、1週間ごとに0.6mgずつ上げて、1.2mg・1.8mg・2.4mgを経て3.0mgへ届く組み立てです。維持用量は3.0mgに置かれています。

この3.0mgの土台になったのは、2型糖尿病のない3,731人を対象にした56週間の試験です。BMIが30以上、または脂質異常症か高血圧があってBMIが27以上の方を、リラグルチド3.0mg 2,487人とプラセボ1,244人に割り付けています。

56週後の体重は3.0mg群が平均8.4±7.3kg、プラセボ群が2.8±6.5kg減り、差は-5.6kg(95%信頼区間 -6.0〜-5.1)で、p値は0.001未満でした。

5%以上減った方は63.2%と27.1%、10%を超えた方は33.1%と10.6%と報告されています。

1.8mgの続きに3.0mgを足す進み方ではない

ビクトーザで1.8mgまで上げていた方が、その数字をそのままサクセンダへ引き継げるとは限りません。製品ごとに増量の手順が別に定められており、切り替えの実務は医師が一人ずつ組み直します。

先ほどの合意文書も、前の薬をどれだけの期間どの量で使っていたか、始めたときにどんな体験をしたかを踏まえて個別に決める進め方を勧めています。同じ成分でも、たどってきた経過が人によって違うからです。

同じ成分でも承認された効能が別々

ビクトーザは日本で2型糖尿病の効能・効果について承認された薬で、上限の1.8mgも血糖の管理を前提に設定されています。減量を目的に使えば、承認された範囲の外へ出ます。

一方のサクセンダは、日本では医薬品としての承認を受けていません。成分が同じでも、量と目的と入手の道すじが分かれている点が、切り替えを考えるときの土台になります。

見ている点ビクトーザサクセンダ
開始量1日0.3mg1日0.6mg
増やす幅0.3mgずつ0.6mgずつ
増やす間隔1週間以上あける1週間ごと
維持量1日0.9mg1日3.0mg
上限1日1.8mg1日3.0mg
日本での承認2型糖尿病承認されていない

並べると、重なるのは成分と1日1回という打ち方までで、数字の設計はほとんど分かれていると読み取れます。切り替えが単なる名前の変更ではない理由が、この表に表れています。

サクセンダへ切り替えた後の増量スケジュールは組み直しになる

切り替えた後は0.6mgからやり直します。前の薬でどこまで上げていたかに関わらず、低い量で体を慣らしてから積み上げる組み立てです。

0.6mgから週ごとに上げ直す4週間

計算のうえでは、0.6mgで1週間、1.2mgで1週間と積み上げていき、5週目に3.0mgへ届きます。消化器の反応をやわらげるために置かれた慣らしの期間です。

時期1日の量その週に見ておく点
1週目0.6mg吐き気の出かた
2週目1.2mg食事量が保てているか
3週目1.8mg水分が取れているか
4週目2.4mg体重の落ち方が急すぎないか
5週目以降3.0mg維持量として続けられるか

この表どおりに進まない方も珍しくありません。カナダの6施設でリラグルチド3.0mgを始めた311人の記録では、開始時の平均体重が114.8kg、平均BMIが40.7でした。

6か月以上続けられた167人の体重は平均8.0kg減っており、p値は0.001未満でした。そのうち5%以上減った方が64.1%、10%を超えた方が34.5%と報告されています。到達までの道のりには個人差があるという前提で、予定を組みます。

つらい週は同じ量で足踏みする

上げた量に体が慣れないときは、次の段へ進むのを1週間ほど先延ばしにする扱いが定められています。予定より遅れること自体は、想定の内側にある動きです。

据え置くか一段戻すかの判断も含め、量を動かすのは医師の仕事になります。自分の判断で早く上げても、到達が早まるより先に、吐き気の強さのほうが変わってしまいます。

上げ方をゆるめると体重の動きはどうなる?

長い目で見た体重の推移は、ゆるめてもほとんど変わりませんでした。急いで上げるほど早く減る、という関係にはなっていません。

56週間の第2/3相試験3件・4,952人の体重の推移をモデルで解析した研究では、推奨より遅い1週間ごとの増量で初期の体重減少が最大2週間遅れる一方、長期の推移は同じような形をたどりました。

消化器のつらさはゆっくり上げれば和らげられ、体重の推移への影響はわずかにとどまる、と同じ研究はまとめています。足踏みを提案されたときに慌てなくてよい根拠がここにあります。

ビクトーザからの切り替え直後に副作用が戻ってきやすい時期

増量をやり直すため、いったん落ち着いていた吐き気やむかつきが再び顔を出しやすくなります。ただし出方は打ち始めと上げた直後の数日に集まりやすく、体が慣れるにつれて薄れていく例が少なくありません。

吐き気やむかつきが戻ってくる理由

リラグルチドは胃の内容物が先へ送られる速さをゆるめるため、血中の濃度が上がる局面で消化器の反応が出やすくなります。切り替えでは濃度が段階的に上がり直すので、慣らしの過程をもう一度たどる形になります。

糖尿病のない過体重・肥満の方を対象にした39件・33,354人のネットワークメタ解析では、悪心・嘔吐・下痢・便秘が最も多い消化器の反応でした。リラグルチドは悪心と嘔吐に加え、便秘のリスク上昇とも結びついています。

3.0mgを56週間続けた先ほどの試験でも、最も多く報告されたのは軽度から中等度の悪心と下痢です。重い有害事象が起きた割合は3.0mg群6.2%、プラセボ群5.0%でした。

どのくらいで落ち着くのでしょうか?

多くは一過性で、増量の山を越えると薄れていきます。切り替えのときに現れたり再び出たりする消化器の反応はたいてい一過性である、と専門家の合意文書も述べています。

同じ文書は、増量をゆっくり進める、1回の食事量を減らす、脂肪の多い食事を控えるといった手当てで軽くできると整理しています。食べ方の調整は、薬を変えずに打てる数少ない手です。

ただし慣れる速さには個人差があり、同じ週数で全員が楽になるわけではありません。つらさが続くなら、次の段へ進む前に経過を診てもらう場面になります。

次の診察を待たずに連絡する症状

慣れの範囲を超えた症状は、増量のせいにして様子を見る対象ではありません。次のような変化が出たときは、予約の日を待たずに医療機関へ連絡します。

  • 背中まで抜けるような強い腹痛
  • 吐いて水分も取れない状態
  • 立ちくらみや尿量の減少
  • 皮膚や白目の黄ばみ
  • 熱を伴う右上腹部の痛み

いずれも膵臓や胆のうの異常、脱水を疑う手がかりになります。連絡するときに、いつ何mgへ上げた直後だったかを添えると、判断が早く進みます。

注射器と針はビクトーザとサクセンダで何が変わるのか

ペンの見た目は似ていますが、目盛りの刻みと1本のもつ日数が違います。針は別売りの使い捨てを毎回付け替える点で共通しており、そこだけは扱いが変わりません。

ペンの目盛りの刻みが違う

ビクトーザのペンは0.3mg単位、サクセンダのペンは0.6mg単位で合わせる設計です。手が覚えた回し方をそのまま持ち込めないため、切り替えた日は打ち方の指導を受け直します。

目盛りを読み違えれば、意図した量と実際に入る量がずれます。慣れた動作ほど確認が薄くなりやすいので、最初の数日は窓の数字を目で確かめてから押し込む手順が役に立ちます。

1本で何日もつかが変わる

どちらのペンも18mgの薬液を3mLに収めており、濃さは同じです。1日に使う量が増えれば、その分だけ1本あたりの日数は短くなります。

1日の量1本(18mg)のもつ日数1か月あたりの本数
0.9mg(ビクトーザの維持量)20日2本弱
1.8mg(ビクトーザの上限)10日3本前後
3.0mg(サクセンダの維持量)6日5本前後

本数が増えるほど、費用も冷蔵庫の置き場所も、使う針の数も一緒にふくらんでいくでしょう。切り替えの見積もりを取るときは、月あたりの本数まで含めて確かめておくと差が読めます。

針の付け替えと保管の扱いは共通

針はペン型注入器用の使い捨てを毎回新しいものへ替えます。使い回すと詰まりや痛みにつながるため、どちらの製品でも同じ扱いになります。

未開封のペンは冷蔵庫で保管し、使い始めた後は製品ごとに定められた期間内に使い切ります。切り替えで本数が増えるなら、保管の場所と順番を先に決めておくと管理が楽になるでしょう。

サクセンダへの切り替えは保険診療から自由診療へ移る変更

公的医療保険の枠から外れます。ビクトーザを2型糖尿病の治療として保険で使ってきた方でも、サクセンダは日本で承認されていないため、費用は全額が自己負担になります。

ビクトーザは2型糖尿病の効能で承認されている

ビクトーザが日本で承認されているのは2型糖尿病に対する使用です。糖尿病の治療として処方される限り、公的医療保険の対象になります。

ところが、減量を目的とした使用は承認された効能から外れるため、適応外使用として自由診療で扱われます。同じ薬を同じ量で使っても、何のために使うかで枠組みが変わってしまいます。

サクセンダは日本では未承認で全額自己負担

サクセンダは日本で医薬品としての承認を受けておらず、当院を含め自由診療として扱われます。公的医療保険は使えず、薬剤費も診察料も全額が自己負担です。

承認と保険は別々の手続きで動いています。承認された薬が薬価の一覧に載って初めて保険で使えるようになるため、承認されていない薬は入り口の時点で保険の枠に入りません。

費用の内訳と見積もりの取り方

自由診療では価格を各医療機関が設定するため、全国で共通する定価は存在しません。総額の大小より、何にいくら払うのかが分かれて書かれているかを先に見ます。

費目確かめておく点
薬剤費1本あたりか1か月あたりか
診察料初診と再診で別に生じるか
針や消耗品薬剤費に含まれるか別建てか
税の表示税込か税別か

税別の表示であれば、当日の支払いは表示額より1割ほど上振れします。同じ用量と同じ月数にそろえた見積もりを取れば、条件の違う金額を並べずに済みます。

健康被害が起きたときの救済制度の扱い

医薬品副作用被害救済制度は、国内で承認された医薬品を適正に使ったにもかかわらず健康被害が生じたときに、医療費などを給付する公的な仕組みです。

未承認の医薬品は対象になりません。承認された薬であっても、承認された効能や用法・用量から外れた使い方は原則として対象外と扱われるため、自由診療での使用には後ろ盾の違いも含まれます。

米国の50〜80歳2,657人への調査では、体重管理の薬に関心があると答えた方が35.1%(95%信頼区間 31.9〜38.4)、BMIが30以上に限ると59.1%(95%信頼区間 53.4〜64.5)でした。

費用の負担をどう受け止めるかは、治療を続けられるかどうかに直結します。

ビクトーザからの切り替えを相談する前に整理しておく記録

持っていく情報が具体的なほど、限られた診察時間でも話が深まります。使ってきた量と期間、体重と血糖の推移、不調が出た時期の3つがそろえば、判断の材料としては十分です。

いつから何mgをどれだけ使ったか

ビクトーザを始めた時期、上げてきた量、いま続けている量と期間を並べます。0.9mgのままなのか1.8mgまで上げたのかで、切り替え後の見立ても変わってきます。

途中で休んだ期間があれば、その長さも書き添えておくと役に立ちます。間があいた後は低い量から組み直す判断になりやすく、再開の設計に直接効いてくるからです。

体重と血糖の経過を並べる

体重は同じ時刻・同じ条件で測った値を並べると、変化の向きが読めます。健診や通院で得たHbA1cと空腹時血糖の記録があれば、糖尿病の治療をどう続けるかの判断にも使えます。

持っていくものそろえておく中身
薬の記録始めた時期・量の上げ方・休んだ期間
体重の記録同じ時刻に測った週単位の値
血液検査HbA1c・空腹時血糖・肝臓と腎臓の値

紙でもスマートフォンの記録でもかまいません。数字が並んでいれば、切り替えるべきか、いまの量で続けるかの話が具体的になります。

切り替えれば続けられるとは限らない

糖尿病のない過体重・肥満の米国成人126,984人を追った研究では、12か月以内に別のGLP-1受容体作動薬へ切り替えた方が26,197人(20.6%)いました。

12か月の時点で使い続けていた割合は全体で24.5%、切り替えた群で36.4%、切り替えなかった群で21.4%と報告されており、p値は0.001未満でした。切り替えた群のほうが高いものの、どちらも半数には届いていません。

米国の30人に聞き取った質的研究では、GLP-1受容体作動薬は単独で完結する減量の手段ではなく、情報の提供と診療側の支えが要るというテーマが挙がりました。薬を替える判断は、続ける工夫の代わりにはなりません。

なお、ビクトーザ皮下注18mgは、製造販売元であるノボ ノルディスク ファーマの発表により、2026年後半に販売終了となります。発表の時点では通常どおりの出荷が続いており、同社は2026年以降、順次変更を進めるよう呼びかけています。

この発表が対象としているのはビクトーザ皮下注18mgであり、サクセンダへ移る理由になるものではありません。承認された薬の販売が終わることと、日本で承認されていない薬を選ぶかどうかは、切り離して考える話です。

ビクトーザを今後どう続けるかは、処方を受けている医療機関で相談して決めます。ここまで整理してきた記録は、その相談の場でもそのまま材料として使えます。

よくある質問

ビクトーザからサクセンダへ切り替えると、投与量はどのように変わりますか?

刻みと到達点の両方が変わります。ビクトーザは0.3mg刻みで最高1.8mgまでですが、サクセンダは0.6mg刻みで3.0mgまで上げる設計です。

切り替えた後は0.6mgから始め、1週間ごとに0.6mgずつ上げて5週目に3.0mgへ届く進み方になります。実際にどの速さで上げるかは、経過を見ながら医師が決めます。

ビクトーザで1.8mgまで上げていれば、サクセンダも1.8mgから始められますか?

同じ数字だからといって、そのまま引き継げるとは限りません。製品ごとに増量の手順が別に定められており、前の薬でどこまで上げていたかだけで決まる話ではないからです。

GLP-1受容体作動薬どうしの切り替えについての合意文書も、使っていた期間や量、始めたときの体験を踏まえて一人ずつ組み立てる進め方を勧めています。

サクセンダへ切り替えた後、吐き気などの副作用はまた出るのでしょうか?

増量をやり直すため、いったん落ち着いていた吐き気やむかつきが再び出やすい時期があります。多くは打ち始めと上げた直後に集まり、体が慣れるにつれて薄れていきます。

強い腹痛が続くときや、吐いて水分も取れないときは、次の診察を待たずに連絡する場面です。つらさが強ければ、同じ量で足踏みする判断もあります。

ビクトーザとサクセンダで、注射器や針は同じものを使えますか?

ペンは製品ごとに分かれており、目盛りの刻みも0.3mg単位と0.6mg単位で違います。手が覚えた回し方をそのまま持ち込めないので、切り替えた日は打ち方の指導を受け直します。

針はペン型注入器用の使い捨てを毎回新しいものへ替える点が共通です。どちらも1本に18mgの薬液が入っており、1日の量が増えるほど1本のもつ日数は短くなります。

ビクトーザからサクセンダへの切り替えは自分で決められますか?

切り替えを決めるのは医師です。承認された効能も想定される用量も違う薬へ移るため、体重と血糖の推移、持病、併用薬を確かめたうえで判断します。

手元にある薬を自分の判断で入れ替えると、試験で確かめられた設計から外れてしまいます。迷いが出たときは、次の診察でそのまま相談するのが早道になります。

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この記事を書いた人 Wrote this article

大木 沙織 大木皮ふ科クリニック 副院長

皮膚科医/内科専門医/公認心理師 略歴:順天堂大学医学部を卒業後に済生会川口総合病院、三井記念病院で研修。国際医療福祉大学病院を経て当院副院長へ就任。 所属:日本内科学会